フランス語の動詞の語尾は、4種類のみです。このうち、-er で終わるものを「第1群規則動詞」、-ir で終わるもの(oirで終わるものは除く)を「第2群規則動詞」と呼びます。規則動詞は、活用が規則的です。

変化表のil (ils) はelle (elles) の場合も同じです。

活用

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直説法の違い(内藤,田辺(1966)より引用[1]
まだ終わらない動作 すでに終わった動作
現在 現在:J'écris 複合過去:J'ai écrit
過去 半過去:J'écrivais 大過去: J'avais écrit
前過去: J'eus écrit
単純過去: J'écrivis
未来 単純未来: J'écrirai 前未来: J'aurai écrit

フランス語の動詞には以下の活用形があります。これらは動詞の語尾変化によって表されますが、それぞれにavoirないしêtreをつけて複合時制を作ることもできます。

直説法

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条件法

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命令法

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接続法

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語幹

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動詞活用形の語幹は、その基となる形式により、多くは三群に分けられる。活用した動詞の語形は[語幹・時制・人称語尾]に分けられるが、不規則動詞においても、規則動詞では変化しない語幹部も、多くは三態に変化する。

  • 直説法現在系
  • 過去分詞系
  • 不定詞系

脚注

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  1. ^ 内藤濯,田辺貞之助共著『実習フランス語文典』1966年、白水社