ウィキブックス・スクール/高校英語/基礎/1
こんばんは。ウィキブックス・スクール英語基礎 第1講になります。
講座の組み立て方としては
- ライティング 7題
- リーディング 1題
となっています。
ちょっと講座の受け方について。
まず、ライティングが終わった段階で、リーディングに移るのですが、その際リーディングの文章を全文ノートに書き写してください。行間は2、3行空けとくといいかもです。
それから板書ですが、ここに載せている画像のような感じでとってみると、音読の時に役立ちますよ。詳しいやり方はそれぞれのとこで解説するので、まあ、読み進めて。ただ、一つ留めておいてほしいのは、必ずメモをとってください。いくら面倒でも、メモはとってくれないと、あんまり、理解はできないんじゃないでしょうか。
正直な話、このページをバーっと下にスクロールするだけで学力がつくんなら、誰も苦労しませんよ。だから、頑張ってメモをとりましょうね。
復習については、また後で言います。それではライティングをやっていきましょう。
ライティング
編集ライティングは7題あります。しっかりメモをとって。それでは問題をみましょうか。
- ここからシドニーオペラハウスまではどれくらい遠いですか?
- リンダはあの頃、いつもギターを弾いていた。
- スマホを探しているの。どこにあるか知ってる?
- 来月から海外旅行に行きます。
- ご機嫌いかが?-ありがとう。とてもいいわ。
- 近頃の株相場の上昇についてどうお考えですか?
- オレたちと野球観に行かない?-行きたいなあ。
難しいですね!6番なんて、どうやるんでしょうね。経済学とか学びたければ、避けては通れないんじゃないでしょうか。いろんな文法事項が混じっていて、これから詳しく取り上げていくのも含まれているんですが。
1番
編集ここからシドニーオペラハウスまではどれくらい遠いですか?
えー、オーストラリアとかで使うんじゃないでしょうか。これが使えるとそれなりに役立つでしょう。まず、「どれくらい遠い」という表現ですが、「how far~」という表現を使います。疑問詞ですので文頭に置き、
How far
になります。そして疑問文ですから、この後に「動詞」「主語」と続くわけですね。「is it」になるんですが、これは、「困ったときに置く主語、動詞」です。ちょっと解説します?
例えば、「今日は暑いです」と書きましょうか。今からヘンな文を書きます。
Today is hot.
これだと、ニュアンスが「『今日』というのは暑い」になりかねません。というか、なります。流石におかしいですよね。これだと困るので、主語をItにし、
It is hot today.
になるわけです。「今日」とか「距離」とかいった概念を主語にするのはあまり勧められないというところですかね。
同様の理由で、1番も、疑問文の動詞・主語がis itになり「How far is it~
」になります。
次に、「ここからシドニーオペラハウスまで」ですが「from here to the Sydney Opera House
」です。「from A to B」で「AからBまで」、重要表現なので必ず覚えてください。
この二つを繋げるともうできましたね。解答はこのようになります。
How far is it from here to the Sydney Opera House?
ついでにHowを使った重要表現を一通りおさえてください。ちなみにHow単体では「どうやって」とか「どんな感じで」という意味です。「How far~」はもういいですね。「どのくらい遠い?」です。下の表も、わかんないのだけでいいですから、絶対にメモして。
英語表現 | 日本語の意味 |
---|---|
How long~ | どのくらい長い |
How many~(名詞の複数形) | どのくらい多い(可算名詞に使う) |
How much~(不可算名詞) | どのくらい多い(不可算名詞に使う) |
How many times~ | 何回 |
How soon~ | どのくらい経過したら |
How often~ | どのくらいの頻度 |
2番
編集リンダはあの頃、いつもギターを弾いていた。
なんだか哀愁漂う文ですね。「used to」を使ってもいいんですが、ここでは過去進行形の特別な使い方を使ってみましょう。
現在進行形については流石にいいですね。be動詞の後に動詞のing形がつくだけです。過去進行になると、ingの前のbe動詞が過去形になると。
で、繰り返されることは進行形でも表せるんです。このとき、頻度を表す単語と一緒に使います。例えばusuallyとかevery dayとかが、「頻度を表す単語」ですね。これは現在・過去どちらでも使えます。
リンダは「Linda
」、女性の名前です。結構目にしたことがあるんじゃないでしょうか。で、「いつもギターを弾いていた」を特別な過去進行で表すから
Linda was always playing the guitar
となります。楽器の前にはtheが付くんでしたね。この文に「あの頃」を入れます。この表現は大事ですから、「この頃」と一緒に覚えてください。
- あのころ→those days
- このころ→these days
簡単ですね。「あの」がthat、複数形にするとthose、前が複数形ですから後ろのdaysも複数。「these days」も同様です。
文末に入れると仕上がりますね。
Linda was always playing the guitar those days.
