修辞法編集

文を強調するための技術を修辞法という。あくまで強調のためのものであり、使いすぎると強調点がわからなくなったり、いやみな文のように見えてしまう。また、小説や詩歌、話し言葉ではよく使われるが、説明文・論説文ではあまり使わない。

比喩編集

小学校では「たとえ」と習う。あるものを別のものにたとえることである。「~のようだ」という言葉を使う直喩(ちょくゆ)といい、それを使わない隠喩(いんゆ)または暗喩(あんゆ)といい、人間以外のものを人間のようにたとえる擬人法(ぎじんほう)がある。

直喩「民さんはまるで野菊のような人だ。」(『野菊の墓』より) 
隠喩「(星をたとえて)夜空の宝石」 擬人法「(春の山をたとえて)山が笑っている。」


体言止め編集

日本語の文では体言のみで終わることは少なく、「だ」「である」などをつけくわえる。それをあえて破り、体言のみの文末(述語)とすることを体言止め(たいげんどめ)といい、感動や詠嘆を表すことが多い。話し言葉では断定の助動詞「だ」などを省略することが多いため、結果的に体言止めになることが少なくない。

例:「五月雨をあつめてはやし最上川」(松尾芭蕉)

倒置法編集

日本語の語順は主語・述語という順序が標準である。(また、修飾語と被修飾語も同様の語順である。)その語順を破ることで強調したいことを示したり、感動や詠嘆を表すことを倒置法(とうちほう)という。話し言葉や詩歌で多く使われる。

例:「きれいだなあ、この海は。」ここでは主語と述語の語順を入れ替えて述語を強調している。

反復編集

※ 未記述

擬人法編集

人間ではないものを人間に例える方法。

対句編集

意味の近い言葉どうしやリズムの近い文どうしを合わせてセットにすることにより、組み合わせを強調する手法。詩歌などで情景を豊かに表す手法として用いることが多い。

例:「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす」(『平家物語』より)このばあい、「祇園精舎の鐘の声」と「沙羅双樹の花の色」、「諸行無常」と「盛者必衰」が対になっている。