中学校社会 地理/乾燥した地域での暮らし

アフリカとアラビア半島の乾燥帯編集

 
サハラ砂漠

アラビア半島やアフリカ北部では、年間の雨の量が少なく砂漠(さばく)が広がる。アジア州のモンゴルなどは、草原が広がるが、雨が少なく、樹木が育たない。 このような水の少ない乾燥した気候の地域を 乾燥帯(かんそうたい)と言う。

砂漠は、水が足りずに樹木が育たないので、砂漠になっている。どのくらい雨の量( 降水量(こうすいりょう))が少ないかというと、1年間の降水量が日本では東京で1500mmほどだが、砂漠の年降水量は、砂漠にもよるが、降水量が数十mmしかない地域もある。砂漠の年降水量はおよそ200mm以下で、それを大きく下回る場所も多い。実際の乾燥の有無は、降水量だけでは判断できず、気温の高さによる水の蒸発のしやすさの違いも考慮に入れないとならないが、おおむね、砂漠の降水量は記述したとおりである。

なお乾燥帯では、1年の降水量は500mm以下である。

アフリカ北部には、サハラ砂漠がある。

 
サハラ砂漠のオアシス

ほとんどの場所は砂漠であり、水が無いが、例外的に地下水や井戸水などから水が出る場所がいくつかあり、このような水の出る場所はオアシス(英:Oasis オウエイシス)と言う。オアシスの近くでは、農業が出来て、樹木も育つ。

オアシスの農作物は、乾燥に強い小麦や なつめやし(英:date palm デイト・パーム) などが作られている。オアシスを中心に、季節ごとに家畜の羊やラクダなどを連れて移り住む 遊牧(ゆうぼく、nomadism ノウマディズム) を行っている。移動の理由は、水や草などを求めて、移動している。また、このような遊牧する人たちを遊牧民(ゆうぼくみん、英:nomad ノウマード)という。

雨は少ないが、ごくまれに降ることもあり、樹木が少ないので洪水になりやすい。

大地が乾いているので、すこし風がふいただけでも砂ぼこりが立ちやすい。

サハラ砂漠の中心部から南に離れて、北アフリカの南部、あるいはアフリカ中部のほうは、やや水が多く、草木もあるが、やはり乾燥している。このアフリカ中部のあたりをサヘル(英:Sahel)という。サヘルとは現地の言葉で「縁」(ふち)という意味である。(※誤字に注意 「緑」(みどり)と「縁」(ふち)の字を間違えないように。)

サヘルとは、「サハラ砂漠の ふち」と言う意味である。

「乾燥帯」には、サハラ砂漠だけでなく、サヘルまでも含めることが多い。

 
モンゴルのステップ。

サヘルのように雨が少し降る地域では、草原が広がる場所もある。草の背たけが低いのが特ちょうである。このような雨の少ない地域の草原をステップ(英:steppe ステープ)という。ステップは、アフリカだけでなく、アジア州の内陸国のモンゴルにもステップはある。 ステップの降水量は、地域にもよるが、およそ、年間で200mm〜500mmほどの降水量である。(※ 参考:日本は年降水量が東京では1500mmくらい。)

住居は、日干しれんが のつくりが多い。森林が少なく、木材が足りないため。

衣服は、長そでを着るのが普通。日射しが強いので、日をさえぎるため。


砂漠の多い国のうち、開発のすすんだ国では、地下水などから水を引く、かんがい設備や水道設備が普及している国や地域もありますが、そのため、地下水の枯渇なども起きています。

また、砂漠はアフリカやアラビア地方の他にも、中国(中華人民共和国)の奥地にも砂漠の地方があります。

モンゴル編集

 
モンゴルのゲル
 
ゲルの内部

モンゴルの伝統的な暮らしは、季節ごとに馬や羊やラクダなどの家畜を引き連れて移り住むまた、水を求めて旅をする。 遊牧(ゆうぼく) で生活していました。乾燥しているので、農業に適していません。 モンゴルの1年間の降水量は、およそ300mmであり、ほとんどが夏に集中して雨が降る。ステップ(英:steppe ステープ)と、外国人から呼ばれる草原が広がっている。樹木は、水が足りないので、ほとんど無い。


おもな食料は、馬や羊やラクダなどの家畜の肉や、家畜の乳(ちち)です。そのため、家畜に草や水を与えないといけないので、季節ごとに草や水がある場所に移り住みます。 家畜には、馬や羊、山羊(やぎ)、牛、ラクダなどがあります。

モンゴルの伝統的な住居は、テントの一種のゲル(英:Ger)でした。 ゲルは折りたたみ式で、木の骨組みに、家畜の毛などで作ったフェルトなどの布地(ぬのじ)などで出来ています。

家畜の馬やラクダを率いて、ゲルを運びながら遊牧していました。馬は乗り物に使い、ラクダは荷物の運搬用です。家畜の使いみちは乗り物のほかにも、乳やバターなどの乳製品などを作ったり、食肉にすることもあります。

現在ではゲルにも、太陽光発電のためのソーラーパネルがあり、発電した電気を使ってテレビや携帯電話などを使っていたりします。

今では、首都のウランバートル(英: Ulan Bator)などの都市に定住する人や、アパートなどに住む人も増え、遊牧以外の仕事についている人もいます。 今では、遊牧民の数は、モンゴル国民のうちの10%〜15%ほどでしか、ありません。

現在の移動手段にはトラックなど自動車を使うことも増えています。

現代では農業も、わずかながら始まっており、乾燥に強い農作物である小麦や じゃがいも や、野菜などを中心に作られ始めています。米は、水が足りないので、作られません。