alwaysとかusuallyとかoftenとかがどこに来るかは分かってますか?be動詞の後ろ、一般動詞の前です。
3番
編集スマホを探しているの。どこにあるか知ってる?
前半は簡単じゃん。「探す」はsearch forでもいいですが、それだとちょっと格式張ってるので「look for」にしましょう。スマホは「cell phone」ですね。「mobile phone」でもいいですよ。
「探している」は進行形にしときましょうか。スマホは多分その人のものでしょう。さすがにスマホを2つ持ってて両方失くしたなんてのはないでしょうから「cell phone」は単数形でいいですね。
I am looking for my cell phone.
「cell phone」は「mobile phone」でもいいですよ。
続いて後半部分です。いわゆる「間接疑問文」というやつですね。まず「主節」(文全体の主語がある文節)を書いてみましょう。この分の主語は、和文では省略されていますが多分「あなたは」でしょうね。分かりやすいように和文を書き直すと「あなたはどこにそれ(スマホ)があるか知ってる?」になります。
文全体の主語「あなたは」に対応する述語は「知ってる?」になりますか。合わせて「あなたは知ってる?」になります。その部分をまず書きましょう。疑問文ですから、
Do you know〜〜?
になります。簡単ですね。ここに「どこにそれ(スマホ)があるか」を付け足します。「どこにそれがあるか」の方がわかりやすいでしょうか。この「どこにそれがあるか」は、英語にすると疑問詞が入るので「疑問詞節」とでも呼びますか(正式名称じゃないですよ)。ここを普通に書けば「Where is it
」なんですが、これは、間接疑問文の疑問詞節です。間接疑問文の主節じゃないとこ(たいてい疑問詞節)は、普通に主語・動詞の順で並びます。
別に大して怖がることでもなくて、和文が「どこにそれがあるか」でしょ?「Where is it?」だと「それはどこにあるか?」と訳せます。一方、「Where it is」だと「どこにそれがあるか」になります。前者をこの問題の主節につけると「どこにそれがあるか?あなたは知ってる?」一文の中に二つも疑問があるのはキモいじゃん。そういうこと。
これに従って書き換えると、疑問詞節は「Where it is」になります。これを繋げて、解答は
Do you know <where it is>?
になります。オレンジの三角で囲われているところが「疑問詞節」です。ちゃんと「主語(ここではit)・動詞(ここではis)」の順に並んでいますね。3番全体の答えは、二つを繋げるとできます。
I am looking for my cell phone. Do you know where it is?
4番
編集来月から海外旅行に行きます。
未来の話ってやつですね。「be going to」と「will」の二つがありますが、ざっくり違いを解説しましょうか。
- be going to→前から決めていること
- will→今決めたこと
この時系列は、だいたい主観で構いません。今回の場合、まさか当日になって「よし、海外に行こう。」なんて人はいないでしょう。よって「be going to」を使います。
主語は一人なのか複数人なのかわかりませんね。どっちでもよいということを表すため、解答中では「 [ I/We ] 」みたいな感じでスラッシュで区切って表しますよ。大カッコは「ひとまとまり」を表します。IとWe、どっちをメモしていただいても構いません。両方書きたいなら、スラッシュで区切らずに上下に分けて書いたほうがいいと思いますよ。
話がそれましたね。「海外旅行」は「travel abroad」くらいでいいでしょう。「abroad」は「海外」です。「abroad」の前に「to」は要りません。そして、「来月から」は「from next month」です。「From A to B」とほぼ同じ用法ですね。よって解答はこうなります。
[ I/We ] are going to travel abroad from next month.
