- まえがき
- 電磁気の物理学の中での位置づけ
- 電磁気学の歴史
- 電磁気学を学ぶ意義
- 静電場
- 電荷
- 電気現象を生じる実体。正電荷(陽子由来)と負電荷(電子由来)の2種類。電子や陽子、その集まりの量として電気量を考えることができる。陽子・電子の電気量の絶対値は等しく(電気素量)、電気量はその整数倍だが電気素量がごく小さい値なので連続量と考えて差し支えない。また電気量は保存量(電荷保存)。クーロン力は同符号で斥力、異符号で引力。
- 電場
- 電荷はその周囲に電場を生じる。電場は電気的な空間の「ひずみ」と考えてよい。電場はベクトル場である。電場の大きさはその電荷がその地点にある単位電荷に及ぼす力の大きさである。電場の視覚的表現として電気力線がある(cf. ガウスの法則)。
- 電位
- 電場の中である電荷をある点から別の点へ移動させるのに必要な仕事。位置エネルギー。電位は相対量であり、基準点が必要である。通常は電荷から無限遠の電位を0、地球の電位を0として考えることが多い。2点間の電位差は静電場において経路によらず一定(cf. 渦なしの法則)。電位の視覚的表現として等電位面がある。電位の勾配は電場。地図に例えれば電位は標高、電場は坂の傾きにあたる。
- 静電場の法則と微分表現
- ガウスの法則
- 渦なしの法則
- ポアソンの方程式・ラプラスの方程式
- 導体
- 誘電体
- 誘電体
- 分極
- 誘電率
- 双極子
- 電束・電束密度
- 誘電体を含む静電場系
- 誘電体に蓄えられるエネルギー
- 定常電流
- 電流・電流密度
- オームの法則
- ジュール熱
- 起電力
- キルヒホッフの法則
- 回路理論への橋渡し
- 静磁場
- 電流との関係
- 磁場
- 磁束密度
- ビオ-サバールの法則
- アンペールの法則
- ベクトルポテンシャル
- ローレンツ力
- 磁性体
- 磁性体
- 磁化
- 磁性体を含む静磁場系
- 透磁率
- 磁石
- 磁気回路
- 電磁誘導
- ファラデーの法則
- 自己誘導・相互誘導
- 磁気エネルギー
- 表皮効果
- 回路の過渡現象
- 電磁波
- 変位電流
- マクスウェルの方程式
- 電磁波
- 電磁ポテンシャル
- ポインティングベクトル