北海学園大対策
本項は、北海学園大学の入学試験対策に関する事項である。
試験科目数は1部(昼間)は3教科3科目、2部(夜間部)は2科目である。
英語
編集長文読解、語彙問題、文法問題、会話文問題、脱文挿入問題、広告文問題(1部及び工学部のみ)、リスニング問題(1部英米文化学科のみ)と多様な形式の問題が出題される。 会話表現等の知識から長文読解力まで幅広い基礎を問いてくる。基礎と言える範囲の安易な取りこぼしが合否の分かれ目になる。経済系学部は配点が150点なので注意。英文は200点にリスニング対策が必要。赤本青本対策過去10年分やることは学園問題把握に有益。
普段からの会話文含めた実用英語と論理文主体のreadingの習得対策が学園の英語対策に役立つから先ずはToeicから始めることは有益。これからは読み、書き、聞く、話すの4つの入試対策に変更されて行き、センター試験が廃止されていくことから考えておくべきこと。
一般試験は過去の問題形式は同じだが、センターよりも難。評論文は難。論理的構造の文章を大量緻密に時間内に読み込み、回答するには普段からの多読、論理的正確な長文読み込み練習してないと、いくら標準問題とは言え、当日は読むだけで終わる。 また、制限時間内での設問数の多さにも対応しなければならない。考えている場合ではなく、条件反射的に事務処理する能力が求められている。合格者平均高得点率の国語、政経選択では差が出ないことから得点が伸びず、当日の英語の不出来が明暗を分けてきていることは昔から変らず毎年同じである。
配点数も経済系は150点(英文は200点)と高く、3教科3科目必修の中で、設問数も多いうえに、制限時間内で、基礎的な問題は取りこぼさない確実な即断事務処理力を付けることに注力すべき。
英語の揺るぎない確実な得点が安定した合格に繋がる。何が何でも英語で、確実に獲ることが絶対要件。 入ってからも、文系は実用語学授業がメインとなり、徹底的にやるので、長期的にToeicスコアを上げる勉強を継続した方が卒業時、就職対策にもなることに変わりはない。
国語
編集大問としての、長文。論理的、大量な文章量の中での正確に押さえた外れない確実な論旨速読理解が求められる。段落構成、要旨把握、論旨要約と正確な読み込みが求められる。
記述問題は要旨要約能力と段落相互の構造と関連性を理解した前提で、比較から文章を置き換えさせたり、段落構成を変えたり、同義語比較、語彙力、漢字など構成中での正確な記述を求めている。難しいことは出ない。しかし、標準的なレベルなものであっても、問題数の多い中での制限時間内に正確に躊躇せずに記述処理する事務処理能力が求められていることから、とりこぼすので、侮ってはいけない。
普段からの様々な文体の読み込み、多読、抽出、構造理解と関連した同義語、接続詞等、文法上の理解から、実際に普段から鉛筆を持って書いて練習していないと必ず読み違え等頭の中で外れてズレる。ふりかえり、戻って読み返している場合ではなく、当日は問題文を読み込み考え込むだけで制限時間切れ終了となりかねない。
青本、赤本、過去問、センター過去問、は有益なので量をこなすこと。普段からの読み込み不足から、漢字、語彙力、文法上の理解不足がくることを認識すべき。 地道、実直な勉強でしか大量な事務処理能力はつかない。 人文学部日本文化学科では古文が出題され、配点は150点。
地理歴史・公民
編集世界史
編集日本史
編集大問は4つで、回答は択一式(記号の選択型)と記述式を併用している。4問目は1940年代頃から1990年頃までを問うものになることが比較的多い(絶対ではない)。また、大問1問において、特定の人物や時代、歴史事象、地域に関することの年表を示し、そのものやそのものに関連する知識を問うものとして出題することも比較的多い(絶対ではない)。突発的に政治・経済のような問いを出題したこともあり、別の方向からの関連付けなどを忘れないようにしたい。
地理
編集細かな知識も出題される。赤本による対策が必要。
政治・経済
編集範囲は教科書内とは言えない。それどころか教科書を越えている。社会事象問題もあり、実際に正確に書かせて、用語の正確な知識を求めたり、普段から資料などを読み込んでいるのか?を問う等、標準だとは言えても広く正確確実な基本を押さえていないととりこぼすのが特徴。
対策として、資料集の徹底的読み込み、憲法前文からの条文までの穴埋め対策、政治・経済用語辞典、傾向と対策、全国大学問題集のローラーと多くの問題を解くのみ。政経選択合格者の平均得点率が9割半ばと高いことから、この科目での差はつかない。
数学
編集工学部では高校3年次までの範囲の応用数学対策が必須。難問は出ない。土木建築学にて積分駆使することは常識的必須。配点は150点なので注意。入学してからの数学重視の授業時間配分が多く、備えるべき。
経済学部での選択科目として、合格者の6割越えが数学で受験している。特に経済学科では数学重視なので、専門科目ミクロ・マクロがラグランジュ関数、偏微分、積分と大学数学で書かれた内容なので、高校数学3年生迄の理解が前提となる。統計学での確率集合論の理解無しでは通過出来ない。
よって150点配点の英語と、100点配点の数、国計3科目受験となる。合格者平均高得点率のリスクの高い政治・経済選択よりも確実に安定得点出来る数学選択者が多い。
難問は出ないが基礎的問題を満遍なく押さえる外さない、取りこぼさない確実な能力が求められる。学園過去問対策で繰り返し10年間分解き続けることが安定した得点率に繋がることは昔から同じ。
理科
編集一冊の冊子に大問が6つあり、問1が物理基礎、問2が物理、問3が化学基礎、問4が化学、問5が生物基礎、問6が生物となっている。ここから当日に2つの大問を選択して回答する。
物理
編集化学
編集生物
編集センター利用
編集一般入試以外にもセンター試験の結果だけで合格することが出来る。合格最低得点率は、2012年度は経済学科は76%、経営は86%であった。年度においてムラがある。近年は75%がドンづまりの最低ライン集団だが、最低ライン辺りの母集団よりも、合格者母集団の平均得点率は高く90%超えとなっていることに注意。(学園の一般試験がセンターよりも難。)
学園は地元受験生が9割5分を越えるから、関東関西受験生の母数が多い旺文社駿台河合塾東進模試は宛にならない。札幌駅隣接の代ゼミ模試、道内地方高校が多く受けるベネッセサンプル数が絶対的に母数が多い。信頼性から言うと、そこのHP見ることも参考になる。