オンライン・プライバシー・ガイド

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オンライン・プライバシー・ガイドでは、インターネットにおいてプライバシーを守る方法を解説します。

プライバシーとは

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そもそも、プライバシーとはなんでしょうか。ウィキペディアによれば、プライバシーとは「人や家庭内の私事・私生活。また、それを他の個人や社会に知られず、干渉を受けない権利」[1]を意味します。

あなたの私事を詮索し、干渉したがるのは誰でしょうか。

  • 大手IT企業は、商業的目的のために個人の行動を監視し、あなたに広告主の商品を買わせようとします。
  • 一部の国では、政府が国民を監視しています。そして、体制に反感を抱く国民を特定し、弾圧しようとしています。
  • あなたに反感を抱く個人も、あなたを追跡あるいは特定しようとしているかもしれません。そして、あなたの活動を妨害したり、名誉を傷つけたりするのです。
  • サイバー犯罪者や詐欺師も、あなたの個人情報を狙っているかもしれません。

不用意に情報を明かさない

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プライバシーを保護するときに重要なのが、不用意に情報を明かさないことです。

たとえば、自分だとわからないようなハンドルネームを使っていたとしても、投稿内容から居住地や職業を推測されてしまうかもしれません。

個人を識別できるもの

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インターネット上においては、こういったもので個人を識別できます。

技術的に収集できるもの

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登録や投稿の時に求められる可能性があるもの

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  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 生年月日
  • パスワード

個人の行動など

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  • ハンドルネーム
  • IDやユーザー名
  • 文体や書き方

匿名と仮名

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匿名とは、自分に結びつく識別子がないことをいいます[2]。一方、仮名とは、自分の正体を知られていない状態で別の名前を使うことです[2]

確実な匿名仮名のもとで、現実[3]のアイデンティティに結び付けられずにした行動は、現実の活動に影響を及ぼしません。このため、現実で発表するとさまざまな抑圧(訴追や政治的な弾圧もあれば、解雇、集団絶交、リンチなどもあるでしょう)を受ける恐れがあることでも、自由に発表できるのです。

仮名では、現実とは別のアイデンティティを保ちながら、その仮名での実績を積み重ねることによって信頼や名声を得ることができます。たとえば、作家の雨穴や画家のバンクシーは実名を明かしていませんが、その創作実績により名声を得ています。

匿名や仮名を確立するためには、誰から匿名性あるいは仮名性を守るのかによって方法が違います。多くのSNSでは仮名を使ってサインアップできますが、SNSの運営者にはIPアドレスが知られるでしょうし、メールアドレスなどを求められることもあるでしょう。他の個人を対象にするならこれで十分かもしれませんが、SNSの運営者や政府などを対象にするには、別の方策が必要です。

機器とローカルのデータを保護する

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いくら公開活動や通信などの安全性に気を遣っていても、機器そのものやオペレーティングシステムなどがハックされれば、水の泡になってしまいます。対象の機器を盗んだり、画面を覗き見たりすることは、技術的にはかなり単純かつ容易なことです。

ここに記す事項は、コンピュータ、スマートフォンなどの機器の種別を問わず、またオペレーティングシステムの種別も問わず、一般的な事項です。

機器そのものを盗難などから保護するためには、次のことに気をつけるべきです。

  • 記憶領域を暗号化する。
  • 機器を盗まれないように保管する。
  • 機器を携帯するときは、盗まれないように十分注意し、保護する。
  • 画面の内容が他者に見られそうなところでは、機密性を要する作業を行わない。
  • BIOSなどの設定を、安全な状態に保つ。

オペレーティングシステムなどのソフトウェアにアクセスされると、情報を盗み出されたり、スパイウェアなどをインストールされてしまう危険があります。 ソフトウェアを保護するためには、次のことに気をつけるべきです。

  • 信頼できるソフトウェアだけを導入する。
  • インターネット接続、USBなど、外部との通信の機会を最低限にする。
  • 機器を他者に触らせない。
  • ソフトウェアを定期的にアップデートする。

アンチウイルスソフトウェアも、状況によっては必要でしょう。でも、アンチウイルスソフトウェアは、危険なソフトウェアの導入にあたって警告や削除をしてくれるだけであることに留意すべきです。あなたが警告を解除して導入を続行すれば、危険なソフトウェアが導入され、その本性をあらわにするでしょう。

オープンソースと自由ソフトウェア

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脚注

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  1. ^ 引用元:ウィキペディア日本語版「プライバシー」2023年1月6日 20時16分
  2. ^ 2.0 2.1 Glencora Borradaile. “反対派を防衛する(統合版)”. p. 96.テンプレート:Cite web/error
  3. ^ ここでいう現実とは、家族、仕事、学校など、実名を知られた状態における活動や人間関係をいう。
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