感想文と報告書との書き方の違い
編集たとえば読書感想文では、感想が重視されます。どんなに事実が書いてあっても、あなたの感想が書かれてなければ成績は0点でしょう。 いっぽう、理科や社会科のレポート課題などでは、事実を調べて整理することが重視されます。どんなに斬新(ざんしん)な視点での感想が書かれていても、調査結果が一つも書かれてなければ成績は0点でしょう。 また、報告書の評価方法では、感想よりも分析の質が重視されます。
事実と感想との区別
編集どんな作文課題でも、事実と感想とを区別する必要があります。 決して、「事実」と言って、意見や感想を書いてはいけません。 感想・考えを書くときは「感想」、事実を書くときは「事実」として書きましょう。
常体と敬体の区別
編集語尾が「です」・「ます」のような丁寧ないいまわしの表現を敬体(けいたい)といいます。
いっぽう、語尾が「である」・「だ」のような表現を常体といいます。
一般に、常体と敬体とが、混ざらないように書くのが正式な書き方だとされており、検定教科書でもそう紹介されています。
ただし、会話文の引用で、たとえば読書感想文での、作中の会話文の引用で、
作中、タカシは「しかし僕はこれをするのがイヤなのです。」と言ったが、私はタカシのこの発想はまったく理解できない。なぜならば作中の水曜日にタカシは(※ 以下略)
のような、引用の場所の文体が、引用以外の場所とは異なるような場合に場合は例外です。
期日は守る
編集質が優れてなくても良いので、しめきり日を守ってください。ただし、真面目に書いてください。
原稿枚数オーバーなどをするのは厳禁
編集あまり中学校では意識することはないですが、原稿枚数オーバー(原稿枚数の超過)、または字数オーバー(字数の超過)は禁止です。
理由は、もし出版物に掲載する原稿の場合、字数オーバーは、他人の原稿のスペースを削ってしまうからです。
ですので、原稿の字数オーバーは、実務 や 入試の小論文 などでは、大幅に減点されます。