高等学校英語 英単語/類義語 4500語レベル サブページ40

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標本(ひょうほん)

統計値の標本 sample

医学の組織標本など specimen


specimen は、sample とほぼ同義語(センチュリー)。

ただし、辞書などの用例を見ると、昆虫標本や、医学などの組織標本などに specimen を用いる用例が多い(センチュリー、ジーニアスで確認)。


たとえば医学検査用の「血液標本」「血液サンプル」は blood specimen である(旺文社、センチュリー)。

「血液標本」 a specimen of blood でもよい(ジーニアス)。

なお、医学検査用の「組織標本」 は a tissue specimen など(センチュリー)。

単語集では旺文社1900だけが紹介している。

東京書籍4500と桐原4500・5500には specimen は無い。


職業

職業 occupation

天職 vocation


vocational school で「職業訓練校」である。

「職業訓練校」の平易な言い換えとして、technical school という言い方もある(ジーニアス)。

なお、「職業訓練校」というのは、国にもよるが、日本の場合、普通は旋盤工などの技能を教育したり、あるいは簡単な経理などを教える学校のことで、都道府県などの自治体が用意している。

日本の場合、工業高校・商業高校などとは別に、自治体の職業訓練校がある。


旺文社によると「職業教育」 vocational education とのこと。

だが、上述の職業訓練校における教育のようなニュアンスがあるかもしれない。


一方、すでに企業に就職している新入社員などが受ける教育のことは、普通、 OJT (On the Job Training )という。OJTも英語である(ジーニアスで確認)。


名詞形 vocation は「天職」「職業」という意味。

単に「職業」といいたい場合、occupation (オキュペイション)で足りる。

海外旅行などで記入させられる職業欄にある項目名も、きっと occupation だろう。

動詞形 occupy には「占領する」という意味もある。なので、よく第二次世界大戦後のGHQ占領軍にかんする英語などで Occupied などの単語が出てくる。


occupy a town 「街を占領する」(ジーニアス)

occupy a village「村を占領する」(東京書籍)

のように使う。

occupy は「占める」という意味である。

be occupied with ~ で「~に従事する」である(旺文社、桐原)。


おそらく、そこから職業を意味する単語になったか。

なお、 be occupied with ~ は「~で忙しい」の意味もある(東京書籍、センチュリー)。だが、まずは「占める」から連想しやすい「従事している」で覚えるべきだろう。


鋳型(いがた)

mold , cast


mold は、鋳物(いもの)の型から、お菓子作りの型まで、なんでも使える。

旺文社ではmold はcastよりもあとのほうに書いてあるが、むしろ mold を先に教えるべきだろう。もっとも、旺文社本は出題順なので仕方ないが。

ジーニアスいわく、

「型を破る」 break the mold

とのこと(ジーニアス)。

なんと「型破り」は英語由来の表現だった。

歌舞伎の型だとか、武道の型だとか、そういうのい由来するとかの巷(ちまた)の言説は何だったのか。


さて、castのはなし。

鋳物という意味での cast (キャスト)は、人型の像の鋳物のこと。辞書ではジーニアスでもセンチュリーも、cast の例文は、人型の芸術作品である。

なので、お菓子作りとかには cast は使えない。

演劇などの「役を当てる」を cast という(旺文社)。

cast の対象は「人」に限るからか、mold との違いが分かれば、たとえば演劇などの「役を当てる」を cast というのも、連想しやすいだろう。

なお、東京書籍にも桐原にも、cast も mold も書いていない。

ほか、骨折などで当てる「ギプス」も 英語では cast である(旺文社)。

なお、ネットによると、ギプスはドイツ語またはオランダ語に由来らしい(深入りしない)。


ほか、matrix (マトリクス)という単語も「鋳型」だが、どの単語集にも書いていない。

日本の数学3Cあたりで習う「行列」が英語で matrix である。センチュリーだと、「行列」が matrix の最初に紹介してある。

ほか、レコードの「原盤」が matrix とのこと(ジーニアス、センチュリー)。

matrix は古くは「子宮」という意味である。実際、センチュリーには matrix の原義は(※ラテン語の)「母(Mater)」と書いてある。(カッコ内の「ラテン語の」はwiki側で追記。)


宗教の「教義」

dogma , doctrine


違いは、いちおうは違いがあるが、不明確。

ドクトリンのほうは、宗教だけでなく、政治のモンロー主義(the Monroe Doctrine)だとか(ジーニアス)、トルーマン・ドクトリンとかの用語でも使われる。なお、モンロー主義のドクトリンは大文字(ジーニアス)。

モンロー主義については 『高等学校世界史B/南北アメリカの発展』を参照せよ。
トルーマンドクトリンについては 『高等学校日本史B/冷戦の開始と講和』を参照せよ。

そういう影響からか、なんとなくdogma のほうが宗教上の信念が強そうな気もするが、しかし辞書を見ても、特に証拠はない。

センチュリーには、いちおう、dogma の項目に doctrine が「類語」だと書いてあり、『dogma, doctrine, creed はいずれも「教会」の定めた教理・教義をいうが、dogmaは証明の有無にかかわらず、信徒が絶対に受け入れなければならない真理」を意味する;』と書いてある。


しかし、ジーニアスに「政治上の信念」political dogma という表現がある。


桐原5500は、doctrine の項目に類義語として dogma を紹介するだけで、ニュアンスの違いの説明は諦めている。

旺文社に至っては、doctrine の項目でも、dogmaについては知らんぷりだし、そもそもdogmaを単語紹介していない。


ほか、生物学の遺伝の分野で、セントラル・ドグマ central dogma という専門用語がある。

wikibooks『高等学校理科_生物基礎/遺伝情報とタンパク質の合成#タンパク質の合成の過程


崇拝、賛美

adore, worship


両方とも桐原5500に、別々の単語として紹介しており、特に類義語としては紹介していない。

worship は旺文社1900と鉄緑にもある。

adore は、旺文社1400(緑)の巻末と鉄緑にある。


adore も worship も両方とも「崇拝する」「賛美する」の意味がある。ニュアンスの区別は難しい。

しかもadore も worship の両方とも、人を「熱愛する」の意味がある。

旺文社1400(緑)の巻末に adore があったので解説を読んでも、あいにく「尊敬に憧れの気持ちが含まれる。」とだけ説明しており、残念ながら worship との区別には役立たない。

なお旺文社1400の巻末は、respect, esteem, honor ,adore との違いを説明している。

つまり旺文社は、明言してはいないが、おそらくは、「宗教的信仰には worship を使え」、「尊敬と憧れには adore を使え」、というスタンスという事だろう。あくまで旺文社の編集員のひとりがそう思っている可能性があるとwiki側の編集者のひとりが推測しているだけなので、読者は自己責任で、どう使い分けるかを自分で考えよう。

語源としては、worship は、「worth 価値のある ship こと・状態」という語源(鉄緑、ジーニアス、グランドセンチュリー、)。

シップは、「友情」をフレンドシップ friendship とか言うのと同じものかと。


辞書などで調べた違いは、worship には名詞として「崇拝」「礼賛」などの意味もあるくらい。

たとえば「英雄崇拝」 hero worship である(ジーニアス、センチュリー)。

また、ジーニアスいわく、 sun worship 「太陽崇拝」とか the worship of idol 「偶像崇拝」など(ジーニアス、旺文社1900)。

なお、「偶像」idol と、「怠惰(たいだ)な」idle は別の単語なので、混同しないように。またなお、「偶像」idol と 「怠惰な」idle は発音が同音(旺文社1400)。


「太陽崇拝」は Worship of the sun ともいう(旺文社1900)。

そのほか、「金銭崇拝」とか(センチュリー)、「富と権力への崇拝」とか(ジーニアス)、そういう使われかたもする。英文紹介は著作権的に省略。

また、

「礼拝所」a place of worship

である(センチュリー、ジーニアス)。


なお、フランス語だと、adore にスペルの近い動詞が「大好き」の意味であり、割と使われる。よく市販のフランス語教材の入門書にもある単語であったりする。こういう事情があるので、フランスが消えないかぎり、英語の動詞 adore も残りつづけるだろう。


