小学校理科/2学年
植物の作り
編集植物(しょくぶつ)は、根(ね)・くき・葉(は)からできています。根は土の中にあり、水や養分(ようぶん)を取り込みます。くきは、葉と葉の間にある、細長いぼうのような物で、根と葉をつなぎます。葉は、太陽の光を取り込みます。
いろいろな植物
編集理科で、よく名前のでてくる植物(しょくぶつ)を、知っておきましょう。
- ホウセンカ
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ホウセンカの花
- ヘチマ
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ヘチマの絵
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ヘチマの実
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ヘチマ
- そのほかの植物。
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タンポポの花
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タンポポの綿毛(わたげ)。わたげのねもとには、たねがついています。わたげは、タンポポが、風(かぜ)をりようして、たねをとばすための工夫(くふう)です。
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アブラナ
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ヒマワリの花
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ヒマワリの種(たね)。ヒマワリの種は、ほそながいです。
- 木(き)
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サクラ。木にも、花がなるものは、あります。
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イチョウ。イチョウは、秋(あき)には、葉(は)が、きいろくなる。
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イチョウの葉。
チョウの育ち方
編集よく春に、チョウを見かけますね。そこで、チョウの育ち方について学習しましょう。
キャベツの葉に、黄色い小さな、1mmくらいのつぶがついていることがあります。これは、モンシロチョウがうみつけた「たまご」なのです。よう虫は、たまごからかえると、始めに、からを食べます。よう虫は、何度か皮をぬいで、どんどん大きくなります。糸を体にかけて、かわをぬぎ、さなぎになります。そして、せい虫(せいちゅう、成虫)になるのです。出てきたばかりのせい虫は、羽がのびるまで、じっとしています。
このようにチョウは、たまご→よう虫→さなぎ→せい虫のじゅんに育つのです(かんぜんへんたい)。
チョウは、「こん虫」のなかまです。こん虫の体は、頭(あたま)・むね・はらからできていて、むねにあしが6本あります。はねも、むねについています。チョウは4まいの、はねをもっています。またこん虫は、目や、頭から出ている「しょっ角」(しょっかく)という長いつきでているばしょで、身の回りのようすをかんじとっています。
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たまご。
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ふ化(ふか)した幼虫(ようちゅう)。
(※ふ化・・・たまごから生まれること。) -
幼虫(ようちゅう)。
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さなぎ。
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羽化(うか)が間近な、さなぎ。成虫(せいちゅう)の模様(もよう)が、すけて見える。
たまごから、かえったばかりのモンシロチョウは、じぶんのたまごをたべます。そのあとの食事(しょくじ)のエサは、キャベツの葉っぱ(はっぱ)をたべます。だから、チョウのたまごは、キャベツの葉(は)に、うみつけられます。チョウは、エサをしばらくたべると、しずかにとまり、皮(かわ)をぬぎはじめます。こん虫が皮(かわ)をぬぐことを、だっ皮(だっぴ)といいます。だっ皮をするたびに、こん虫は、おおきくなっていきます。 モンシロチョウのよう虫は、このように、だっ皮をします。モンシロチョウは、まず4回、だっ皮をします。そのあと、さなぎになります。
さなぎになってから、だいたい10日ほどで、さなぎのせなかがわれて、さなぎからせい虫(せいちゅう)がでてきます。これがう化(うか)です。(う化の日数は、かならずしも、ぴったり10日というわけではなく、8日か9日かもしれないし、11日かもしれません。)
