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ウィキペディア國學院大學の記事があります。

本項は、國學院大學の入学試験対策に関する事項である。

國學院大學は、歴史研究に有名な大学であり、古くは皇典講究所が起源である。試験方式が複数あり、A日程には①通常の3科目型、②3科目のうち一番点が高い科目を優遇する得意科目重視型、③学科ごとの傾斜配点によって行う方式(2科目採用する学科もある)。後者2つは特殊な分やや難易度が高めである。それはその方式から合格させる人数を①3教科型より少なくしているためである。しかし、例えば普段から100点満点の内、英語70、国語70、社会科目70とるようなタイプでは無く、英語100、国語60、日本史60など1科目秀でた類の物があるならば、間違いなく得意科目重視型を選ぶべきである。その他、2月20日頃実施のB日程、3月実施のC日程(センター利用も可/2015年度より2科目受験に移行)がある。なお、私大文学部・法学部では珍しく数学が選択でき、文学部では同様に珍しく政治・経済が選択できる。『歴史学の國學院』と呼ばれる[要出典]ように日本史をはじめとした社会教科目の難易度は他の教科目に比べて高い。

一般入試

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英語
試験時間は60分で難易度は平易である。語句整序や熟語知識が出る。なお全てマーク式である。 問題が簡単なのでミスは避けたい。社会科目の難易度を考えた場合80%以上は取れるようにしてほしい 。正確に文を和訳英作できるようにしておくことが大事である。ここでのミスは命取りになる。 問題の傾向は毎年似ているため、過去問(赤本)対策をしっかりすることが重要である。

国語
多くの学部(文学部日本文学科・中国文学科・史学科を除く)は現代文だけで受験可能だが基礎的な問題が多い分、高得点の争いになるのでミスしないように気をつけたい。この教科では出来るだけ満点に近い点数をとってほしい。 文学部日本文学科・中国文学科・史学科のような古文と漢文が必須となる学部に関しては、難易度は、標準~やや難である。 文法的な基礎事項は確実にする必要がある。他大学と比べると「源氏物語」からの出題が多い(大学公認)。やはり英語と同じくセンター試験のように1つの間違いが大きく合否に関わるので慎重に解いてほしい。

日本史
日本史は「歴史学の國學院」と言われる[要出典]だけあって難易度は高い。といっても、他の科目に比べての話であるので、高い点数は望める。8割以上を目指すならば教科書を完ぺきに暗記した後で、様々な問題集や過去問で対策してほしい。しかし、他教科目が得意な者であれば、基礎的な問題を取りこぼさず得点し、他教科目で充分取れば合格できるだろう。また試験形態で得意科目重視型を選んだ場合、偏差値法なのでこの科目で高得点をとれる場合かなり有利になり日本史が得意な場合そちらで受けるべきだろう。一つの例としては資料の中に「政談」と出てきた際に荻生徂徠と理解し、その荻生徂徠の時代(文化的な区分)に起こった出来事を同じ江戸時代の中から選択する問題が出てきたりする。 少なからず文化史としてその作品の著者が誰かわからなければ太刀打ち出来ないということである。また、岩倉具視について教科書を逸脱した非常に細かい問題も出題されている。B日程の場合は論述対策を徹底すべきだろう。

世界史
中国史が頻出だが、それ以外はまちまちである。難易度は英語・国語に比べれば高いが、日本史に比べると解きやすいものばかりである。

地理
地形図の読解が必ず出題されるため地形図を読めるように徹底的に練習すべき。また、関連した日本地誌が出題される。統計欄にはデータブック・オブ・ザ・ワールドが出展として使われやすい傾向があるので確認しておいた方が良い。地理の範囲を逸脱して日本史・世界史や政治・経済の範囲からの出題があることもあるのでこれらの教科書も確認すべき。また、日本史や政治・経済同様に難問が存在する。A日程は系統地理:地誌が1:1の程度であるが、B日程は地誌の出題がメインなのでB日程の地理受験者は徹底的に地誌を勉強するべき。B日程は論述もあるので論述の練習もすべきだろう。

政治・経済
日本史同様に他の科目に比べ難易度は高いが、日本史よりは基本的な問題が多い。出題者の政治思想からか日本国憲法や防衛に関する問題が頻出なので必ず確認するべし。他大学とは異なり世界史や地理の範囲から出題されることはあまりないが、教科書の範囲以上の知識は求められる。出来れば教科書よりも詳しい資料集を利用して学習、必要に応じてデータブック・オブ・ザ・ワールドで統計欄や国別の概要は確認しておくと望ましい(ただしデータブック・オブ・ザ・ワールドは元々地理用なのであくまでも参考程度で)。政治分野には時事問題や難問が出題されることがよくある。出来れば過去3年間にあった主要なニュースは確認したいところ。経済分野は平易な問題が多いが稀に難問が出題されるため要注意。なお、選択科目中最も多い問題数である。

数学
A日程ではマーク式、B日程では記述式である。どちらも数学Ⅰ・Aのみの出題である。A日程の数学は教科書章末問題レベルで対応可能な平易な問題である。社会科目が難しい分数学選択者は高得点を確保したいところ。