値する worth(形容詞), deserve(動詞)

価値 value


形容詞 worth は、辞書を見る限り、明言はされてないが、基本的には良いことに使う。


動詞 deserve は、悪い事にも使える(ジーニアス、グランドセンチュリー、鉄緑)。たとえば、「罰に値する」とか、「叱られて当然だ」(グランドセンチュリー)とか。

She deserve to be praised. 「彼女は称賛に値する」(旺文社、グランドセンチュリーに似た文)

He deserves to be punished. 「彼は叱られて当然だ」

または

You deserve the punishment. 「君は罰を受けて当然だ」(鉄緑、ジーニアス You の代わりに A person who steals )

のように使う。


A is worth ~ing 「Aは ~ するに値する」

よくある例文は

be worth reading 「読むに値する」(東京書籍4500、鉄緑)


「価値」そのものは value である。

value そのものでも「価値が高い」という用法もあるが、より確実に価値が高い事を言いたい場合は a high value としたり(旺文社1900)、あるいは valuable 「価値が高い」「貴重な」などの単語もある。

単語集では valuable は「価値のある」と訳されるが(桐原、鉄緑、東京書籍)、これは「価値が高い」という意味。


というか、日本語の「価値がある」という言い回しで価値の高さを言い表す用法自体、おそらく英語 value の真似。


日本語の「評価する」も似た用法で、高く評価することを、たとえば「君を評価する」とか「あなたを評価します」とか言ったりする。

中国語(中華人民共和国の言語)だと、「評価」に相当する中国語は、高評価とは限らないのが一般だとか。中国語の用法のほうが論理的には正確な言語体系だろう。

日本語の「評価」とか「価値」とか言った単語そのものが価値中立的ではない。


署名(しょめい)

signature, autograph


書類などにする、一般的な署名 signature (シグネチャー)

signature (シグネチャー)は発音注意。後半はネイチャーではない。

4文字の sign は、動詞では「署名する」の意味がある。しかし名詞としてはsignは 「印」、(道路などの)「標識」などの意味である(東京書籍3000など)。

つまり、名詞としての sign に署名の意味はない。


autograph (オートグラフ)は、いわゆる有名人の「サイン」のことであり(桐原3000のsign項目)、芸能人などがファンに贈ったりする署名のアレ。

なお、an autograph のように不定冠詞をつける場合は an になるのを忘れないように、


なお「自叙伝」「自伝」のautobiography (オートバイオグラフィー)は、語尾のyだけでなく、-bio-(バイオ)がついているのを忘れないように。



「定義」と「定理」

これは日本語の問題ですが、「定義」と「定理」は意味がまったく違います。


肯定 positive. affirmative


定義とは、要するに「語義」です。

英語でも、桐原3000で 「定義」definition を調べると、「定義」「語義」という意味が書いてあります。


いっぽう「定理」とは、たとえば「ピタゴラスの定理」とか、ああいうのです。

ピタゴラスの定理は、直角三角形について成り立つ定理ですが、べつに直角三角形の語義ではないでしょう。


「定理」に相当する英語は、高校の範囲外なので省略します。


definitely 「断固として」「確かに」などの意味をもつ単語が、桐原の検定教科書 EMPOWER II の P. 130 で紹介されています。

I definitely agree.

のような文章です。意味的には上記の例文は、agree を強調している、とでも覚えればよいでしょうか。

単語集では、東京書籍4500(意味のみ)と旺文社1900(意味のみ)と桐原5500で紹介されています。

昨今のカリキュラム改訂で、議論などの単元が増加したので、definitely も覚えましょう。

辞書では、「断固反対する」とか(ジ-ニアス)、「彼は明らかに間違っている」(センチュリー)とか否定の強調で definitely を用いています。

肯定を強める文脈で definitely を使うこともあります(桐原5500)。なので、definitely agree も正しい言い回しなのです。


典型的な例文は

be definitely wrong 「明らかに間違っている」

です(桐原5500、センチュリー)。

たとえば

「彼は明らかに間違っている」 He is definitely wrong.

となります(センチュリー)。


なお、「肯定的な」は affirmative (アファーマティブ)です(桐原4500巻末)。

検定教科書で桐原のEMPOWER 2 で affirmative が見当たりました。議論についての英語の単元で、affirmative があります。ほか、positiveの対義語の negative があります。

positive ⇔ negative

です。

なお動詞の「肯定する」は affirm です(東京4500のdeny(デナイ) 対義語)。


affirm ⇔ deny

とセットで覚えましょう。

また、形容詞については、

「肯定的な」affirmative ⇔ negative 「否定的な」

です。

ここでいう「否定的」とは、批判の意味ではなく、とりあえず「 意見に対して not (= 賛成でない)の立場である」という意味の否定です。


positive には、「確信している」という意味もあります。

affirmative との区別は、affirmative の「肯定している」とは、他人に賛成・肯定の意志が伝える状態のことです。

positiveの場合、結果的には他人が見ても本人が賛成・肯定などの状態であることは分かりますが、しかし本人に伝える気があることは必ずしも必要としてはいません。

たとえば、あるAさんが、Aさん以外の他人から見て「自信満々な」様子に見える状態を言いたい場合は、positive で表現します。

べつにAさん自身が「ぼくは自身満々だよ!」と宣言しているわけではないので、こういう場合は positive です。


そもそも動詞 affirm は、「断言する」「肯定する」という意味です。このように、語幹になっている affirm 自体が、他人に意志を伝えることを前提としています。


ただ、実際には、似たような意味で positive と affirmative が使われることも多く、その区別は日本人には難しいです。


数学の「(+3)×(+2)=(+6)」とかの符号の「+」は、英語では positive と決まっています。(鉄緑)

なお、鉄緑は説明していないですが、符号の「+」と演算子の「+」を英語では区別します。

演算子の「+」はaddです。


たとえば

「(+4)+(+2)=(+6)」

は、おおむね

positive four adds positive two equals positive six

のような読みになります。(細かい読みは間違っているかもしれませんが、大学入試でそこまで問われません)

adds の代わりに plus にする場合もあります。つまり


positive four plus positive two equals positive six


マイナスの表現は難しいので省略。


ほか、電気の正負も、それぞれ正が positive 、負が negative です。

ただし、電池については、ほかの呼び方もあります(アノードとかカソードとか)。かなり専門的になるので、アノードなどについては深入りをさけます。


そのほか、「司会」 chairperson (チェアパーソン)や、「討論者」debater (ディベイター)などの単語があります。まあ、ここら辺の単語なら市販の単語集にも掲載されていると思うので、市販の単語集を参照してください。


討論で「賛成」側のことを指す場合は affirmative で表す(ジーニアス、グランドセンチュリー)。

affirmative の対義語は negative である(ジーニアス、グランドセンチュリー)。

つまり、negative の対義語は2種類あり、positive と affirmative であり、文脈に応じて使い分ける必要がある。


「要望」と「要求」

demand, claim, request


「必要とする」 require


demand は命令的または高圧的に「要求する」ときに使う(旺文社1400巻末、桐原3000に「命令的」あり)。

経済学では「需要と供給」とかの用語で使うので聞きなれているが、しかし「要求する」の意味では少し高圧的なので、気をつけよう。

そもそも語源が de「強く」+mand「命じる」という由来である(センチュリー)。


claim については他のセクションで説明済み。

なお、センチュリーはdemand の「要求する」の意味を、claim と同じくらいの意味だと説明。

しかし桐原3000は、demand と claim はニュアンスが違うと主張しており、demand には命令的なニュアンスがあるが、claim には命令的なニュアンスがないと主張している。

