トランプ/アメリカンページワン
アメリカンページワンはトランプゲームの1つです。UNOと似ており、ページワンとは大きく異なります。6種類の特殊カードで順番を飛ばしたり山札からカードを引かされたりといった攻撃を仕掛けたり、「ページワン」と「ストップ」を宣言を受けなくても、他のプレイヤーにバレなければペナルティはありません。攻防戦のハラハラ度は最高のゲームです。
ルール
編集所要
編集- プレイ人数
- 2~9人ほど
- おすすめは4~5人
- 2~9人ほど
- 使用カード
- ジョーカーを2~4枚含む54枚もしくは2枚のデッキ(108枚)
- ルールによってはジョーカーを除く52枚もしくは2枚のデッキ(104枚)
- ジョーカーを2~4枚含む54枚もしくは2枚のデッキ(108枚)
- このゲームでは、以下の数字のカードは特殊な働きをします。
- 8(エイト):台札のマークに関係なく出すことができ、出したプレイヤーは次のカードのマークを決めることができます。UNOでいう「ワイルドカード」です。最初の台札がこのカードだった時は、親の左どなりの人(最初のプレイヤー)は最初のカードのマークを決めてからカードを出します。
- J(ジャンプ/Aなどの場合も):次のプレイヤーの順番を飛ばします。UNOでいう「スキップ」です。最初の台札がこのカードだった時は、親の左どなりの人のターンはそのまま飛ばされます。そのまた左どなりの人が最初にプレイします。
- Q(クイックターン/9などの場合も):順番を逆回りにします。UNOでいう「リバース」です。最初の台札がこのカードだった時は、時計回りのはずの順番が逆回りになり、親が最初にプレイします。
- 2(ツー):出された場合、次のプレイヤーは山札からカードを2枚取らなければなりません。ただし、そのとき2を出せば取る必要はなくなり、そのあと2を出せなかった人が2の枚数×2枚のカードを取らなければならず、カードを出せません。逆にこれを禁止し、次のプレイヤーは強制的に山札からカードを2枚取らなければならず、カードを出せません。UNOでいう「ドロー2」です。最初の台札がこのカードだった時は、親の左どなりの人(最初のプレイヤー)はカードを2枚取らなければならず、カードを出せません。そのまま次に順番が移ります。
- 3(スリー)※あまり使用されません。 出された場合、次のプレイヤーは山札からカードを3枚取らなければなりません。ただし、そのとき3を出せば取る必要はなくなり、そのあと3を出せなかった人が3の枚数×3枚のカードを取らなければならず、カードを出せません。逆にこれを禁止し、次のプレイヤーは強制的に山札からカードを3枚のカードを取らなければならず、カードを出せません。UNOでいう「ドロー3」です(実際のUNOにそのようなカードはありません)。最初の台札がこのカードだった時は、親の左どなりの人(最初のプレイヤー)はカードを3枚取らなければならず、カードを出せません。そのまま次に順番が移ります。
- ジョーカー(使用時):いつでも出すことができ、出したプレイヤーは次のカードのマークを決めることができます。そして次のプレイヤーは山札からカードを4枚取らなければなりません。UNOでいう「ワイルドドロー4」です。ただし、他に出せるカードを持っているときは、このカードは出せないルールもあります。ずるをして出すとペナルティがありますが、反則してだますこともできます。
手順
編集- 最初にプレイヤーは山札の一番上のカードを各自、一斉に裏向きのままカードを1枚引きます。プレイヤーは手札を見てはいけません。場に最も強い数字を引いたプレイヤーが親になります。カードの強さ:ジョーカー > A > K > Q > J > 10 > 9 … 2
- 親は人数によって1人4〜7枚ほどのカードを配ります。
- 山札の一番上のカードをめくってそばに置きます。これが「台札」です(台札に特殊カードが出たらその効果ではじめます。ただし、逆に特殊カード出てもその効果は無いルールもあります)。またジョーカー使用時、最初の台札がジョーカーだった時は、山札に戻して、次のカードを台札にします。山札がなくなったら、台札のカードをよく混ぜて山札の代わりとします。