5番
編集ご機嫌いかが?-ありがとう。とてもいいわ。
えっと、これは慣用表現になりますね。よく挨拶で聞くでしょう、「How are you?」で全く問題ありません。ただ、皆さんには「ちょっとネイティブっぽい英語」を覚えてもらいます。簡単です。「How are you」の後に「doing」か「today」をつければいいのです。どっちでも構いません。
How are you [ doing/today ] ?
件の「どっちでもいい時は大カッコスラッシュ」で表しました。メモするときは4番で書いた方法に従ってください。
で、これに対する返答です。皆さんは「I'm great.」とか、たまに「I'm fine, thank you.」とかを習ってきたんじゃないでしょうか。こんないちいち主語動詞のある文を作ってなくていいので、これで済ませましょう。
Good, thank you.
または、
Really Good.
どちらでも返答として成立します。もちろん「Really good, thank you.」みたいに繋げてもいいですよ。
How are you [ doing/today ]? - Good, thank you. / Really Good.
和文の返答が「ありがとう。とてもいいわ」なので「Good, thank you.」のほうがいいでしょう。
6番
編集近頃の株相場の上昇についてどうお考えですか。
はい、難しそうなやつです。でもこんなのにいちいちびびってたらキリがないので、文を分割して書いていきましょう。
まず、文全体の主語は、やっぱり省略されてますが「あなたは」でしょうね。それに対応する述語は「どうお考えですか」。ここで注意してほしいんですが、「どう」が「how」なので「How do you think〜〜?」にしたいのは分かりますが、違います。「どう考えますか」は、「What do you think〜〜?」です。絶対に覚えてください。どうしても「How」を使いたい場合は、「How do you feel〜〜」、「どう感じますか」になります。太字で表した二つは絶対にメモして。今回の場合、主節は、「どう考えますか」に「ついて」がくっつくので「What do you think about〜〜〜?
」になります。「about」は「of」でもいいですよ。
で、「近頃の株相場の上昇について」。修飾節と呼びましょう(正式じゃないと思うなあ)。「ついて」は主節の方で「about」にしましたからもういいですね。「近頃の株相場の上昇」ですが、
- 株相場→(the) stock market
- (相場の)上昇→rise
- 近頃→recently
ですね。メモしてくださいよ。「近頃」はライティング2番でやった「these days」でも大いに結構です。解答では、大カッコスラッシュで表しましょうか。この3つの要素を並べてやると
the stock market has been rising [ recently/these days ].
以上が、修飾節になります。ピンクの文字のところは所謂「現在完了」、要は「継続」の文法ですね。2、3回くらい後にとても詳しくやるから大丈夫です。とりあえず「have + 動詞の過去分詞=現在まで続く継続」とだけ覚えておいてください。
主節と修飾説をくっつけてやって、
What do you think [ about/of ] the stock market has been rising [recently/these days]?
になります。なんてことなかったですね。
7番
編集オレたちと野球観に行かない? - 行きたいなあ。
えー、皆さんが外国に留学して、現地に友達ができて、野球を観にいきたくなった時に、これが分かんないと何もできませんね。他人を誘う慣用表現としては「Shall we~」「Let's~」とかいろいろありますが、ここでは「Why don't~」を使ってみましょう。ちなみに「Why don't~」は「Why not~」と同義です。どっち使ってもいいですよ。文全体の主語は、やっぱり省略されてるけど「あなた」、「you」でしょうね。「don't」の後にくっつけて「Why don't you~
」これが主節になります。
その後に「オレたちと野球観にいく」を付けましょう。「観に行かない?」の「ない?」まではもう主節で言ったのでいらないですね。「野球」は野球の試合でしょうから、「野球の試合」が「the baseball game」、「観にいく」が「go to see」、「オレたち」が「with us」です。並べて「go to see the baseball game with us
」になりました。主節とくっつけて
[ Why don't you/Why not you ] go to see the baseball game with us?