モンシロチョウは、はねが4枚です。みぎとひだりに、2まいずつ、あわせて4まいのはねを、モンシロチョウは、もっています。
チョウのように、さなぎになってから、せい虫になるしかたを、「かんぜんへんたい」というのでした。 チョウのほかにも、さなぎになってからせい虫になる、かんぜんへんたいをする、こん虫はいます。 カブトムシやハチも、さなぎになるので、かんぜんへんたいをします。
せい虫になったモンシロチョウのエサは、花(はな)のみつです。このように、こん虫は、よう虫と、せい虫とで、エサがかわるばあいがあります。
カブトムシ
編集カブトムシの よう虫(ようちゅう) は、2回、だっぴ を します。
2回のだっぴのあとに、さなぎになります。
さなぎから、 うか を して 、成虫(せいちゅう) になります。
カブトムシの ようちゅう の たべもの は、 くさった木 や おちば などが たべもの です。
なので、 おちば の つもったところ の なか に カブトムシ の ようちゅう は いることが あります。
こん虫
編集こん虫(こんちゅう)は、草を食べるものもいれば、花のみつや木のしる(じゅえき)をすったり、ほかの虫を食べるしゅるいもいます。野原を住む家(すみか)にするものもいれば、木や土の中(カブトムシの幼虫やアリなど)、水の中(ヤゴなど)にすんでいるものもいます。こん虫には、さなぎにならずに、 たまご → よう虫(ようちゅう) → せい虫(せいちゅう) のじゅんに育つもの(「ふかんぜんへんたい」といいます)もいます。
バッタやトンボも、チョウと同じように、体が頭・むね・はらからできていて、むねにあしが6本あります。頭には、目としょっ角があり、身の回りのようすをかんじとっています。
こん虫の、はらには節(ふし)があり、その節に、くうきをすってはくための、気門(きもん)があります。
わたしたち、人間(にんげん)は、顔(かお)についている鼻(はな)で空気(くうき)を、すいます。ですが、こん虫の空気(くうき)をとりいれる場所(ばしょ)は、にんげんとは、ちがうのです。
こん虫は、気門(きもん)で空気(くうき)を、すったり、はいたりします。
こん虫の、はねの数(かず)は種類によって、ちがいます。はねがあったりなかったりするばあいもあります。ふつうのチョウは4枚(まい)の羽根(はね)をもっています。モンシロチョウもアゲハチョウも、チョウは、はねが4枚です。
カブトムシの羽根(はね)は、4枚(まい)です。バッタのはねは、4まいです。トンボのはねは、4まいです。セミのはねは4まいです。
じめんにいるアリも、こん虫です。アリには女王アリ(じょおうアリ)という、アリたちのおかあさんには、はねがありますが、そのほかのはたらきアリには、はねがありません。
テントウムシも、こん虫です。
こん虫ではない虫もあります。体が3つに分かれなかったりあしが6本ではないなどの理由で、こん虫ではないのです。たとえば、クモやダンゴムシなどです。
ハチ は はり を もっています 。 さされると 、 とても いたい です。なので 、 ハチ に イタズラしては いけません 。
ハチには、ミツバチの ほか にも クマンバチ や スズメバチ や アシナガバチ が います 。
とくに スズメバチ は とても あぶない ハチ です。
ミツバチもクマンバチも、どのハチも、ハチの巣(す) には ぜったいに イタズラ しては いけません 。
もしも あなた の おうち や がっこう で ハチの巣を みつけたら 、巣(す)には ちかづかず、 かならず おとなの人に れんらく しましょう。
- コオロギ
コオロギもこん虫です。
コオロギの なきごえ は 、はね の 音(おと)です。
オスのコオロギだけが、なきます。オスとは どうぶつ の おとこ です。
メスのコオロギは、なきません。メスとは どうぶつ の おんな です。
コオロギも脱皮(だっぴ)をします。コオロギはさなぎにはなりません。このように、からなずしも、すべてのこん虫が脱皮(だっぴ)をするとはかぎらないのです。コオロギは7回の脱皮(だっぴ)をします。さいごの7回目の脱皮(だっぴ)がおわると、成虫(せいちゅう)になります。
チョウのように、さなぎになる、こん虫のへんたいのしかたを、「かんぜんへんたい」といいました。 コオロギのように、さなぎにはならないで、せい虫になるへんたいのしかたを、ふかんぜんへんたいといいます。「ふ」がつくので、きをつけてください。
- セミ
(だっぴ)ふかんぜんへんたいの昆虫は、コオロギのほかにもいます。トンボやバッタやセミも、さなぎにはならないので、ふかんぜんへんたいです。
カブトムシはさなぎになる「かんぜんへんたい」をするのに、セミはさなぎにならないで「ふかんぜんへんたい」なのですね。
カマキリ も こんちゅう です。 クワガタ も こんちゅうです。
カマキリ や クワガタ は ちから が つよいです 。
かまれると とても いたいです。 かまれて 血(ち) が でる ばあい も あります 。
