共通テスト 世界史探究対策

大学入学共通テスト対策編集

マニアックな知識を問う科目編集

結論から言うと、世界史の大学入学共通テストは、いろんな事を知っておく必要があります。

なので理系志望の人は、大学入学共通テストの科目では、なるべく(「世界史」ではなく)「地理」を選択したほうが良いでしょう。予備として「倫理・政治経済」の勉強もしておくのも悪いことではありません。

共通テスト「地理」や共通テスト「倫理・政治経済」にも多くの引っ掛け問題がありますが、「地理」もしくは「倫理・政治経済」なら、現役生の現実的な勉強時間で、どうにかなる量でしょう。


大学の文系の学問の研究では、多いの世界史の知識は必要ですが、しかし大学入学共通テストのようなクイズ的な知識は、そういう研究の能力とは無関係です。

よく、教育評論では「大学入学共通テストは良問が多い」というが、少なくとも歴史科目では、それはウソです。

歴史の大学入学共通テストは、マニアックな知識を問うてくる悪問です。

ああいうマニアック問題は、文系志望の浪人生が有利なので、理系や現役生は、あまり共通テスト世界史には関わらないほうが良いでしょう。

傾向: 国立大では共通テストでしか世界史を使わない場合も多い編集

大学入学共通テストでは、国立大志望の場合、多くの大学で、地歴公民の受験科目が必須です。

よく、大学入学共通テストの地歴公民では、難関大の文系学部の志望では、

「地理」「世界史」「日本史」「倫理・政治経済」

のうち、合計2科目が、入試で必須になったりします。

ここで注意すべきこととして、 国立文系志望の場合、二次試験では、たとえ文系学部であっても、二次試験で地歴公民を使わない場合も、多くあります。

たとえ文学部の歴史学科志望であっても、文学部の入試科目の二次試験が「国語、英語、数学(2Bまで)」という場合も、多くあります。

高校入試と比べると奇妙に感じるかもしれませんが、現実はこうです。


一般に、国立の文系志望の二次試験科目は、「国語、英語、数学(2Bまで)」だけの場合が多くあります。場合によっては小論文が加わります。

地歴公民も理科も、二次試験では要求されない場合が多くあります。


なお、国立理系のよくある二次試験科目は、「数学、理科、英語」の3科目もしくは「国語、数学、理科、英語」の4科目です。


なので、国立志望の場合、文系でも理系でも、多くの学生の世界史の勉強は、大学入学共通テスト対策まで、となります。


勉強法編集

つぎのような勉強法が有効かもしれません。

教科書会社ごとに、どの用語を太字として紹介するかが、結構異なります。なので、とりあえず実教出版の「世界史探究」や「歴史総合」の検定教科書を使って勉強しましょう。

山川出版社『詳説 世界史探究』は詳しめとされていますが、歴史が苦手な人には因果関係がつかみにくく暗記するのが困難です。最初の1冊目に持っておく必要はありません。 一方で、他の教科書会社では、逆に、山川よりも因果関係の記述がはっきりしている教科書もあります。 どの教科書が、どんだけ詳しいのか、高校生には不明でしょう。なので、とりあえず、実教出版の検定教科書で勉強しとくのが無難で安全です。


高校世界史は、大学入学共通テストだけで使うのか、それとも二次試験でも使うのかで、要求される理解の深さや記憶の量が、まったく違うでしょう。

なので、大学入学共通テストの過去問題集などを早期に入手し、学習の方向性を確認する必要があります。

「30日間で完成! 世界史B」的な題名のワークブックを買うよりも、まず先に、大学入学共通テスト過去問を入手するほうが大切かもしれません。

ハッキリ言えば、共通テスト受験でしか世界史を使わない場合、用語を漢字で書けるようにする必要はないからであるし、選択問題の中から正解の選択肢を選べばいいだけです。

いっぽう、私大文系の一般入試や国立文系学部の二次試験で世界史を受験する場合、筆記試験なので、用語は暗記して書けるようにする必要があるし、論述で数十文字で説明する出題もあるでしょう。