です。
それに対する返答「行きたいなあ」。ただ答えるだけじゃないですね。否定疑問文に対する返答。質問に「don't」が含まれてるので、実は上の質問文は否定疑問文という、それなりにややこしいものだったんですね。どうします?「はい、いきたいです」だから「Yes, I want to go to see the baseball game with you」と全部書いたけど、そう答えます?それとも、「いいえ、行きたいです」だから「No,I want to~」のほうがいいのかしら?
だんだんこんがらがってきましたね。否定疑問文に対する返答は、質問文のnotを消して考えましょう。すると、先程の「Yes, I want to go to see the baseball game with you」でけっこうです。このうち「go to see~」から先は質問文の方で言ってるので消しちゃいましょう。解答は、
[ Why don't you/Why not you ]go to see the baseball game with us? - Yes, I want to.
です。なんてことないですね。
ライティング総確認
編集7問のライティング解答を、一気に確認しましょう。
- How far is it from here to the Sydney Opera House?
- Linda was always playing the guitar those days.
- I am looking for my cell phone. Do you know where it is?
- We are going to travel abroad from next month.
- How are you doing? - Good, thank you.
- What do you think about the stock market has rising recently?
- Why don't you go to see the baseball game with us? - Yes, I want to.
しっかりメモをとっていただけたでしょうか。
えー。
復習ですが、何をなさっても結構です。と言っても「ちゃんと復習しようね!」なんていわれたって何していいかわからないですよね。音読で結構です。ライティングとリーディングの文章を、毎講座ごとに7回ずつ。最終的には20回音読していただきます。巷で言われている「正しい音読法」などは気にしないでください。あれは上級者向け、英検2級でも早いくらい。
音読にあたって、必ずネイティブの方の発音を聴いてください。Google翻訳に通せば一応確認できます。後は自分のペースで、ゆっくり音読していきましょうね。どんなに下手でもいいです。メモと音読、この2つさえやっていただければ結構ですよ。
あの、言ってしまえば、英語なんて結局は単語&文法なんですよ。単語なんて日本語訳と英単語併せて5回くらい書けば5年は忘れませんから、後は音読ですよ。世間で言われている4技能「話す、聞く、読む、書く」のほぼ全部、音読でコンプリートできます。本当言うとライティングは「書いてみて、チェックを受ける」が一番いいやり方なんですけどね。気にしないの。
みなさんの中には、自分の進路とかそういったものをあまり考えていないというか、そんな方も少なくないと思うんですが、「自分は数学が、できねー。アキラメッ」「うち、英語できんしー」とかいって。それで教員から「偏差値のあまり良くない大学だが、推薦で狙え」なんて言われる。そんなダメなんですよ。それが積み重なっていくことで、ダメになってしまうの。まずは自信をつけましょうよ。このページ見てるってことは、ちょっとはやる気があるってことでしょ?今から大学受験まで間に合うか知らないけど、1年前とかなら完璧に間に合うから始めません?
みなさんね、上を見ましょうよ。国公立志望なら東京一工、私立志望なら早慶上理に行くつもりで勉強する!それで地方旧帝大とかMARCH、関関同立受ければいいようになるんじゃないんでしょうか。例えば、あなたが偏差値40前半の高2だとして、そこから今言ったようなことして受かったらどうなります?できないって言いきれます?言い切れないでしょう?とりあえずはメモとって、音読して、他の教科も頑張りましょうよ。30点を70点に上げるのと、98点を100点にするのとどっちが簡単だと思います?30点から70点の方が断然簡単ですよ。
あと一つ、皆さんに行っておくのですが、さっさと先に進んでください。第1講が終わったら第2講。終わったら第3講。音読とテストさえ受ければ、もう何もしなくていいですから。たった1講にダラダラとしがみついてるのはダメ。よい?だって、だいたいこの基礎クラスが18講でしょ。18コマ終わらせて、音読20回すれば、もう標準クラスですよ。標準レベルになるんですよ。だから早めにどうぞ。
じゃあ、ぼちぼちリーディングをやっていきましょうか。
リーディング
編集今回の文章はこんな感じです。ノートにボールペンか何かで書き写してください。行間を2、3行開けるといいかもです。
Brighton is a town located in the southern part of England, United Kingdom (UK). Now, it is one of the most famous resorts in the world. However, until the 18th century, it was merely a little fishing village. In the George III era, the then prince of Wales liked Brighton, and constructed Royal Pavilion. Therefore, Brighton developed as a highly fashionable seaside resort. The population of the town is about 160,000, and there is University of Sussex near the town.