ちゅうい しましょう。
カエル と オタマジャクシ
編集カエル と オタマジャクシ は、じつは、おなじ です。
オタマジャクシ が、おおきくなると、 カエル に なります。 オタマジャクシは、さかなと おなじように 、 みずのなかを およぎます。
オタマジャクシ は みず の なか でしか いきられません。
みず が ないと 、 オタマジャクシ は しにます。
オタマジャクシ は さかな と おなじように 、 えら で 、 こきゅう を しています 。
オアタマジャクシ の たべもの は、オタマジャクシ は 水草(みずくさ) を たべます。
オタマジャクシ は そだつと あし が はえてきて 、しっぽ が みじかくなって いきます 。
そして、 しっぽ は なくなり、 カエル に なります。
カエル は 、りく で せいかつ します 。
カエル の たべもの は 、ちいさな 虫(むし) です。
かん電池と豆電球
編集豆電球(まめでんきゅう)とかん電池(かんでんち)を、どう線やどう線つきソケットを使ってつないでみましょう。どうやったら明りがつきますか。調べてみましたか。答えは輪(わ)になるようにつなぎます。
- ※ どう線(どうせん、導線)
- 電気をとおせる金ぞくの線のことです。もっている人に電気が流れないように、ビニルでおおわれています。電池にどう線をつけるときは、ビニルのぶぶんをはがして、つかいます。
導線の導は、「みちびく」という意味です。電気をみちびいているので、このような名前がついています。
じしゃくのひみつ
編集じしゃくとは、鉄(てつ)にくっつくという、ふしぎな道具です。では、じしゃくについて学習しましょう。
みのまわりにあるいろいろなものにじしゃくを近づけ、どのようなものがくっついたか調べてみましょう。じしゃくは、鉄(てつ)でできている物を引きつける力があります。たとえば鉄で出きた空きかんやクリップなど、です。また、アルミニウムなどの鉄いがいの金ぞくやプラスチックなど、鉄でできていない物は、じしゃくを引きつけません。また、テレビやビデオテープ、パソコンなどの電気せいひんやテレホンカードのようなお金の役わりをするカードにじしゃくを近づけると、使えなくなってしまいますので、ぜったいにやめましょう。
すな
じしゃくのきょく
編集じしゃくには、「Nきょく」(エヌきょく)と「Sきょく」(エスきょく)があります。Nきょくは、赤いところ、Sきょくは、青いところ(もしくは、みどり色や、色がついていない)のところです。じしゃくは、NきょくとSきょくのところ(はしのところ)のほうが、
鉄とじしゃくの関係
編集鉄(てつ)は、じしゃくになります。じしゃくのはしで、ゼムクリップやくぎを、同じほうこうに、2〜3回こすります。そして、その鉄を、べつの鉄にくっつけてみましょう。鉄は、じしゃくになるのですね。みなさんもためしてみましょう。
ほうい じしゃく
編集水に うかばせた、はっぽうスチロール(発泡スチロール)の上(うえ)に、ぼうじしゃくをのせることで、じしゃくのNきょくは、きたのほうがくを、さししめします。
これをりようして、ほうがくをしることができます。
これをりようした物(もの)が、ほういじしゃく(方位磁石)です。
「ほういじしゃく」という、ほうがく を さししめす、じしゃく が あります。
これが じしゃく で ある こと を たしかめる には、 ぼうじしゃく を ちかづけると、 ほういじしゃく の 「はり」 が うごくので、 たしかめられます。
ほういじしゃく は、赤いろの「はり」が 北(きた)のほうがく を、さししめします。ほういじしゃくに書かれた 「N」 という 文字 は、英語(えいご)の北(きた)を あらわすNORTH(ノース) の 頭文字(かしらもじ、・・・さいしょの文字)です。
ちなみに、Wが西(にし)で、Eが東(ひがし)で、Sが南(みなみ)です。NとかWとかEとかSは、英語が由来(ゆらい)です。
- 英語では東西南北(とうざいなんぼく)の方角(ほうがく)は、EAST「イースト」で東、 WEST「ウェスト」で西、 SOUTH「サウス」で南、NORTH「ノース」で北、です。英語は、小学2年では、おぼえなくてもいいです。ここでしょうかいした英語は、方位磁石(ほういじしゃく)をつかうときの、さんこうにしてください。
ひかり
編集虫めがねで日光を集めよう
編集虫めがね(むしめがね)で日光を集めることができます。 虫めがねの、透明(とうめい)なところをレンズと言います。 このレンズで、光をあつめることが出きます。
みなさんもじっけんしてみましょう。じっけんをするときは、おとうさんやおかあさんに、「じっけんをする」ということを、れんらくをしてから、じっけんください。
- じっけんの、やりかた
紙を黒くぬって、(または、黒い画用紙(がようし)をつかってもいいでしょう。)そこに虫めがねをななめにしたり、近づけたり遠ざけたりしてあつめた光を当ててみましょう。
※ きをつけよう。
- 虫めがねをつかって太陽(たいよう)を見てはいけません。目が見えなくなることがあります。
