エスペラント/文法/話法

話法とは、他人の言葉を伝える言い方のことです。主に、直接話法と間接話法があります。

直接話法編集

直接話法とは、他人が言った言葉を、そのままそっくり括弧でくくった文です。たとえば、次のような文があるでしょう。

Vi diris al mi "Mi amas kareon.(君は、「自分はカレーが好きだ」と言ったろ)

間接話法編集

間接話法とは、他人の言った言葉を、括弧でくくっていないぶんだと考えて良いでしょう。たとえば次の文などでしょう。

Vi diris al mi, ke mi amas kareon.(君はカレーが好きだと言った。)

直接話法の文と同じ意味です。

時制の一致編集

さて、英語などでは、時制の一致が起きましたね。たとえば、

You said to me that I loved curry.

実は、先ほどの文と同じ意味です。従属節の動詞(つまりloveですね)を見てください。love ではなく、loved になっています。過去形になっているわけです。

一方、エスペラントの文を見てみましょう。loveに相当するのは、amiのところは、amisではなく、amasになっているのです。

このように、エスペラントでは、時制の一致が起こりません。

間接話法と接続詞編集

平叙文・否定文・命令文のとき編集

エスペラントの文と、英語の文を比べてみましょう。英語の文で、thanのところが、エスペラントの文では、keになっています。このように平叙文のときは、接続詞keによって、従属節をみちびきます。

また、否定文のときもkeを使うことができます。

Li diris al mi, ke li ne amas.(彼は、自分自身が好きでないといった)

そして、命令文でも、keを使えます。

Li diris al mi, ke ŝi malfermu fenestron.(彼は、彼女に、窓を開けろと言った)

疑問文のとき編集

疑問文のときには、いくつかの接続詞を使い分けることになります。しかし、その使い分けは簡単です。

まず、疑問詞をつかった疑問文は、その疑問詞で導きます。

Li demandis min, kiu venis.(彼は私に、だれが来たか聞いた)

次に、ĉuを使った疑問文は、ĉuで導きます。

Li demandis min, ĉu mi amas kareon.(彼は私に、カレーが好きか聞いた)

まとめ編集

平叙文・否定文・命令文 → ke 疑問文 → 疑問詞またはĉu