中学校美術/美術2・3下
遠近法編集
(英:Perspective パースペクティブ)
透視図法(線遠近法)編集
(英:Linear perspective リニア・パースペクティブ)
一点透視図法編集
二点透視図法編集
三点透視図法編集
- 用語の説明
- ・消失点(しょうしつてん)
空気遠近法編集
遠くの物体を不明瞭に描くことで、遠近感を表現する空気遠近法(くうき えんきんほう、Aerial perspective エアリアル・パースペクティブ)がある。
画家編集
- ダヴィンチ
モナリザの背景には、空気遠近法が用いられている。
- デューラー
躍動感の表現編集
- ドガ
- 自然物の動き
一般に、美術では「波の表現は、すごく難しい」と言われる。中学生は、あまり無理して北斎を真似しないほうが良い。このような波の絵が描ける北斎は、すごく画力が高いのである。
彫刻・像編集
- ミケランジェロ
ミケランジェロは、絵画も描いている。
- 日本の作品
- 範囲外?: 仏像の色
- ※ 開隆堂『美術2・3』の73ページで紹介されている。
作品にもよるが、近年の理化学(りかがく)的な研究で、仏像の色は、制作の当時の時代は、けっこう仏像の服装鎧などが赤色や青色に塗られていたりと色鮮やかだったことが分かっている。
8世紀前半のバサラ大将像(新薬師寺)など。
- ※ 現代に残る多くの仏像の色がなんか茶色っぽいのは、単に長年の年月の経過により、色が退色しただけのようである。べつに、作家が茶色の像をつくろうとしたわけではなさそうである。
建築編集
日本の絵巻物編集
鳥獣人物戯画編集
(ちょうじゅう じんぶつ ぎが)
- 第16紙後半 - 第18紙
- 第8紙 - 第10紙
石山寺縁起絵巻編集
(いしやまでら えんぎえまき)
なぎなた を回す動きを線で表している。現代の漫画のような、線で動きを表す表現は、すでに鎌倉時代から存在している。
東洋美術と西洋美術編集
- ゴッホと浮世絵
自画像編集
色と作品編集
モノトーン編集
ポスター編集
19世紀後半に印刷技術が発達したこともあり、色を効果的に使った作品があらわれた。
- ※ 中学校美術の検定教科書の開隆堂『美術2・3』平成23年3月9日検定版、平成26年2月5日発行、51ページ、ミュシャの『ジスモンテ』が紹介
- ※ 開隆堂の検定教科書には、
- ポスター「東京オリンピック」亀倉雄策(1962年)や、
- ポスター『ノルマンディ号』アドルフ・ムーロン・カッサンドルや、
- 田中一光(1981年)のポスターも掲載されているが、
- しかし著作権が切れてないのでwikibooksでは未掲載。
工芸編集
伝統工芸編集
江戸時代の工芸編集
※ 未分類編集
光と色彩の絵画編集
モネは、同じ場所を、時間を変えて描いている。
資料集にある絵編集
抽象芸術とポップアート編集
- ※ 開隆堂の『美術2・3』で紹介
印象派の画家セザンヌなどの成功と名声により、19世紀後半ごろから美術界では、実在しない景色や色合いなどを描く画風が模索されて、多くの画家がそういった感じの作品を作ってきた。
こうして抽象芸術と言われる分野が、盛り上がってきた。
モーリス・ルイス作『ヌン』では、具体的な形をかかずに、色彩だけを描いた。(※ wikipedeia に素材が見つからない!)
ピカソやダリなども、そういった風潮の作品をいくつも残している。(※ 著作権の理由でwikibooksでは掲載できない! 死後70年経過で著作権は消失)
ダリのある絵画作品では、実在しない形の生き物や、グニャグニャに曲がった時計などのある、実在しない風景を、圧倒的な画力で写実的に描いてみせた。(ダリ『記憶の固執』、1931年、)
また、マグリットは、空飛ぶ巨岩の上にある城の絵など、実在しない風景を、写実的に描いて描いた。(マグリット『ピレネーの城』、1959年)
なお、ダリやマグリットなどのように、現実には存在しない風景を写実的に描いてみせる手法のことをシュルレアリスム(超現実主義)という。
しかし、20世紀に入って半ばごろのいつしか、大衆からは、そういう抽象芸術の画風は難解として大衆からは敬遠されるようになってきた。
いっぽう、大衆にとって、より魅力的な題材や、魅力のわかりやすい色鮮やかな作品などが人気になり、そのような大衆人気を目指したような作品はポップアートと言われるようになってきた。
当時、アメリカ合衆国が隆盛だったこともあり、20世紀半ばのポップアートではアメリカ合衆国の作家の影響が強い。たとえば、20世紀アメリカの画家リキテンシュタインは、アメリカン・コミックスのキャラクターや画風を題材にした作品を残した。
いっぽう、ダリなどの手法とは別に、目の錯覚を利用する いわゆる「だまし絵」 の方法で、エッシャーという画家は、実在しない不思議な風景を描いた。(エッシャー『滝』、1961年)
マグリットも、そういう「だまし絵」のような不思議な作品を残している。(マグリット『白紙委任状』、1966年、)
こうして、だまし絵で見る人を不思議な気分にしたりして楽しませるような作品も、見受けられる。