取材のためのチップス 編集

図書館ではなく、町に出て他の施設で調べものをしてくるためのヒント集です。

役に立つ持ち物 編集

  • 持ち物
    • デジタルカメラ:一眼レフでもコンパクトでもどっちでも可。説明ボードなどは接写モードで撮ってしまう方が楽です。
    • クリップボード:いわゆるアンケートボード。A4かA5横が使い易い? これさえあればどこででも字が書ける。不意にもらったパンフの置き場にも困らない。A4は字を書くには安定して良いが、大きいのと重いのが難点です。A5はカバンに入れやすい。ある程度の強度がないと書きにくいので、買うときに確認すること
    • 筆記用具

箱もの 編集

箱もの記事を書くつもりで、現地に行ったら忘れずに調べてくること

  • 設立年度
  • 設立経緯:誰がどういう経緯で発案して、どこの協力を得て、誰がお金を出したのか
  • 設立者
  • アクセス手段
  • 歴史 (詳しいことは難しいが、目玉となるものの来歴や、いつ改築したかを調べておきたい。)

行事もの 編集

事前調査すること

  • 行事の歴史(いつ始まった、いつ中断・再開されたとかその原因)
  • 主催者
  • 写真スポット(前年度のものをチェック)

パンフレットをもらったときチェックすること

  • 事前調査でわからなかったこと
  • 行事の開始年と経緯

記事を書いたら気にしてみること

  • 専門用語(地域でしか通じない略称はタブー、神道用語や祭りのみの用語も解説記事を探す。なければ記事内で簡単に説明)

心得

  • 一期一会と心得よ。
    • 写真の撮り直しは次回の開催の時になってしまいます。
    • この時期、この場所でしか撮れないものがある。
    • 肖像権には注意すること。
    • 祭りの邪魔はしない。
    • 交流は大事にする。地元の人は面白いことを知っているかもしれない。


写真に関するチップス 編集

三脚がないときには 編集

接写をするときなど、不安定な姿勢では撮影が難しい場合があります。その場合に役立つのが、折り畳み傘です。折り畳み傘の石突(先の部分)のネジとカメラの下部にある三脚用のネジ穴はほぼ同じサイズなので、これを使えば簡単に一脚代わりにすることができます。このほかにも壁に寄りかかって撮る方法や橋の欄干などで腕とカメラを固定する方法など、様々な方法があります。各自で研究してみましょう。

逆光を何とかしたい 編集

昼間に建物などを撮ろうとしたとき、自分の目で見ても普通に見えるのに、デジカメを向けたら画面が真っ白になってしまうことがあります。「逆光補正」や「明るさ補正」機能を使ったり、フィルタを使うのが正しい対処ですが、フィルタにまでお金が回らないことは多いと思います。そんなときには、カメラをちょっと手で覆って光を遮ってやると、うまく写せることもあります。

資料収集に関するチップス 編集

マナーに気を付ける 編集

図書館でのマナーを守ることは資料収集以前の常識です。また正当なことがらであっても、職員の方に必要以上の負担をかけないよう気を付けましょう。職員の方々と良好な関係を築くことは資料収集の上でも有益です。

資料の情報を控える 編集

図書館などで資料を閲覧する際には、題名や出版社、資料とする部分のページ番号、その本の発行年、ページ数といった書誌情報をきちんと控えておきましょう。

書名や出版社は後からでもデータベースなどで調べられる場合がありますが、いつ発行されたものかは後から調べるのは困難です。ですのでいつ発行された本かも忘れずに調べておきましょう。たいてい末尾ページに書かれていますし、図書館のデータベースに載っている場合もあります。情報を控えるのを忘れると最悪の場合、確認のために再度図書館に向かう羽目になることもあるので注意しましょう。

また、図書館でコピーをとる際には司書の方に複写申込書を提出しますが、そこに書き込んでいるうちに自分で控えるのを忘れてしまい、後で何をコピーしたのか分からなくなることもよくあります。コピーをとる場合は資料の裏側や隅などに必要な情報をメモしておきましょう。

詳しい人に尋ねる 編集

調査の方法や役に立つ資料などについて、その分野に詳しいウィキペディアンに質問するのも手です。ウィキペディアでは井戸端や個人の会話ページで質問ができるほか、ツイッターや5ちゃんねる、Yahoo!知恵袋にもウィキペディアンが集まる場所が存在します。いずれにしても質問する際は最大限マナーに気をつけましょう。

脚注は技の宝庫 編集

ウィキペディアにおける記事の「参考文献」欄や「脚注」欄には記事を書くために使われた資料が明記されています。優れた記事の脚注には優良執筆者のノウハウがにじみ出てくるのです。優れた執筆者は記事を書くためにどういった視点で、どういった事を調べているか、そのためにどんな資料が使われているかといったことを脚注から読み取って、その資料は実際にどこで入手できるか(そもそも入手可能か)などを調べてみるのも重要です。