このように、世界史受験が共通テスト受験だけか一般入試かによって、かなり学習量が違う。この事実を反映して、検定教科書でも、どういう用語をどのていど詳しく説明するかも、教科書ごとに、かなり異なります。


とはいえ、いきなり共通テスト過去問ばかりを解いても効率が悪いでしょう。

そこで、とりあえず高校「世界史」学習では、実教出版の教科書に加えて検定教科書をあと1〜2冊ほど買ってしまって、何回か読むのがいいでしょう。

ここで注意する事として、決して完璧には理解しようとしない事です。また、それぞれの教科書どうしの相互検証をしようとしない事です。

というのも、そもそも世界史の学問では、歴史出来事の発生原因が、まだ不完全で未解明な事も多いようです。その証拠に、検定教科書をお読みになり比べると、ある歴史出来事の起きた理由の説明が、教科書会社ごとに微妙に違っている箇所も、チラホラとあります。

なので、とりあえず実教出版の教科書を中心に勉強をして、他の検定教科書は副読本として使いましょう。


その他、勉強法としては、おそらくは、以下のような勉強法が有効でしょう。

  • まず、高校2年の終わりまでは、まだ志望校が不定なので、とりあえず普通に検定教科書や参考書で勉強して重要語句なども(覚えられる範囲でいいから)覚えていき、とりあえず(覚えられる範囲でいいから)書き取り練習とかもしていき、とりあえず一般の問題集で力試しをします。
  • 高校3年になったら、志望進路に応じて、勉強法を大きく変えます。


うすめの教科書があるので、注意編集

入試対策としては記述量の不十分な、うすめの教科書があります。

大学入学共通テストだけでしか世界史を使わない場合編集

  • 共通テストだけで世界史を使う理系志望の場合、世界史の勉強は、赤本で出題傾向を確認します。

各用語の暗記なんかしなくって構いません。要は、世界史は大学入学共通テストだけを解ければいいのです。


「理系の高校3年生の世界史勉強は、大学入学共通テストだけを解ければいい」というと手抜きに聞こえそうですが、しかし、この学問「世界史」は、そもそも、まだ未解明な事も多く、高校生が深く理解しようとしても無理なのです。(←推測)

用語を覚える必要は無く、ひっかけ問題さえ解ければ大丈夫です。


もはや理系にとっては、「世界史」用語の書き取り練習は不要です。

書き取り練習をしないと、あたかも「手抜きの駄目な受験生」っぽく聞こえるかもしれないし、高校受験の勉強法と大きく違うので罪悪感を抱くかもしれませんが、しかし、いくつかの国家試験とかでも、マークシート選択式とかで、記述問題のない国家資格もあったり、あるいはその国家資格の一次試験だけはマークシート選択式で記述問題のない場合もあります。

この共通テスト「世界史」の過去問練習ばかりの練習は、将来のそういう国家試験対策とかに向けた、高校生バージョンの練習だと思おう。

なので、とりあえず共通テスト「世界史」過去問を入手しないと、話になりません。

なお、予備校講師などの解説する「共通テスト対策 世界史」などと銘打った参考書だけでは不十分であり(買っても良いですが)、とにかく、まず先に、(実際に共通テスト出題された)共通テスト過去問の問題集を入手し、そして過去問練習をし始める必要があります。

そして、分からない事が多い時代があれば、そこで初めて、(もし必要があれば)「共通テスト対策 世界史」などを読むべきでしょう。


とにかく、さっさと、とりあえず共通テスト過去問を読むという事です。

「30日間で完成! 世界史B」的な題名のワークブックなんて、理系学生は解けなくてもいいのです。共通テスト世界史さえ、解けるようになっていれば、理系志望なら構わないのです。