このように、教材などによって細部の説明は違うので、あまり細かいことを丸暗記する必要はない。

いちおう、センチュリーのほうにも、claim の類語としての意味「(1)」とは別に、「(2)」の用法として「(命令的に)尋ねる」などの用例もあると紹介している。


センチュリー request をみた感じ、「これをやってくれたら、うれしいなあ」ぐらいの気持ちでする気軽な頼みごとは、request を使うのが良さそうである。


歌手とかの音楽コンサートとかのリクエスト曲も、英語で request である(センチュリー)。

ただし、センチュリーいわく「首相からの『要請』」だとか、ジーニアスいわく「同盟国からの軍事援助の『要請』」とか、そういうのも request とのこと。

つまり「要請」という日本語が、まあそういう意味で、国語辞典的な意味はともかく、形式的にはその「要請」は頼みごとだが、しかしその「要請」を発している人物・組織が権力者だったり上司だったりして、実質的には命令のようなもの、というのが『要請』であろう。

東京書籍4500でのrequest の例文は「警察からの要請」という例文である。


require は、「必要としている」というのが基本的な意味なので、要求とはやや違う。

いちおう、派生的に require で要求をすることもできるが、センチュリーの例文を見た限り、やや意味が強めであり、「命じる」という意味の場合もある(センチュリー)。


口頭の

verbal, oral

oral 口の

verbal 言葉の


oral は旺文社1900にある。

oral は、「口頭の」の意味もあるが、oral health 「口腔衛生」とかで覚えるべきである。

つまり、物理的な口のほうが oral である。

ただし、「口頭試験」のことを an oral examination というなど(ジーにアス、センチュリー)、物理的な口腔という意味でない例外もある。


verbal は、翻訳の都合で「口の」と訳されたり、いくつかの用法では「口頭の」の意味の場合もあるが、基本的には「言葉の」であると思ったほうがよい。

つまり、oral の違いとして、文字や文章などによるコミュニケーションでも、文字も文章も言葉であるので、それはverbal なコミュニケーションになる。

verbal communication 「言葉によるコミュニケーション」(ジーニアス、東京書籍)


辞書にはバーバル・コミュニケーションの意味が書いてないが、口での会話のコミュニケーションのほかにも、メールや手紙などの文章もバーバル・コミュニケーションに含まれる。


一方、オーラル・コミュニケーション oral communication だと、口での会話だけになる。

だから学校の英会話の授業は、基本的に oral communication である。1990年代、高校英語の英会話の授業の科目名が "oral communication" という名称であった。


ほか、verbal を使った慣用表現は、

verbal promise 「口約束」(ジーニアス、東京書籍)

など。

oral との違いを説明したばかりなのに、さっそく例外である「口約束」の登場で困る。しかし仕方ない。覚えよう。

ともかく、バーバル verbal の意味は基本的には「言葉の」である。

だから、否定形のノンがついている「ノンバーバル・コミュニケーション」は、つまり、ジェスチャーやらアイコンタクトやら、あるいは表情とか、ともかく言葉以外のその他の行動で意思を伝えることをノンバーバル・コミュニケーションという。

心理学や教育学などで、「ノンバーバル・コミュニケーション」という用語はよく使われるので、ついでに覚えておきたい。またこの用語を覚えれば、類義語 oral とのニュアンスの違いも覚えられて、一石二鳥である。



投げる

throw, pitch

まず、「投げる」の教育的に一般的な動詞は throw であろう(特に出典なし)。


pitch は、単語集では、旺文社1900に書いてある。東京書籍4500と桐原4500・5500には見当たらないマニアック単語である。

検定教科書では、三省堂 CROWN I の巻末 Appendix で pitch を見かけた。ただし、三省堂の検定教科書に pitch の意味が書いてあるので、事前に辞書などで調べる必要はない。


旺文社でも、「投げる」の意味でしかピッチを紹介していない。辞書をみても、特に throw と pitch とのニュアンスの区別は紹介されていない。

さて、pitch の典型的な単語は

a wild pitch 「暴投」

である(センチュリー、旺文社)。

野球の用語で投手のことをピッチャーと言うように、英語でも野球の投手は pitcher である(ジー二アス)。


そのほか、音楽では音の高さをピッチ pitch という。

典型の例文は

a pitch of one's voice 「声の高さ」

である(ジー二アスそのまま。センチュリーに似た例文)。

ほか、ジー二アスにもあるが、機械のネジのピッチ pitch と同じ単語であり、ネジのピッチ pitch とは一回転したときの前身距離のことであるが(ジー二アス)、そんなのが受験英語に出ることはないだろう。(なお、工業高校の機械系学科では習う。)

ついでに、工業的なことを言うと、飛行機や船の「縦揺れ」(たてゆれ)のこともピッチ pitch というとのこと(ジー二アス、センチュリー)。なお、横揺れは roll である(ジー二アス、センチュリー)。

pitch and roll とセットでいうこともある(ジー二アス)。


余談だが、野球の「オーバースロー」は和製英語で、英語では 野球のアレは overhand pitch になる。

つまり、野球用語の「投げる」は基本的に pitch である。

また、overthrow は、政府などを「転覆する」の意味である(ジー二アス)。

※ overthrow は高校の範囲外。桐原5500、東京書籍4500、旺文社1900のどれにもない。


典型的な例文は、

overthrow the government 「政府を倒す」

である(センチュリー、ジー二アス)。

なお、野球の「アンダースロー」は、英語では形容詞は underhand とのことです(ジー二アス)。名詞がどうなるかはジー二アスでは確認できませんでした。高校英語の範囲を越えている話題なので、これ以上は深入りしません。

ジー二アスによると、underhand などはアメリカ英語とのことですが、そもそも野球自体がアメリカ発祥のスポーツですので、やや特殊です。おそらく、アメフト(アメリカン・フットボール)の用語などのアメリカ英語の事情も同様でしょう。


戦略と戦術

strategy, tactics


ストラテジー strategy は普通、その戦争全体における用兵の手法を言う(センチュリー、ジ-二アス)。

一方、タクティクス tactics は普通、戦争内での個々の戦場での用兵の手法を言う(センチュリー、ジ-二アス)。

つまり、ストラテジーのほうが全体的(センチュリー)。

ストラテジーのほうを「戦略」、タクティクスを「戦術」と訳し分けるのが一般的。

あるいは、両方とも単に「作戦」と訳す場合もある。


戦争だけでなくビジネス用語などでも使われる。

「市場戦略」 a marketing strategy とか(東京書籍)。

「販売作戦」 sales tactics とか(旺文社)。


チェスなどボードゲームの戦略に strategy を使っても良い(桐原)。


tactics は桐原・東京書籍では紹介せず。


邪魔して遅らせる

hinder, (※範囲外)impede


英語で「妨害する」は prevent です。

英語で「邪魔する」は、たとえば interrupt です。


ですが「邪魔して遅らせる」を一語でいう単語は、これらとは別です。

動詞 hinder(ヒンダー) または動詞 impede (インピード)が、「邪魔して遅らせる」ような意味です。

旺文社1900に hinder があります。 impede は旺文社にもありません。ですが、後述の理由で、impede とセットで覚えるのが合理的です。

高校の物理2で電気回路を勉強すると、インピーダンス impedance というのを習います。koiru コイルを使うと、電圧の大きさはそのままで、電圧のタイミングだけを遅らせることができます。

おそらく impedance という用語にも、コイルなどによって信号の増減を遅らせるという意味が含まれているのでしょう。


電気抵抗のレジスタンス resistance という英語からついつい、impede も resist 「抵抗する」の類義語のような意味を想像しがちです。

しかし、抵抗と考えるよりも impede は delay 「遅らせる」の類義語と考えたほうが良いでしょう。ジ-二アスにも、impede は delay または prevent の類義語だと紹介してあります。

