参考書の利用 編集

公立高校の入試問題は、普遍的で標準的な問題を出題するという基本姿勢があるので、学校教科書の範囲から出題されると見ていいでしょう。

私立高校の多くは、理科と社会を入試に出さない場合も多い。その理由は様々考えられますし、さまざま言及されていますが、そんなに詮索する必要はなく、単に入学試験の構成を簡単にしている、と、考えていいと思います。

ですから一般的な入試対策として、基本的、標準的な教科書に準拠した学習が必要ですね。

理科は暗記科目だといわれることもありますが、実際には知的な理解を求め、数学を応用していることも多い。

やや雑談的ですが、現編集者が昔学習塾講師をアルバイトでしていた時、理科の時間に数学のことを一生懸命説明していたら生徒に、

「えー、なんでー、理科の時間なのにー。」

と、言われたことがあります。

「いやいや、ガンガン関係あるからね…」

と、その時は言っておきましたが…。

ですから教科書が基本で、標準的な参考書を持っていれば、何かと有用でしょう。

ノートに書いてまとめたり、とにかくいろいろな工夫をして実際に鉛筆で書いて勉強するといいですよ。後、理科は計算問題もありますね。

学校教科書は図版が豊富でいいのですが、解説や説明はやや少ないかもしれません。授業でそこが補われますが、その内容を十分きれいにノートにまとめるのは、なかなか難しいですよね。

どの教科でも、参考書を複数読んで、読み比べることを推奨する人がいますが、もちろんそれができる状況にあるなら有効ですが、普通中学生が同じ教科の参考書を二冊持つことはあまり無いでしょう。

そういう時はもう一冊で割り切って、一冊の参考書で知る事が出来ることをしっかり学習するのが良いと思う。

図鑑 編集

昆虫図鑑や植物図鑑などの図鑑には、具体的な生物に関する様々な知識、そしてその分野全体にかかわる有用な情報が書かれているが、中学校での学習自体とはやや趣を異にする知識であり、中学校理科自体ではもう少し総論的な普遍的な生物に関する学習が提供されるだろう。

だから、受験勉強の目的に即物的に効果を持つ書物ではないが、しかし自然科学、理科、を理解するための重要な資料であることには変わりなく、受験勉強は受験勉強として、それぞれ個人の判断で参照した場合、知的な収穫が、明らかにあるだろう。

理科に関する様々な用語 編集

理科の場合、用語を問う問題は、よく出題されるでしょう。

基本的には教科書の記述にある漢字で覚えるべきですね。平仮名片仮名書きでも場合によっては部分点がもらえますが、学校で習う教科は教科書に準拠させて、そこの漢字表現で、言葉、文を覚えるのが推奨です。

原子の記号、化学式、イオン式、生物名、薬品名、各種覚えることがありますが、ノートやに鉛筆で書く習慣によって記憶を目指すのは、常套であり、有効でしょう。

ドリルとワークブック、計算問題 編集

難関校を受験する人も、割と一般的な高校を受験する人も、まずは、基本的な内容のドリルやワークブック、受験標準難度の問題集を練習するのがいいでしょう。

物事にはちょうど良い、程よい程度というのがあるようですね。あまり簡単すぎる課題は、学習として薄くなってしまいますし、かといって難しすぎる問題は、ストレスや負荷も多いし、悪い影響をもたらすことも多いですよね。

難関の私立志望の場合 編集

私立の難関進学高校でも、あまり理科で込み入った出題はなされないようです。

現状がそうなっているのは、それなりの高校側の意図はあるでしょうが、あまりそれらの方針を絶対視して、詮索して、特定の考え方を断定しないほうがいいと思います。

前編集者は計算力がどうのとか、マニアックがどうとか、逃げないのがどうとか、さぼる口実の悪用とか、インチキな議論を重ねに重ねていますが、これこそ正に下衆の勘繰り以外の何物でもなく、こんな議論を弄する人間の相手は一切しないのが唯一の正解でしょう。そもそもさぼるとかさぼらないとか平気で言う人間が多いけど、実際にはそんな人間のためには、指一本動かす義務もないんだよね。

私立高校入試(難関含む) 編集

中学校は一般に中等教育の前期と呼ばれ、理科や社会では基本的、標準的なことを学習し、あまり高度な難しいことを勉強することにはならないでしょう。私立高校入試も、標準的な出題、そんな難しい問題は出題されないと見ていい。

ですから、理科に関して、難問集の学習などはあまり推奨されない。その時間があるなら他の事、任意にそれぞれ見出すとよいが、有益なことに時間を費やしたい。

しかし一部の私立ではそこそこの難問が出題されることもあるようですね。例えば浸透圧(しんとうあつ)に関して、出題されたことがあった。ただこの課題については、事実上は高校で学習することですが、中学生に出題する問題としては、それなりに配慮や解説が加えられ、難問ではあるが、中学校の知識を応用すれば何とか解答できるものではあるでしょう。

こういう問題の対策として、高校の学習まで手を伸ばすのは、おそらくやりすぎで、むしろ、難関高校受験向けの参考書を読んでみる、という手段はありますね。

難関高校受験対策用の参考書は、あくまでも中学校理科の参考書ですし、深い内容は持っているでしょうが、読むこと自体はそれほど難しくないという指摘があります。

高校に入ると理科は物理、化学、生物、地学と、専門分野ごとに細分化されていきますし、大学に入るとさらに自然科学として、深度の高い様々な専門分野を学習することになります。基本的に我々の社会は、特定の分野の専門家になり、その分野に特化した職業に就くことを求めています。

しかし総合的に自然科学、理科を見るという視点も非常に重要なので、中学校ではある意味では理想的な形態で理科を学んでいることになると思います。