Brighton became a popular town by tourism. Additionally, Brighton is known for a number of large malls and is renowned in a song. The most famous point is that Brighton has beautiful beaches. As a result, the resort near the coast turned into one of the most popular spots in the UK.
Furthermore, There is a deep comprehension of LGBT in Brighton, called "the most comfortable town in the UK".
えー、「ブライトン」という街についての文章です。長いですねー。でもソースで見たら12行ですよ。ではとってもていねいに、解説していきましょう。
- Brighton is a town located in the southern part of England, United Kingdom (UK).
文全体の主語は「Brighton」、動詞は「is」で、「located」から後が「a town」を修飾しています。書き込んでみると
- Brighton is a town ←〔 located in the southern part of England, United Kingdom(UK) 〕
ということになります。主節はそのまま、「ブライトンは街だ」ピンクで囲った修飾節が「イギリス、イングランド南部に位置する」ですね。「locate in」は「位置する」、なおinはatのこともあります。「the Southern part of」は「南の部分」ですから「南部」ですね。イングランドとイギリスはいいでしょう。全訳は「ブライトンはイギリス、イングランド南部に位置する町である
」ですね。
では次の文。
- Now, it is one of the most famous resorts in the world.
この文は下線部で比較を使っていますね。ちょっと説明しましょうか。
中学の内容になるので飛ばしても結構ですが、比較は大雑把に分けて3つあり、「AはBと同じ」「AはBより〜だ」「Aは最高」です。
- 原級(AはBと同じ)
「AはBと同じくらい〜だ」ということを言いたいとき、「A...as〜as B」といいます。「〜」の形は変えない。
- 比較級(AはBより〜だ)
「AはBより〜だ」をいいたいとき、「A...『比較級』than B」となります。比較級というのは、後ろに「~er」または、単語が長すぎるときは「more+その単語」で表します。
- 最上級(Aは最高だ)
「Aは最高だ」をいいたいとき、「A...the 『最上級』」となります。「the」は絶対つけます。「最上級」は「〜est」または「most 〜」ですね。
まあ後々の講座で丁寧にやるので、とりあえずは今書いたことだけは押さえておいてください。
で、この文では下線部分で「最上級」の比較を使っています。「one of」が「〜のうちの一つ」、「the most famous resorts」が「最も有名なリゾート地(たち)」です。あわせて「最も有名なリゾート地の一つ」ですね。水色がついているのはなぜでしょう?これは「最も有名なリゾート地(the most famous resorts)」がたくさんあって、ブライトンが「そのうちの一つ」だからです。「in the world」は「世界中で」、「Now」は現在とか今ですね。あわせて「現在、そこは世界中で最も有名なリゾート地の一つだ
」。「resort」は「リゾート」でいいですよ。どうしても嫌なら「行楽地」。
次の文は
- However, until the 18th century, it was merely a little fishing village.
However「しかし」、「until」は「〜まで」で結構です。似た意味、というかほぼ同じものに「till」があります。「世紀」はcentury、これは18thですから18世紀。18世紀といったら特定できるので、「the」がつきますね。merelyは「ただの」「〜に過ぎない」両方合わせて「ただの〜に過ぎない」でもいいんじゃないでしょうか。「fishing village」は「魚釣りの村」、要は「漁村」ですね。訳は「しかし、18世紀まで、それはただの小さな漁村だった。
」。
次の文は
- In the George III era, the then prince of Wales liked Brighton, and constructed Royal Pavilion.
