小学校国語/おおきな かぶ
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あらすじ:むかしむかしのこと。
おじいさんが、かぶのたねをうえました。
「おおきくなぁれ、あまくなぁれ」
かぶはぐんぐん育っていきます。 なんと、おじいさんよりもおおきくなりました。
おじいさんはびっくりしましたが、 よぉし! と、かぶを抜くことにしました。
「よいしょ、よいしょ……」
ところが、かぶはビクともしません。
その様子をみて、おばあさんがたすけにきてくれました。
おじいさんとおばあさんが、ふたりでかぶを引っぱりはじめます。
「よいしょ、よいしょ……」
それでもかぶは抜けません。
その様子をみて、孫(まご)がたすけにきてくれました。
おじいさんとおばあさん、孫のさんにんでかぶを引っぱりはじめます。
「よいしょ、よいしょ……」
それでもかぶは、ぜんぜん、抜けません。
その様子をみて、犬がたすけにきてくれました。
おじいさん、おばあさん、孫と、犬。 さんにんといっぴきで、かぶを引っぱりはじめます。
「よいしょ、よいしょ……」
けれどもかぶは、これっぽっちも抜けません。
その様子をみて、ねこがたすけにきてくれました。
おじいさん、おばあさん、孫、犬と、ねこ。 さんにんとにひきで、かぶを引っぱりはじめます。
「よいしょ、よいしょ……」
それなのにかぶは、どうやっても抜けません。
その様子をみて、ねずみがたすけにきてくれました。
おじいさん、おばあさん、孫、犬、ねこと、ねずみ。 さんにんとさんびきで、かぶを引っぱりはじめます。
「よいしょ、よいしょ……」
そのときです。
すぽーん!
おおきな音をたてて、とうとうかぶが抜けました!
みんなはおおよろこび。
「今夜はかぶのスープにしよう!」
あまくておいしいかぶのスープを、みんなでなかよく食べました。
めでたし、めでたし。