センチュリーで例文をみるかぎり、hinder よりも impede のほうが固い語です。

impede が和平会議が遅れてどうこうという例文なのに、hinder は友達からの電話で宿題が遅れてどうこうという例文です。

また、ジ-二アスに至っては、impedeでは例文を紹介していません。



影響する 動詞「影響する」 affect(直接的),influence(間接的),

名詞「影響」 effect, influence, impact

「影響を及ぼす」 exert, have an impact on A


influence は、人の思想や考え方に与える「影響」や、物理現象なら月の潮力への影響のような遠隔作用かつ比較的に低い割合の「影響」の意味の名詞、および、そういった「影響をする」の動詞にもなる。

そもそも influence の語源自体、人の中に(in)流れ込むもの、のような意味があり(旺文社、ジーニアス)、本来は人に使う単語であった。

have an influence on ~ で「~に影響を与える」

である(東京書籍、旺文社)。


桐原およびジーニアスは、influence を「間接的な影響」だとしている(桐原、ジーニアス affect)。

名詞 effect や 動詞 affect は、物理現象などでは、もっと直接的な影響を言う。

桐原およびジーニアスはは、affect は、直接的な影響だとしている(桐原、ジーニアス affect)。

東京書籍は、affectの例文では、人への影響を紹介していない。

人に対する場合、名詞 effect は薬の作用の意味だったり(東京書籍)、動詞 affect は病気の影響のことだったりする(桐原)。


しかし、名詞 affection は「愛情」「好意」の意味がある(桐原)。鉄緑を見ても、名詞 affection には、影響の用法は見つからない。

affection は、「影響」の意味にとってはいけない(鉄緑)。

ややこしい。英作文では affection を使った言い回しはなるべく避けるのが無難だろう。


動詞 exert (イグザート)は、力や権力などのあるものが、それらの力を使って影響を「及ぼす」という意味の動詞である(桐原、旺文社)。

exert A on B 「BにA(影響など)を及ぼす」

である(旺文社)。on ではなく in を使う場合もあるので、あまり暗記する必要は無い(東京書籍4500巻末)。東京書籍は exert を巻末おくり。

exert great influence on ~ 「~に大きな影響を及ぼす」

といった表現が典型的(旺文社、桐原)。


ほか、affect でも、鉄緑が下記の用法で「影響を及ぼす」と言えると言っているが、

have an affect on ~ 「~に影響を及ぼす」(鉄緑、)

しかし、辞書では確認できなかった(ジーニアス、グランドセンチュリー)。


impact は、強い「衝撃」と言う意味だが、影響という意味もある。

まず、強い「衝撃」の意味では、w:ジャイアント・インパクト説などの用語がある。ジャイアント・インパクトとは、数十億年前の地球に大型の衛星が衝突したとする説。一説には、それで月が出来たとか。

なお、恐竜が絶滅した原因の仮説のひとつとしても、ほかの星の地球への衝突があるが、これは(もし本当に星が衝突したとしても)ジャイアントインパクトとは別物の事件。


辞書によくある「衝撃」の例文は、車の衝突事故などの衝撃の例文(グランドセンチュリー、東京書籍)。著作権のため英語例文は省略。


さて、私たちは類義語の話だった。

辞書によくある例文は、「環境への(大きな)影響」で、

the environmental impact「環境に与える影響」(東京書籍3000)、

または

the ecological impact 「環境へ与える影響」(グランドセンチュリー)


「環境に」か「環境へ」かはどっちでも良い。

ただ、辞書を見ると「取るに足らない影響」 little impact とかもあって(グランドセンチュリー)、実際には、ジャイアントじゃない影響もあったり。


have an impact on A 「Aに影響を与える」(鉄緑、ジーニアス Aが him)

たとえば、

have an impact on A 「彼に影響を与える」(ジーニアス)


空(から)

empty, vacant


容器などが空(から)のことは形容詞 empty で表現します。

座席が開いている場合は vacant です(東京書籍、桐原)。


Is this seat vacant? 「この席は空いていますか?」(桐原、センチュリー)

とか

This seat is vacant. 「この席は空いています。」(ジーニアス)

のように使う。

vacant は、対象物に人がいないことを意味する(センチュリー)。

部屋の空室や、家の空き家にも vacant は使える(ジーニアス、センチュリー)。


empty だと、たとえば部屋が empty の場合、人だけでなく家具なども何もない状態の部屋だというニュアンスになる(センチュリー)。

しかし、実は「空席」を empty seat で表しても、間違いではない(ジーニアス)。同様に、単に人がいないだけの「空室」でも empty で表しても間違いではない(ジーニアス)。単に、empty room だと、読み手が、家具もなにもない部屋なのか、それとも人がいない部屋なのか、読み手には文字だけでは区別がつかない、という事だけである(ジーニアス)。

だから東京書籍4500でも桐原4500でも、 empty を割と前半で紹介している。いっぽう、vacant の紹介は、後ろのほうである。

empty でも代用できる。empty のほうが一般的な語である。

ただ、一般的すぎて、細かいニュアンスが empty では伝わらない場合もあるので、そういう場合は必要に応じて vacant など別の形容詞を使ったほうがよいかもしれない場合もある、というだけの事である。


さて、名詞 vacancy で「空席」「欠員」「空室」「空虚」などの意味(桐原)。


なお、vacant の対義語は occupied である。

vacant ⇔ occupied

vac- は「空っぽ」を意味し、真空 vacuum とか、休暇 vacation とかの vac と同じ語源である(センチュリー)。


想像する conceive, imagine

思いつく conceive

考え方 idea, concept

空想・幻想 fancy, fantasy


動詞 conceive 「思いつく」「想像する」という単語がある。

これは一見すると難しそうだが、実は名詞「コンセプト」 concept の動詞形であろう、と考えられている(桐原、旺文社)。

だが、東京書籍はそう紹介していない。

concept には「思いつき」などの意味は無いからだ(ジーニアス、センチュリー)。

それでも conceive は「思いつく」の意味で最初は暗記したほうがいいだろう。桐原などの単語集でも、「思いつく」を最初に紹介している(桐原、旺文社)。

なぜなら、conceive の「想像する」の意味については、使わなくても動詞 imagine で済む。辞書ジーニアス英和も、conceive の「想像する」の意味については、imagine と類義語だろうという見解である(ジーニアス)。

典型的な例文は

conceive a new plan 「新しい案を思いつく」

がある(旺文社、東京書籍)。

なお、idea と concept の違いは、idea が一般的な「考え方」という意味の語であるのに対し、concept はより抽象性の高い考えを意味する語であるので(センチュリー)、よく concept は「概念」などと訳される。


空想・幻想 fancy, fantasy

fancy は、よく「詩人の想像」のことを fancy という。


凡人の単なる空想のことを fancy でいう用法もあるが、それとは別に、誉め言葉として fancy を使う用法がある。


鉄緑いわく、「想像を超えた」ことを言うのに fancy を使うとの説を、鉄緑は提唱している。(なお、ジーニアスなどの辞書では確認できなかった)


fancy には、「高給な」「見事な」「手の込んだ」のような意味もある(旺文社、鉄緑)。

「高級レストラン」 a fancy restaurant (東京書籍4500巻末、旺文社)