なっがい文ですね。「In the George III era」、「era」が「時代」ですから「ジョージ3世の時代」、ジョージ3世の時代は特定できるのでtheがつきますね。この後ろのコンマで一回切れます。「In the George III era /, the then prince of Wales〜」ということです。スラッシュ入れといてくださいね。その後の文章ですが、主語が「the then prince of Wales(当時の英国皇太子)」、1つ目の動詞が「liked」、andで完全に切れて、2つ目の動詞が「constructed(建設された)」。「construct」は「建設する」。重要単語。今言ったことを書き込みますと
- In the George III era /, [S the then prince of Wales] [V1 liked ]Brighton //and [V2 constructed] Royal Pavilion.
ということになります。メモとるときは、主語動詞は下線引いたらいいですよ。この文は和訳すると「ジョージ3世時代、当時の英国皇太子がブライトンを気に入り、ロイヤル・パビリオンを建設した
」になります。
- Therefore, Brighton developed as a highly fashionable seaside resort.
「Therefore」は「だから」「よって」、「so」と同じような意味です。当たり前のように出てきますよ。「develop」は「発達する」、この文は大事な単語が二つもありますね。「as」のここでの意味は「〜として」です。ちょっと書き込むと
- Therefore, Brighton developed <as a highly fashionable seaside resort>.
という感じで、「as」から後ろがひとかたまりになってるんですね。「highly」は「高い」ですが、ここでは「とても」でいいでしょう。「fashionable」はファッショナブルでもいいんですが、「おしゃれ」にしときましょうか。「seaside」は海辺。「resort」はさっきやりました、リゾートでいいですね。和訳して「よって、ブライトンはとてもおしゃれな海辺のリゾートとして発達した。
」
- The population of the town is about 160,000, and there is University of Sussex near the town.
「The population of the town」は「その町の人口」、これが一つ目の主語です。「about」のここでの意味は「およそ」「約」、「160,000」は16万、「one hundred sixty thousand」と読みます。「and」で完全に切れ、二つ目の主語「there」のここでの意味は「そこには」、何があるかというと「University of Sussex」、サセックス大学ですね。それが「near the town」和訳して「その町(ブライトン)の近くに」になります。書き込むと
- [S1The population of the town ] [V1 is ] about 160,000, //and [S2 there ] [V2 is ] University of Sussex near the town.
和訳して「町の人口はおよそ16万人で、近くにはサセックス大学もある。
」
- Brighton became a popular town by tourism.
「become」は「なる」、こんな簡単な文ならSだのVだの書き込むこともないですね。主語はブライトン、動詞は「become」。「popular town」は「人気な町」、「by tourism」は「観光事業によって」。「tourism」は「観光旅行」「観光事業」。和訳して「ブライトンは観光事業によって人気の街になった。
」
- Additionally, Brighton is known for a number of large malls and is renowned in a song.
「Additionally」は「加えて」。「add(加える)」が「addition」になり、それにヘンなのがくっついて「Additionally」になったんですね。そこで切れて、「Brighton」が文全体の主語、「be known for〜」で「〜で知られている」。受動態ですね。で、その続きが「a number of large malls」、「たくさんの大きなショッピングモール」。「mall」は「ショッピングモール」です。ついでに「a number of」と「the number of」について解説しましょう。
超重要。
- A number of〜 → たくさんの〜
- The number of〜 → 〜の数は
混同したら破滅しますよ。
それでandで完全に切れて、2つ目の動詞が「is renowned」。「be renowned」は「有名だ」。大事です。「in a song」は「歌の中」、つまり歌になっているってことですね。一応書き込みましょうか。
- Additionally/, [SBrighton ][V1is known for] a number of large malls //and [V2is renowned] in a song.
和訳して、「加えて、ブライトンはたくさんの大きなショッピングモールで知られており、また歌になっていることでも有名だ。
」この歌は、クイーンの「Brighton Rock」のことじゃないでしょうか。
- The most famous point is that Brighton has beautiful beaches.
