公認会計士試験/平成30年第II回短答式/監査論/問題10

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問題

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「財務情報等に係る保証業務の概念的枠組みに関する意見書」における保証業務に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)

ア.業務実施者が作成した保証報告書を利用する者が,当該業務実施者になることはないが,主題に責任を負う者になることはある。

イ.業務実施者が,合理的保証業務ではなく,限定的保証業務を実施する場合に,自らが実施すべき手続,実施の時期及び範囲の決定についての責任を負わないことがある。

ウ.主題に責任を負う者が,主題情報を自己の責任において想定利用者に提示しない場合に,業務実施者は,当該主題それ自体に対する想定利用者の信頼の程度を高めることには責任を負うが,当該主題それ自体には責任を負わない。

エ.主題に責任を負う者が,主題情報を自己の責任において想定利用者に提示しない場合に,業務実施者が,直接に当該主題について,消極的形式によって結論を報告することはあるが,積極的形式によって結論を報告することはない。

  1. アイ
  2. アウ
  3. アエ
  4. イウ
  5. イエ
  6. ウエ

正解

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2

解説

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ア.業務実施者が作成した保証報告書を利用する者が,当該業務実施者になることはないが,主題に責任を負う者になることはある。財務情報等に係る保証業務の概念的枠組みに関する意見書四2,4

イ.業務実施者が,合理的保証業務ではなく,限定的保証業務を実施する場合に,自らが実施すべき手続,実施の時期及び範囲の決定についての責任を負わないことがある。有する。財務情報等に係る保証業務の概念的枠組みに関する意見書二3(3),四2

ウ.主題に責任を負う者が,主題情報を自己の責任において想定利用者に提示しない場合(ダイレクト・レポーティングの場合)に,業務実施者は,当該主題それ自体に対する想定利用者の信頼の程度を高めることには責任を負うが,当該主題それ自体には責任を負わない。財務情報等に係る保証業務の概念的枠組みに関する意見書二2(1)

エ.主題に責任を負う者が,主題情報を自己の責任において想定利用者に提示しない場合に,業務実施者が,直接に当該主題について,積極的形式または消極的形式によって結論を報告することはあるが,積極的形式によって結論を報告することはない財務情報等に係る保証業務の概念的枠組みに関する意見書八2(3)

参照基準

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