なお、fancy の語源は、fantasy の短縮形(ジーニアス、グランドセンチュリー)。


fantasy については、幻想的な作品を、fantasy という例文が比較的に多い。

そこから派生してか、凡人の空想でも、本人がわくわくするような「空想」も fantasy という、


反応する

respond , react


ジーニアス react の項目いわく、respond と類義語とのこと。センチュリーを見ても、とくにreact と respond の違いは書いてない。

意味の区別は難しそうである。

生物学的な文脈で、刺激に「反応する」と言いたい場合、react が好まれる場合もある(センチュリー)。


名詞形 response は、普通、「応答」の意味。

ジーニアスいわく、response は answer よりも固い語。

名詞 reactor は「原子炉」のことである(東京書籍)。

原子炉のような明らかに違う意味をのぞけば、ニュアンスの違いを問うような出題は入試には無いだろう。


返事をする

respond, reply


reply (リプライ)は、手紙の「返事」や「返信」などで、よく使われる(ジーニアスの例文)。

しかし、respond でも手紙の「返事をする」ことを表現してもよく、センチュリーや東京書籍の respond の項目にそういう例文がある。

ジーニアスいわく、reply は answer よりも固い語。

SNSなどで「リプライ」などの表現をよく使うので、軽い表現かと思いがちだが、しかし辞書的には、answer よりも固い表現だとのことである。

よって、ニュアンスの区別は難しそうである。このため、入試では、respond と reply の区別を問うような出題は無いだろう。



全体の

entire, whole

ジーニアスでは entire のほうが強意的という。センチュリーはwhole はpartに対する語という。

東京書籍は、entire の項目で「(wholeと同義)」としている。



耐える

endure, withstand


endure は、人などが我慢して「耐える」の意味である。ただし、endure にも、派生的に、物などが「持ちこたえる」という意味もある(桐原、旺文社1900、ジーニアス、センチュリー)。

withstand は、丈夫だったりして「耐える」「持ちこたえる」のような意味だが、その他にも人などが我慢して「耐える」ような意味もある(ジーニアス、東京書籍の巻末)。

このため、入試的には endure と withstand の違いを問う問題は出されづらいだろう。

読解で出題の可能性があるくらいか。

鉄緑単語集に withstand は未掲載。

著作権の都合で例文カット。


首都と大都市

首都 capital 、

大都市 metropolitan


metropolitan area で「首都圏」の意味。

翻訳の都合で metropolitan (メトロパリタン)が「首都」となる場合もあるが、意味的には、首都のような「大都市」である。

「首都」そのものは capital である。

だから、首都から遠く離れた地域がその国の大都市の場合、metropolitan で言うのが適切だろう。

東京書籍がmetoropolitan を「大都市の」「首都の」として紹介している(東京書籍4500巻末)。

桐原3000・4500・5500と旺文社1900では見つからなかった。

(※範囲外)なお、metro (メトロウ)だけだと、パリなどの「地下鉄」のこと(ジーニアス、センチュリー)。

なお、capital の cap- は、語源的にはcaptain 「船長」「運動チームのキャプテン」「級長」の cap- と同じで、語源的には cap- とは「頭」を意味する(桐原3000、ジーニアス)。



陰影

shade , shadow


shade は、光の減量した(3次元の)空間である。

いっぽう、shadow のほうは、地面や壁面などに投影された、2次元の黒っぽい面のことである。


人の影を言う場合は、shadowを使う。

木陰などの「日かげ」は、普通は shade である。

ジーニアスいわく、ビーチパラソルの下は shade とのこと。


人の影には、shadeは使わない。なので、

なお、語源は shadow も shade も同じで「暗がり」という意味の語源だったので(ジーニアス)、語源からは区別できない。


いっぽう、shadowについて。

まず、人の「影」には shadow を使う。

だが、実は、shadowで「暗がり」を表現してもいい(ジーニアス、センチュリー)。家の北側の陰とか、夕闇を shadow で表現できる(ジーニアス)。

語源的にはshadowで「暗がり」を表現するのも正しいが、しかし現代英語の学習的には、shadowは「人影」を基準の意味と覚えておき、暗がりは二次的で派生的な意味だとするほうが、使い分けかたを記憶しやすいだろう。

なお、shade でも夕闇を表現できるが、ニュアンスが異なり、shadeによる夕闇の表現は雅び(みやび)な言い回しである(センチュリー)。


ただし、木についても、その木が地面にうつす影について言及したい場合もあるだろうから、その場合の言い回しの区別は容易ではない。本ページではそういう例外的なことについては深入りしない。

センチュリーいわく、人によって光が遮られている場合であっても、地面や壁などの2次元の投影面ではなく、その面にいたるまでの空間を言及したい場合なら、それは shade であるとのこと(センチュリー)。センチュリーがshadeの項目で絵つきでそう説明している。


桐原は、「形のはっきりしない陰」が shade だと説明している。

shade には、「微妙な相違」という意味もある(旺文社)。


だからか、絵などの色の濃淡の度合いや明暗の度合いも、shade という。

明るい青と、暗めの青のように、ふつう、同系統の色での、微妙な色合いの違いのことを shade という(センチュリー)。



話題・主題・論題など

会議などの話題 topic, subject

主題 main topic, subject

著作物のテーマ theme, subject


問題 problem, matter


topic は、よく「話題」 などと訳されるが、しかし井戸端話だけでなく、会議などの話題でも構わない(桐原)。

topic は、ひとつである必要は無く、ひとつの会議・相談中にいくつも topic があっても良い。

だから、「主な話題」にのみ限定する場合は main topic のように main をつける(センチュリー、桐原)。

ただし、派生的に topic のみで論文・講演などの主題・テーマを意味する用法もある(ジーニアス)。しかしそういう派生的な用法まで考慮すると暗記しきれなくなってしまうので、とりあえず「主題」は main topic であるとして覚えよう。


ジーニアスにある topic sentence 「トピック・センテンス」という単語も覚えたい。長い段落や章などの初めに、その段落の内容を1文でまとめた1行ていどの文章を英語では書くのが、読みやすい文章だとされる。

2022年、近年の英語教科書では、こういうのも教えるので、tipic sentence の単語も覚えておきたい。


theme (シーム)は、和訳では「主題」のほかにドイツ語風に「テーマ」とも訳されるが(東京書籍)、ではテーマとは何かという問題がある。

theme やテーマとは、会議などの話し合いではなく、論文やら小説やらの著作物を通して著者が語ろうとしていたり探求しようとしている物事をひとことでまとめたもの、であろう。

だから、論文のテーマとかも、theme である(センチュリー)。

東京書籍は、theme は「文章・芸術作品などの主題・テーマ」であると言っている。

ジーニアスの言うように、小説などの創作物に限らず、論文などのテーマも theme で良い。


ただし、subject にも、テーマという意味がある(ジーニアス subject)。


なお、テーマパークは英語でも theme park (シームパーク)である。

テーマ曲は theme song や theme music や theme music という。


「話題」のことを、topic ではなく theme で言っても良い(ジーニアス theme)。

このように、区別は難しい。

しかし、それだと覚えづらいので、とりあえずtheme の「話題」の意味は、派生的な用法だとしよう。

そして、派生的な用法で覚えるのではなく、とりあえず theme は「テーマ」として覚えよう。


issue (イシュー)は普通、トラブルなどの問題およびその問題点や、あるいは論争など、ともかく広い意味で何かのトラブルを抱えている場合に使う。

また、issue は、やや緊急である場合が多い(ジーニアス)。

ただし、「論争」から派生してか「論点」という意味もあり、このため会議などの「論点」でも issue が使われることもある(センチュリー)。

しかし、「論点」を言うなら point でも言える(ジーニアス)。

problem との違いは、issue は実際に議論している問題だというのが、センチュリーの見解。


subject は theme 「主題・テーマ」の意味でも topic 「話題」の意味でも使われるので、区別は難しいし、事実、ジーニアスもセンチュリーも、subject を theme や tipic を紹介している。

日本では「トピック」をよく外来語として使うわりには「サブジェクト」という外来語はあまり使わないが、しかし英語では subject のほうが意味が広いようだ。

subject はかなり意味が広く、会議や論文などの意味のほかにも、学校の「科目」とか、文法における文の「主語」だとか、君主に対する「臣民」とか、色々な意味がある。