- 順番を決め、自分のターンになったら、台札と同じマークと同じ数字のカード(または8)を出します。台札のカード同じマークと同じ数字のカード(または8)がなければ、山札からカードを1枚引かなければなりません。山札から引いてきたカードが出せるカードだった場合はそのまま出すことができます。ただし、山札から引いて出せるカードが出せないカードだった場合はカードを出せません。そのまま次に順番が移ります。他に出せるカードがあるのに山札からカードを引き出してしまうのは反則です。しかしなにくわぬ顔でカードを引いてだますこともできます。そのまま出せるカードが引いてきた場合はそのまま出すことができますし、そのまま手札から加えることもできます。ただし、出せないカードがあるからといって元から持っているカードを出すことはできません。プレイヤーが他のプレイヤーが持っているカード等の口出しやプレイヤーが出せないカードを間違って出してしまったことを他のプレイヤーにバレてしまった場合は、ペナルティとして山札からカードを5枚取らなければなりません。間違って出していた出せないカードは手札に戻してそのまま次に順番が移ります。
- こうして、手札が残りが1枚になった時に「ページワン」と宣言しなければならず、あがる時の2(ツー)・3(スリー)・ジョーカー以外の最後にカードのJ(ジャンプ)・Q(クイックターン)・数字のカード(または8)を出す時には、「ストップ」と宣言しなければなりません。これらの宣言を忘れた場合は、ペナルティとして山札からカードを5枚取らなければなりません。もちろん宣言を忘れたのが、他のプレイヤーにバレなければ山札からカードを取る必要がありません。「ページワン」と「ストップ」を忘れたプレイヤーが最後から手札が残りが2枚になった時に出せるカードを出した瞬間から、次のプレイヤーが出せるカードを出している瞬間までの間に他のプレイヤーにバレてしまったらペナルティとなります。
- こうして、手札がなくなった人の勝ちです。また手札がなくなった人があがる時の最後に出したカードが2(ツー)の場合は「ツー」と宣言して次のプレイヤーは2枚取らなければなりません。3(スリー)だった場合は手札がなくなった人が「スリー」と宣言して次のプレイヤーは3枚、ジョーカーだった場合は手札がなくなった人が「ジョーカー」と宣言して、次のプレイヤーは4枚取らなければならず、そのままゲーム終了となります。
- なお、ゲームを繰り返す場合、あがったプレイヤーは、残った人の得点の合計がもらえ、上がれなかった人は持っている手札の点数をマイナスに変えた点数となります。
カード | 点数 |
---|---|
8,ジョーカー | 50点 |
2,[3],J,Q | 20点 |
10,K | 10点 |
他のカード | 数字通りの点 |
バリエーション
編集- ドボン
基本ルールはアメリカンページワンと同じですが、場に出ているカードの数が自分の手札の合計の数と同じになれば(Aは1,Jは11,Qは12,Kは13として考えます。たとえば、場にJ(11)があり、手札が2,3,6であれば、2+3+6=11で場と同じになります)、ただちに「ドボン」と宣言して上がることができます。なお、残り1枚の時の掛け声は「リーチ」とすることがあります。
- チャレンジルール
他に出せるカードがあるのにジョーカーを出すのは反則です。しかし他のプレイヤーにバレなければジョーカーを出すことができます。他のプレイヤーにバレてしまった場合、ペナルティとして山札からカードを5枚取らなければならず、場に出したジョーカーは手札に戻ります。つまりジョーカーは無効となります。次のプレイヤーは前のプレイヤーがジョーカーを出した場合、他に出せるカードがあるにも関わらずジョーカーを出したと思った場合は「チャレンジ」を宣言することができます。ただし、前のプレイヤーがその前のプレイヤーのジョーカーに対してジョーカーを出した場合は「チャレンジ」を宣言することはできません。宣言した場合、ジョーカーを出したプレイヤーは「チャレンジ」を宣言したプレイヤーにのみ手札を公開します。その中に「ジョーカーの直前の場札と同じマークのカード」があれば反則なのでチャレンジ成功、同じ数字の異なるマークや8はセーフ、即ちなければ無罪なのでチャレンジ失敗となります。本当に反則だった場合はジョーカーを出したプレイヤーがペナルティとなりますが、ジョーカーを出したプレイヤーが無罪だった場合は「チャレンジ」を宣言したプレイヤーがペナルティとなります。チャレンジに成功、即ち他に出せるカードがあった場合、ジョーカーを出したプレイヤーが、ペナルティとして山札からカードを4枚取らなければならず、そのまま「チャレンジ」を宣言したプレイヤーのターンから続行します。指定したマークを決めることもできます。チャレンジに失敗、即ち他に出せるカードがなかった場合、「チャレンジ」を宣言したプレイヤーが、ペナルティとして山札からカードを5枚に加え、ジョーカーの効果に従って山札からカードを4枚(合計9枚)取らなければなりません。