「The most famous point」は「最も有名な点」。字面通りですね。isが動詞で、that節がまとまってますね。書き込みましょうか。
- The most famous point is ←<that Brighton has beautiful beaches>.
主語動詞は省略します。that節の中は、直訳すると「ブライトンは綺麗なビーチを持っている」要は「ブライトンには綺麗なビーチがある」ということですね。主節とくっつけて「最も有名な点は、ブライトンには綺麗なビーチがあるという点だ。
」
- As a result, the resort near the coast turned into one of the most popular spots in the UK.
As a result = 結果として。主語は「the resort near the coast」、「coast」は「海岸」ですね。「海岸近くのそのリゾート地は」resortはリゾート地でもOK。動詞は「turned into」、「変わった」。「become」とほぼ同じ意味です。一旦かくと
- As a result/, [Sthe resort near the coast] [Vturned into] one of the most popular spots in the UK.
えっと、動詞「turned into」までは解説したので、その後から。下線部「one of the most popular spots」で比較の最上級が使われてますね。「最も人気のある場所の一つ」です。オレンジになっている「one of」と「spots」ですが、最も有名なスポットがいくつかあって、そのうちの一つがブライトンということですね。「in the UK」は「イギリスで」。和訳して「結果として、海岸近くのそのリゾート地は、イギリスで最も有名な場所の一つになった。
」
- Furthermore/, [Sthere] [V1is] a deep comprehension of LGBT in Brighton,// [V2called] "the most comfortable town in the UK".
Furthermore は「さらに」、同義語として「in addition」「additionally」があります。主語は「there」、動詞1が「is」、「comprehension」は「理解」。「ブライトンにはLGBTについて深い(deep)理解があり」、2つ目のコンマで完全に切れて動詞2が「called」。ここは分詞構文を使っていますね。
分詞構文は絶対大事なので、ここで一旦覚えてください。やり方は簡単。動詞が2つ以上あり、主語は同じ文のときは
- 接続詞を消す
- 主語を消す
- 動詞を〜ing形にする
これだけ。ここでは元の文は「〜,and there is called "〜」、意味は「〜、そしてそこは〜と呼ばれている」でした。1、接続詞「and」が消え 2、主語「there」が前とかぶっているので消す 3、動詞「is」を進行形「being」にする。
で、消せないこともありますが、この場合だと「being」も消せる。意味は変わりません。まあbeingがいつ消えるかということについては、多分ずーっと後の方だろうけどやるので、気にしないで。
で、「""」で囲まれているとこが「イギリスで最も住みやすい町」。「comfortable」は「快適な」、ここでは「住みやすい」に変えましたけど。和訳して「さらに、ブライトンにはLGBTについて深い理解があり、『イギリスで最も住みやすい町』と呼ばれている。
」
読みましたね。書き込んだやつを載せると
Brighton is a town ←〔 located in the southern part of England, United Kingdom(UK) 〕. Now, it is one of the most famous resorts in the world. However, until the 18th century, it was merely a little fishing village. In the George III era /, [S the then prince of Wales] [V1 liked ]Brighton //and [V2 constructed] Royal Pavilion. Therefore, Brighton developed <as a highly fashionable seaside resort>. [S1The population of the town ] [V1 is ] about 160,000, //and [S2 there ] [V2 is ] University of Sussex near the town.
Brighton became a popular town by tourism. Additionally/, [SBrighton ][V1is known for] a number of large malls //and [V2is renowned] in a song. The most famous point is ←<that Brighton has beautiful beaches>. As a result/, [Sthe resort near the coast] [Vturned into] one of the most popular spots in the UK.
Furthermore/, [Sthere] [V1is] a deep comprehension of LGBT in Brighton,// [V2called] "the most comfortable town in the UK".
いかがでしたかね。和文の方はメモ取ってもらっていると思うので、載せませんよ。
終わりに
編集えー、第1講が終わりました。ちゃんと音読を7回。ほんとは10回と言いたいけど7回。それと確認テストを受けてもらって、合格点90点。やってりゃ絶対取れるので心配しないで。リンクは下にあります。
では終わりにしましょう。さようなら。