日本であまり使われないのは、サブジェクトは意味が広すぎて不便だからだろうか。


matter はなにか困った「事件」や「問題」などであるが、しかし論文などの「主題」に matter を使ってもいい(センチュリー)。

講演などの「題目」を the subject matter という場合もある(センチュリー)。

では「題目」とは何かという議論は置いとく。センチュリーでも説明されていない。

問題などの意味のほかにも、「事柄」(ことがら)と言う意味もあり、たとえば

private matter 「個人的な事柄」(東京書籍3000、)

とか

personal matter 「個人的な問題」(センチュリー)

とか言う。

そのほか、熟語

as a matter of a fact 「実のところは」

など(東京3000、旺文社1900)、

ある。

慣用表現で、口語的に

No matter what happens, 「たとえ何が起きようとも、」

というのもある(東京3000,センチュリー)。


no matter ~ あるいは no matter what ~ だけなら「たとえ~でも」の意味(ジーニアス、東京3000)。

whatever などとの違いとして、no matter のほうが口語的である点がある(ジーニアス)。

what の代わりに how や which や whether などで no matter how ~などの場合もある。


安定した

steady, stable


steady には進歩などが「着実な」という意味もある(東京、旺文社)。よくstedy は「しっかりした」「着実な」と訳される。

steady には、継続的な感じのニュアンスがある。

だからか、「定職」も a steady job である(ジーニアス)。

「定収入」や「安定収入」は a steady income である(ジーニアス、センチュリー)。

経済で steady といったら、たとえば経済成長が着実だったり、経済回復が着実なのが steady である。

動きが安定しているのが steady (ステデイ)であるとされる(東京書籍)。


いっぽう、状態が安定しているのが stable である(東京書籍)。

stable には「びくともしない」という意味があるが(ジーニアス)、ただし、steady にも、信念などの「確固とした」という用法もある(ジーニアス)。このため、区別は難しい。

ほか、stable は、たとえば経済学の用語で ビルト・イン・スタビライザーというのがある。

このように、経済における stable という表現もあるが、ややニュアンスが steady とは異なる。


会議 meeting, session, conference

面談 session, conference


conference は、たとえば年一回の会議など(ジーニアス)、比較的に重要な「会議」という意味がある。鉄緑単語集いわく、「正式かつ規模の大きい会議」が conference とのころ(鉄緑)。

だからか、「国際会議」international conference や 「首脳会議」 a summit conference

などのように使われる(ジーニアスなど)。

conferenceには、医師などとの「面談」の意味もある(ジーニアス)。

しかし、セッションにも同様に医師などとの面談の意味もある(センチュリー)。

そのほか、

in session 「開会中」

の意味もある(桐原、センチュリー)。


The council is now in session. 「審議会は会議中。」(桐原)

だとか、

The congress is now in session. 「議会は今開会中である。」(センチュリー)

のように使う


「区別」と「差別」 distinction

これは日本語の訳語の問題だが、日本では「区別」と「差別」を使い分けるが、英語では両方とも distinction である。

なお、単語集ではdistinctionの項目には「差別」の意味が無い。英和辞典には「差別」の意味もある。


動詞形は distinguish で「区別する」である。

distinguish right from wrong 「善と悪を区別する」(桐原4500)

distinguish between right and wrong 「善悪の区別をつける」(東京書籍4500)

make a clear distinction between right and wrong 「正邪をはっきりと区別する」(ジーニアス)

のように使う。

形容詞は distinct 「はっきりとした」の意味。

しかし旺文社1900以外では、例文を紹介していない。東京書籍はdistinct一語の訳語だけ紹介。桐原4500は紹介せず。



明らか clear, obvious, apparent, evident

はっきりしている clear , distinct

取り除く get rid of , clear

(※ 別単元で説明済み)取り除く remove, eliminate

ろ過して除く filter


obvious は、「(見てすぐわかる意味での)明らかな」の意味であり(ジーニアス、グランドセンチュリー)、理由・事実などが明らかなときに使う(東京書籍)。

It is obvious that ~ 「~であることは明らかだ」 (旺文社1900、桐原4500、東京書籍4500)


evident は、証拠があって「明らかな」という意味です(桐原4500)。

だから「証拠」のことを evidence と言います。日本語でも最近は外来語で、学説の証拠のことを「エビデンス」と言います。

鉄緑単語集だと、語源が e = ex「外の」 、vid (見る)とあるが、しかしジーニアスで確認できなかった。

apparent は、視覚上の「明らかな」の意味だが、他の用法として「(実際はともかく)見かけは」「見かけ上の」という意味もある。このため、どちらの意味か分かりづらいので、evident を使うほうが分かりやすい、というのが辞書グランドセンチュリーの見解。

「出現する」の appear と、たぶん同じ系統の語。旺文社は派生語という見解。

なお、視覚的でない、論理上の「明らかな」でも、apparent を使うこともある(東京書籍、旺文社、ジーニアス)。


とりあえず、語源はともかく、暗記上の一番目の意味として、「視覚上の明らか」の意味で apparent を覚えておいて、そこから派生的に「論理的にも明らか」という用法も生じたと暗記すると、覚えやすいだろう(実際の語源の歴史がどうかは知らない)。


さて、apparent は下記の構文だと意味が強まり、「明白である」となる。

It is apparent that ~ 「~であることは明白だ」

となる(旺文社、東京書籍)。

しかし、副詞 apparently だと、意味が弱まり、

apparently 「(見聞きした感じでは)どうやら~らしい」

という意味になる(東京書籍、桐原、旺文社)。


このように、apparent は構文や派生する品詞の種類によって、意味合いの強さが変わってくる。


clear は「明らかな」の意味もあるが、「はっきりしている」の意味であり(ジーニアス、グランドセンチュリー)、その意味での最も一般的な語である(グランドセンチュリー)。

ジーニアスによると、「邪魔なものがない」のが clear の本来の意味とのこと(※ ただしグランドセンチュリーと見解が違う)。

とりあえず暗記上は、ジーニアス方式の「邪魔なものがなくて、(視界などを)さえぎるものがない」という意味で暗記しよう。

そうすると、そこから派生的に、形容詞「はっきりしている」とか、動詞「掃除する」とか、「(天気が)晴れた」、「(水が)澄んだ」などの意味も覚えやすい。


なお、「はっきりしている」の意味の場合、distinct がclear の同義語になる(ジーニアス)。

ほか、「澄んだ」(すんだ)の意味も clear にはある。

よく、声について clear が使われる。

Her voice is very clear. 「彼女の声はとてもはっきりしている。」(桐原3000)

in a clear voice 「よく聞き取れる明瞭な声で」(ジーニアス)


水water が clear というのもあるが、とりあえず見た目は透明だったりさえぎるものがない程度の意味にすぎず、はたして汚染が無いかどうかは不明(グランドセンチュリー)。汚染が無いことを言いたい場合は clean を使う。

動詞「片づける」「取り除く」の意味もあり、東京書籍3000、桐原4500が例文つきで紹介。

典型的な例文が、

Let's clear the table. 「テーブルの跡片付けをしましょう。」(東京書籍そのまま、ジーニアスに似た例文)

である。


「clear 場所 of 物」で、「(場所)から(物)を取り除く」


「clear 物 of場所」で同じく、「(場所)から(物)を取り除く」


暗記は、とりあえず from のほうを覚えておいて、「of は順序がfromの逆」とするのが覚えやすそう。


典型的な例文が、路上 road から何かを取り除く例文で

They cleared the road of fallen leaves. 「彼らは道路の落ち葉を片づけた。」(桐原4500、)

We cleared the road of snow. 「私たちは路上から雪を取り除いた。」(東京書籍4500、)