検定教科書を深く理解する必要は無く、とにかく実際に共通テスト世界史の問題さえ解けるようになっていれば、良いのです。 共通テスト対策の参考書を深く読込む必要すらなく、とにかく実際に共通テスト世界史の問題さえ解けるようになっていれば、大丈夫です。

たとい検定教科書や共通テスト対策参考書を深く理解しようとしても、そもそも、まだ学術的に未解明の事も多く、高校「世界史」の完全な理解なんて、学生には無理なのです。

共通テストだけでしか世界史を使わない場合、もしかしたら用語集すら、もう不要かもしれありません。用語集を読む時間も、足りないでしょう。実際に共通テスト過去問を解いてみるほうが大切です。

山川出版社の用語集での各用語の重要度は、検定教科書での掲載回数で、つまり、決して入試の出題回数ではありません。

まして、けっして大学入学共通テストだけに、用語集は合わせてくれありません。

なので、実際に共通テスト過去問を購入して、アナタが自分の目で、いろいろと近年の共通テスト入試の実情を確認する必要があります。


早い話、高校3年になったら、すでに習った地理や日本史・世界史などでは、教科書を何度もお読みになりかえしたりするよりも、1度通読したら、さっさと共通テスト過去問を練習しましょう。

入試範囲の内容をひととおり教育してくれる検定教科書は、それはそれで入門書としては便利なので、1度は通読しておきましょう。

もちろん、こういった勉強法では、決して、私大文系や国立文系二次などの地歴公民の論述問題は解けないでしょう。しかし、そんな論述対策の勉強なんて、文系学部を志望する受験生に任せましょう。もし理系志望の受験生なら、世界史の論述を勉強する必要はありません。

その他の場合編集

  • 詳しめの検定教科書、もしくは易しめ(やさしめ)の参考書を中心に、高校世界史の前半位を一通り通読します。
  • 詳細的な参考書(たとえば山川出版の『詳説世界史研究』などの分厚い本)は、学習の中心教材にはしません。それらの詳細な辞書的に、必要な場合だけ活用します。
  • 地歴公民の他科目の検定教科書もしくは易しめの参考書や国語の古文漢文の参考書にも、一通り目を通しておきましょう。
  • 教科書・参考書と用語集などを照らしあわせて、出題頻度の少ない用語の暗記は、後回しにする必要があります。


難しい参考書には深入りしない編集

高校の「世界史」「日本史」の参考書では、政治的中立性や客観性を確保する観点などだろうか、かなり詳しく、厚く細かい字で、解説を書いてある参考書もあります。しかし、歴史学科志望者とか私文専願(私大文系の専願)以外は、これらに深入りする必要は無い。

なので、用語・年号の暗記では、あまりにも細かすぎる用語や年号については、暗記をあきらめる必要があります。

極端なことをいうと、たとえば理系志望などで大学入学共通テストでしか地歴公民を使わない場合、検定教科書を理解・用語暗記できる程度+アルファの勉強でよく、そのためには、詳しめの検定教科書と、せいぜい易しめの参考書までを読んで、あとは共通テスト対策問題集などで問題演習しておけば、もう十分でしょう。

なお、歴史科目の検定教科書には、職業高校などの高卒就職コースにも対応したために、私大文系入試・国立文系二次には不十分な易しめの教科書もあるので、それらは私大入試・国立二次入試にはあまり役立ちません。

なので、受験勉強で使う教科書については、入試を視野に入れた教科書を使いましょう。 難解な参考書をお読みになり込むぐらいなら、他教科や他科目の勉強に当てるほうが良いでしょう。

それでも、もしすでに、難しめの詳細な参考書を持っていれば、辞書的に使うのが良いでしょう。普段の勉強は、易しめな参考書で、勉強をするのが良いでしょう。また、用語集などと照らしあわせて、出題頻度の少ない用語の暗記は、後回しにする必要があります。