中学校社会 地理/日本のすがた 都道府県と地域区分

都道府県 編集

日本には、47の都道府県があります。1都(東京都)、1道(北海道)、2府(大阪府、京都府)、43県です。


1871年(明治4年)の廃藩置県で、それまであった(はん)が廃止され、かわりに府(東京府、大阪府、京都府)や県が設置されました。直後は、今よりも多くの県があり、およそ300の県がありました。その後、多くの県が合併をし、1888年までに47都道府県になりました。

地方区分 編集

 
8地方区分

8地方区分 編集

日本の地域の分け方には、北海道東北関東中部近畿中国・四国九州に分ける、七地方区分(なな ちほうくぶん)があり、この7地方区分がよく用いられます。

場合によって中国・四国地方を別々に分けることで、8地方区分にする場合もあります。


他にも多くの分け方がありますが、まずは、この7地方区分および8地方区分が基本になります。

区分を細かくする場合 編集

さまざまな視点により、もっと細かい分け方で区分を増やす場合もあれば、大まかな見方で区分を減らす場合もあります。


まずは、細かく分けて区分を増やすほうを説明します。

中国・四国地方 編集

  • 山陰(さんいん)と山陽(さんよう)

中国地方を、山陰と山陽の2つの地方に分ける場合もあります。 中国山地の北側が山陰であり、中国山地の南が山陽です。


  • 山陰と瀬戸内(せとうち)と南四国(みなみしこく)

中国・四国地方をまとめて、山陰・瀬戸内(せとうち)・南四国の3つの地方に分ける場合もあります。 中国山地の北側が山陰であり、四国山地の南側が南四国であり、中国山地と四国山地の間が瀬戸内です。

近畿地方 編集

  • 三重県

三重県を、中部地方(東海地方)に入れる場合があります。 ・日本海に面する、北部。 瀬戸内海に面する、中部低地。 太平洋に面する、南部。 この三つに分けることができる。

中部地方 編集

  • 中部と北陸

中部地方を、南側の中部(静岡県+愛知県+岐阜県+三重県、山梨県、長野県)と、北側の北陸(石川県+富山県+福井県+新潟県)の2つの地方に分ける場合もあります。

  • 東海と甲信越と北陸

他にも、北陸(石川県+富山県+福井県)、甲信越(山梨県+長野県+新潟県)、東海(愛知県+岐阜県+三重県+静岡県)の3つの地方に分ける場合もあります。

  • 東海3県

静岡県をふくまないで、東海地方と呼ぶ場合もあります。

関東地方 編集

  • 北関東と南関東

関東地方を、北関東(茨城県+栃木県+群馬県)と、南関東(東京都+神奈川県+千葉県+埼玉県)の2つに分ける場合もあります。

  • 関東甲信越地方

関東地方(東京都+神奈川県+千葉県+埼玉県+茨城県+栃木 県+群馬県)と甲信越地方(山梨県+長野県+新潟県)をまとめて関東甲信越地方と呼ぶ場合もあります。

区分を大まかにする場合 編集

逆に、区分を大まかにして、区分の数を少なくする場合もあります。

  • 東日本と西日本

たとえば日本を、東日本(ひがし にほん)と西日本(にし にほん)とに、分ける場合もあります。ただし、べつに法律などで定められているものではなく、その範囲も明確ではありません。

なお、電気機器の周波数では、東日本が50ヘルツ(Hz)であり、西日本が60ヘルツです。


  • 北日本と東日本と西日本

ほかにも、北日本、東日本、西日本の3つに分ける場合もあります。

* 東日本と近畿と西日本の3つに分ける場合や、東日本・中日本・近畿・西日本の4つに分ける場合もあります。

さいごに 編集

どの県がどの区分に含まれるかは、場合によって7地方区分と一致しない場合があります。たとえば山梨県は、中部地方に含まれる場合もありますが、天気予報や交通などで、山梨県を首都圏(しゅとけん)の一つの県として扱う場合もあります。

※地図で関西地方と表記されているが、関西方面は存在するが関西地方は存在しない事に注意する事。