東京書籍には from のほうの例文もあるが、著作権のため省略。


なお、熟語 get rid of にも取り除くの意味がある。

clear ~ of も get rid of も、of の直後にくる語が、取り除きたいものである(桐原4500)。

このように前置詞 of には、「分離」「剥奪」の意味がある(桐原4500)。

当wikiの文法ページでも、分離のof は 『高校英語の文法/前置詞#of』で説明。


生物学や医学などで、なにかの臓器のろ過能力で「クリアランス」というのは、この「取り除く」の用法だろう。

さて、

(※ 別単元で説明済み)取り除く remove, eliminate

remove などは『高等学校英語 英単語/類義語 4500語レベル サブページ15』で説明済み。なので、今のページでは説明を省略する。


「ろ過して除く」は動詞 filter である(旺文社1900)。

ほか、旺文社しか紹介していないが、IT用語で「フィルターバブル」というのをよく使うので、覚えておきたい。情報系科目や公共科目などで「フィルターバブル」という用語を習っている。

ネットで閲覧する情報は、ユーザー個人の好みや消費動向によって自動的にカスタマイズされている事が多く、そのため、自分の考えと違う情報は入手しづらい。このような現象をフィルターバブルと言う。ここでいうバブルは泡。

「一見すると情報の海で世界とつながっているように見えて、実は小さい泡の中でネット上の生活を送り続けているにしかすぎない」的なアレ。

filter out ~ 「ろ過して ~ を取り除く」

filter out dirt in the water 「水をろ過して、ごみを取り除く」(旺文社1900、ジーニアス)


in the water でなく from the water でも良い。というか旺文社1900では from の例文。in はジーニアスの例文。


名詞としては filter 「ろ過器」「ろ過装置」「ろ紙」「浄水器」など。


ほか、動詞 filtrate という単語もあるが、旺文社でもジーニアスでも掲載はあるものの例文は無い。


フィルターバブルのほか、エコーチェンバーという用語もある。


エコーチェンバーとは、SNSなどで意見を集めようとする際など、自分と似たような考えの人ばかりフォローしたりするので、一見すると幅広い意見を集め散るつもりで結局はせまい意見しか集めておらず、それに気づかずに自分の意見が現実とズレて片寄っていくような現象のこと。

エコーは「山びこ」や「音響」。チェンバー chamber は「特定の目的の部屋」(旺文社1900)、「特別な用途の部屋」(グランドセンチュリー、)。

これまた、旺文社しか chamber を掲載しておらず、東京書籍・桐原は不掲載。鉄緑すら不掲載。

なお、実際の発音は実は「チェインバー」である。旺文社は、発音注意として丸「発」マークを付けている。

さて、chamber には「会議室」のような意味もある。

「エコー」と言うが、しかしエコーチェンバーではSNSなどでの他人との交流があるし、自分の意見ではなく一応は他人の意見をあつめている。ただ、その集めた意見のサンプルが片寄っているというだけ。エコーチェンバーと言う場合、直訳は「音響室」のような感じだが、しかし内容は、変人同士での会議室のようなもの。

なお、ほぼ同じ意味の心理用語で「確証バイアス」(confirmation bias)というのがある。こちらのほうがより一般的な語では? ただまあ、「確証バイアス」は心理学的な色々な文脈のある用語なので、高校生にとっては学習負担が大きい(心理学の学習負担があるので)。なので、心理学を無視できる「エコーチェンバー」や「フィルターバブル」のほうが高校教育的に好まれる事情もまあそれなりに合理的である。

どの分野でも、新しい用語のほうが使いやすいのです。新しく広まった技術・知見は、必要性があって出てきてるんです。なにか古い技術・知見のままでは不都合、不便さがあったんです。なので、新しいものは通常、良いものだ。

エンタメ娯楽の流行とかなら一過性で、あまり良くないものかもしれないが、しかし学術とか技術とかはそうではなく、また世界で通用するものなら、基本的に新しいものは通常は良いものでしょう。


さて、フィルターバブルとエコーチェンバーといった情報系に使われる語を旺文社は選んでいる事から、もしかしたらそういうのを旺文社1900では掲載基準の一つにしている可能性があるかも。


さて、「明らかな」の意味での clear は、なにも視覚上だけでなく、論理的な明らかさの場合にも用いてよい(旺文社)。このため、 obvious など他の用法との区別はつきづらい。

It is clear that ~ 「~だということは明らかだ」(東京書籍3000、旺文社1400)


偏見 prejudice, bias

固定観念 stereotype


「偏見」の一般的な語は prejudice だろう。

bias は初等的であるが、「偏見」以外の意味でも使われる。


racial prejudice 「人種的偏見」(東京書籍、桐原)

単語集でよくあるのは、女性に対する偏見の文。

prejudice は「先入観」と訳す場合もある(鉄緑、ジーニアス、グランドセンチュリー)。


bias 「先入観」「偏見」(東京書籍4500巻末、桐原4500は「傾向」もアリ)

bias の場合、必ずしも反感とか限らず、好意でも良い(グランドセンチュリー、ジーニアス)。

いっぽう、prejudiceは普通、悪い意味に使う(ジーニアス bias)。

このためか、bias は「先入観」を第一の意味としている辞書・単語集も多い(桐原4500、東京書籍4500巻末、ジーニアス、グランドセンチュリー)。

しかし、難関大受験むけの単語集である旺文社1900および鉄緑単語集では、「偏見」を第一の意味としており、しかも「先入観」の紹介が無い、


prejudiceは、語源としては pre(前の)+ judge(判断する)みたいなスペルの単語だし、ジーニアスにもそう書いてあるが、しかしあまり日本語の先入観の用法には近くない。


単なる先入観と、stereotype 「固定観念」(発音は「ステリアタイプ」が近い)との違いは、stereotype とは一般に、個人ではなく社会全体の先入観のこと。

日本の音楽ファンやスポーツファンの間では「黒人はリズム感がある」とか見られてるとか(実際はどうか知らない)、そういうのがステレオタイプ。日本語でも外来語として「ステレオタイプ」という。


1980年くらいのアメリカだと「日本人はメガネ率が高くて出っ歯」とか。

今でもグランドセンチュリーで stereotype を調べたら「日本人の観光客は眼鏡をかけカメラを持っているという固定観念」という例文があるくらい。

「ドイツ人は理屈っぽい」とか、「A型の人はマジメ」とか「日本人はマジメ」とか「スペイン人は情熱的」とか、そういうのも固定観念でステレオタイプ。

ジーニアスによると、通例、stereotypeはけなして使う、とのこと。ただ、グランドセンチュリーはその見解には立っていない。

旺文社1900 stereotype は「たいていの外国人は、日本に対して肯定的な固定観念を持っている。」という例文。

旺文社は、ジーニアスのような見解には立っていない。


「でも、『ジェンダーバイアス』って言うじゃん? これはステレオタイプなんじゃないの?」とか突っ込まれたら、難しい。

詳しい事は知らない。知りたい人は、受験が終わったら自分で勝手に調べて。


桐原と東京書籍の3000語レベルと4500語レベルには stereotype は無い。

高校の公民の『公共』教科書でも、清水書院の教科書で「ステレオタイプ」という概念が解説されていたり。『中学校社会 公民/世論とマスメディア



道 road,

その他の道 path, aisle


aisle は「通路」と訳されるが、電車や劇場などの通路部分のことである。

an aisle seat で「通路側の席」である(旺文社1900、鉄緑)。 a window seat は「窓側の席」である(東京書籍4500、鉄緑)。


path は、「小道」と訳されるが、しかし一般的な小道ではない。

森の「小道」や公園などの道は path である(ジーニアス)。なお、pathは東京書籍4500、鉄緑などで紹介されている。


aisle も path も、一般的な道をあらわす単語ではない。

一般的な「道」のことを言いたい場合は、普通に road というので良さそうだ。

なお、街路ぞいの「歩道」は米国 side walk, 英国 pavement である(ジーニアス)。


積み重なってる何か

pile , heap


柱 pillar(範囲外), 円柱 column

鉄緑単語集およびグランドセンチュリー heap およびジーニアスpileいわく、

きれいに積み重なったのが pile
乱雑に積み重なったのが heap

とのこと。

オックスフォード3000や5000を見てみたら、pileはあるのだけど heap が無い。

オックスフォード3000よりも鉄緑のほうが役立つ。

だいたい、シガレット cigarette (煙草のこと)とかそういう生活英語ばかりがリストアップされてるので、あまり日本人には勉強にならない。

まあ、一度は cigarette とか目にすべきかもしれないが、あまり単語集とかで深入りする必要は無い単語である。

海外の英語教育は、日本と違ってあまり単語一つ一つの深入りをしないのでしょう。

単語に深入りする勉強をしたい日本人は、普通に市販の英単語集で勉強したほうが良いです。


よくある例文は

「本の山」 a heap of books , (または a pile of books ) 

