作文について 編集

 受ける学校によっては、300字から600字程度の作文が出題されることがあります。このページでは、作文のコツや書き方などを説明していきます。

作文のコツ 編集

①何を書くかを明確にする 編集

 例えば、「あなたは小学校の昼食を弁当にすべきだと思いますか、給食にすべきだと思いますか、あなたの考えを〇〇〇字以内で書きなさい。」という問いがあった時、

しっかりと問われていることに答えること(今回だと弁当派か給食派か答えること)が大前提になります。また、作文を書いているときに、途中で考えが変わったり、ブレたりすると、言っていることがちぐはぐな作文になってしまいます。だから、書く前に、何を書けばよいかを明確にしましょう。

②具体化 編集

作文の1・2段落目に、意見に合った自分自身の体験や、意見に沿った具体的な例を書く場合があります。その時、「具体的に書く」ことが重要になってきます。では、その「具体」とは何なのでしょうか。

例として、猫について考えてみましょう。

猫は、動物の一種ですよね。この場合、「動物」が抽象、「猫」が具体です。抽象というのは、さまざまな物の共通点を抜き出したもののことを言います。

また猫には様々な種類があります。この時、ペルシャ猫やマンチカン猫といったものは具体になり、単なる「猫」は抽象になります。

このように、「猫」というものは場合によって抽象的なものだったり具体的なものだったりします。

作文の場合、体験はなるべく具体的なもの、すなわち、情報がより詳しく書かれているものでなければいけません。逆に、意見はなるべく抽象的なものにしなければいけません。

③文体の統一 編集

「文体」とは文章のスタイルのことを言います。

例えば、「運動は毎日するべきである。」という文章には、「だ、である調」(正式名称を常体)が使われています。

また、「朝ご飯は食べたほうがいいと思います。」という文章には、「です、ます調」(正式名称を敬体)が使われています。

基本的にどちらを使ってもいいですが、一つの作文の中で二つの文体が混ざらないように注意しましょう。