である(鉄緑、グランドセンチュリー、)。

柱を英語でピラー pillar と言い、これがpile と語源が同じなので(グランドセンチュリー)、基本的には pile は柱のようにきれいに積み重なっている状態をいう。

ジーニアスだと、語源の見解が異なる。暗記に役立たないので紹介しない。


pile は動詞もあり、「積み重ねる」「積み重なる」の意味。


ほか、

a pile of ~ 「たくさんの~」(旺文社、ジーニアス)


「山のように多い」とか日本でも言うが、それ似た用法。


範囲外だが、

乾電池を dry piles

ボルタ電池を a voltaic pile

という(ジーニアス)。

電池も柱のようにまっすぐでしょう。そういうのが pile です。

ボルタ電池については今や中学の理科で習っているはず。


柱 pillar, column

column (「カラム」)は、柱としては「円柱」。

新聞の「コラム」なども同じ単語であり、column である。

もともと新聞などの「縦の欄」をコラム column と呼んでいたらしいが、その縦の欄では短めの評論をしていたので、次第に新聞や雑誌などのなかにある短い評論の記事そのものをコラムと呼ぶことになった。

column もれっきとした受験英語であり、東京書籍4500巻末および旺文社1900にある。鉄緑と桐原には無かった。

余談だが、ジーニアスによると、新聞の「スポーツ欄」も a sports column である。

旺文社 column の和訳のひとつに「(新聞などの)欄」とあるのは、このことか。


数学の「行列」の行(row)と列(column)のちがい

さて、受験範囲外だが、表などの縦の並びのことも column (日本では「カラム」と読むことも多い)という。

現代、パソコンなどで表(table)をつくる場合もあるが、その場合でもコードを書く場合などで縦の並びを指定する場合は column という単語を使う場合もある。なお、横の並びの呼び方は row (日本では「行」)である。

数学の「行列」計算の縦の並びも、英語では column (日本では「列」)である。なお、横の並びの呼び方は row (日本では「行」)である。


「行」の字の右上の「二」みたいな部分が横に平行になっているので、これを横の並びにあてはめている。

同様、行列の「列」の右の「リ」みたいな部分が縦にほぼ平行っぽい形なので、これを縦の並びにあてはめている。

表をつくるときの縦の並びと横の並び方の呼び方と同じ。

※ なお、高校の数学で行列を教えていた時代のwikibooks教科書については『旧課程(-2012年度)高等学校数学C/行列』にある。


excel 「超える」の語幹 celも、column の語幹 colと同じ(鉄緑)。excel の 語幹 cel は「高くそびえたつもの」という意味(ジーニアス、)。だからexcel 全体は、「他の物を超えて、高くそびえたつ」という語源。

「他の物を超えて、高くそびえたつ」→「他の物を超える」→「超える」

とすれば、まあ理解しやすいだろう。

--- 不器用・ぎこちない

awkward, clumsy


ジーニアスいわく、clumsyには、けなすニュアンスがある場合もあるとのこと。


高校生は awkward を使うほうが無難だろう。

なお、clumsy は旺文社1900では巻末あつかいで、英検準1級の単語のとのこと。いっぽうで awkward は本文で扱っている。

このように、受験勉強では、なるべく基礎的な単語から順番に学んだほうが、礼儀正しい英語を学びやすい。


だから、大学入試の総合型選抜とかで英検準1級とか要求している私立大学って、あまり礼儀正しくない英単語の勉強を要求しているんですよね。

文科省などの機関が英検「2級」あたりの単語を高校卒業レベルとしているのは、伊達じゃない。文科省ってそれほどまでに頭いい。

評論家などに文科省が批判されるのは、相手を油断させるために文科省が頭悪そうなフリしてるだけ。こういうヤツを「猿面冠者」(さるめんかじゃ)という。


よくある例文は

be awkward with ~ 「~を使うのが、ぎこちない」

辞書では熟語としては紹介されてないが、しかしジーニアスにもグランドセンチュリーにもこの用法があるので、熟語として提唱する。なお、旺文社1900でも同様の熟語を提唱をしている。


He is still awkward with knife and folk. 「彼はまだナイフとフォークを使うのがぎこちない」 (グランドセンチュリーに似た例文)

he is still awkward with chopsticks. 「彼はまだ箸(ハシ)を使うのがぎこちない」 (ジーニアスそのまま。ほか、旺文社を参考)

なお、ハシは棒が2本あるので複数形になる


awkward には「気まずい」の意味もあり、しかも受験に出るのはこっちのほう(旺文社1900で意味を優先、鉄緑で意味を優先)。


awkward silence 「気まずい沈黙」(旺文社、鉄緑、グランドセンチュリー、)

よくある例文は、

There was an awkward silence. 「気まずい沈黙があった」(旺文社、グランドセンチュリー、)

ほか、

awkward question 「厄介な質問」(旺文社)、「気まずい質問」(グランドセンチュリー)


なお、clumsy には、気まずいの用法は無い。


悪名高い

notorious, infamous


グランドセンチュリーでは infamous は例文なし。

辞書で確認すると、たしかに両方とも「悪名高い」の意味がある。、

旺文社1900と鉄緑が、notorious と infamous が類義語として紹介。

旺文社では、notorious のほうを受験英語としている。infamous 単独の項目、は旺文社には無く、notorious の項目のみで infamous は紹介されている。

辞書を見ても、あまり説明が無い。


若者や青少年

adolescent , youth

  • adolescent
旺文社いわく、adolescent 「13~18歳の若者」。
グランドセンチュリーいわく adolescent「12,3歳から20歳前後まで」。グランドセンチュリーいわく「青春期」とも。
鉄緑いわく、adolescent「思春期」「青春期」とも。(「青年期」ではなく)「青期」なので注意。
ジーニアス adolescent「10台の若者」

なお、 桐原4500、東京書籍4500はadolescent を紹介せず。


  • youth

youth は「若さ」をあらわす一般的な語である。young「若い」の名詞形だと思ってよい。

本単元では、若者としてのyouthの意味について、調査・報告をする。、

グランドセンチュリー「青年」「青春時代」「若さ」「若い事」など(他にも意味が多いので抜粋)。
東京書籍4500いわく「若いころ(10代を指すことが多い)」「若さ」
桐原3000いわく「青春時代」「若者」「若さ」
旺文1200いわく、「青年時代」、「若者」、「若さ」

東京書籍以外は年齢を指定していない。

おそらくだが、youth は、意外と20歳くらいまで年をいってる人にも使えそうである。


10台については、旺文社1200いわく、

teenager

という別の単語がある。


かつて20世紀、ユースホステル youth hostel という青年のための宿泊施設があり、21世紀では年齢に関係なく宿泊できるようになっているらしい(詳しい事は知らない)。ホテルじゃなくて「ホステル」なので、混同しないように。

「YMCA」とは本来、w:キリスト教青年会のことで、ここがユースホステルを運営していたのが有名だった(最近はどうか知らない)。

なお、YMCAのYMとは Young Men のこと。辞書を見ても Young Men という単語は無かった(ジーニアスとグランドセンチュリーの両方で確認)。

参考文献 編集