- 虫めがねは、つかいおわったら、ケースなどに、もどして、光があたらないようにしよう。そのまま外にだしておくと、あつめた光で、まわりのものが、あつくなって、もえてしまうことがあります。
光と色(いろ)
編集日光には、色が、ついていないように、見えます。しかし、光をプリズムというものにとおすと、にじ(虹)のような色の光が見えます。
光は、光の色によって、くっせつの角度がちがうのです。そのため、プリズムで、くっせつするときに、光が、わかれるのです。
雨のあとなどに、にじ(虹)ができるのも、空気中の、こまかな水によって、光がくっせつし、色が、わかれるからです。
でんぷん
編集この分野は、せいれき2013年の今では、小学二年や三年では習わないです。
- ※ この説明(せつめい)では、「くだものナイフ」をつかいます。ですが、くだものナイフ を つかのはキケンですので、 学校の授業 の ほか には、 この じっけん は、 しないで ください。
- (高学年での学習負担を減らす目的で、一部を紹介をしています。)
ジュガイモ の いも を、くだものナイフ で 切った切り口に、すこし、ヨウそ液(ようそえき、ヨウ素液)という液体をたらすと、青むらさき色 に なります。ヨウ素液そのもの の 色 は、うすい 黄色 です。 ジャガイモの切り口は、白い色です。 つまり、 ジャガイモ と ヨウそ液 とが、くみあわあって、なにかが、おきたことになります。
また、じゃがいもの切り口からでる白い汁にも、少しヨウ素をたらすと、青むらさき色になります。
これは、デンプンという物質が含まれてていて、そのデンプンとヨウそが、 反応(はんのう) をしたからです。
このデンプンとヨウ素との反応を、 ヨウ素デンプン反応 (ヨウそデンプンはんのう)といいます。
このデンプンは、植物が成長するために、植物が作った栄養です。
なお、ヨウそ液液は、光にあたると、性質がかわってしまうので、光があたらないように、茶色いビンに、はいっています。
ヨウそ液は、食べては、いけません。のんでも、いけません。ヨウそ液をつけたイモも、食べてはいけません。ヨウそ液をつけたイモは、「もえるゴミ」として、すててください。
ヨウそデンプン反応(はんのう)は、ある物が、デンプンなのか、それとも、デンプンではないのかを、しらべるのに利用(りよう)されます。
みず の せいしつ
編集- 水(みず) の はかりかた
水(みず) や 、サラダ油(サラダあぶら)のような、液体(えきたい)の大きさをはかるたんい(単位)として、リットルというたんい(単位)があります。 1リットルは体積(たいせき)の単位(たんい)です。 1辺が10センチメートルの立方体の体積とおなじです。つまり、1リットルは、1000立方センチメートルです。
- ( 1000立方センチメートル = 10センチメートル ×10センチメートル ×10センチメートル )
水(みず) の たいせき を はかるとき には、 リットル の、 たんい を つかいます。
リットルは、記号(きごう) で、 L と かきます。 たとえば、 2L は、 2リットル の ことです。
1リットル の 水 の おもさ は、1000グラム に なります。 おもさ の たんい を、 キログラム に すれば、 水 が 1リットル の とき の おもさは 1キログラム です。(1000グラムは1キログラムです。 1000g = 1kg です。)
油(あぶら) などの、水でない えきたい だと、 1リットル の おもさ は、 ちがう おもさ に なります。
1リットルだと、はかりたいものにたいして、大きすぎる 場合(ばあい) が あるので、 そのばあい、 デシリットル という たんい を つかいます。
デシリットル は、記号(きごう) で、 dL と かきます。
1リットルは10デシリットルです。
記号(きごう) を つかって かくと
- 10dL = 1L
です。
上(うえ) の 学年(がくねん) では、 ビーカー や フラスコ という いれもの を つかう ばあい が あります。 ビーカー とは、 また、 フラスコ とは、 理科 の じっけんで、 えきたい を はかるため の いれもの です。
この ビーカー や フラスコ には、 えきたい の たいせき を、わかりやすく するため 、 めもり(目盛り) が かかれている ばあい が あります。
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ビーカー
しゃしんのビーカーのめもりには、リットルやデシリットルいがいの単位(たんい)が、つかわれてるかもしれません。 -
フラスコ
しゃしんのフラスコのめもりには、リットルやデシリットルいがいの単位(たんい)が、つかわれてるかもしれません。
- 水(みず)の、せいしつ
水(みず)を いれた ピストン を おしても、 水 は ちぢみません。
水は、食塩(しょくえん)や、砂糖(さとう)などを、とかせます。食塩というのは、「しお」のことです。なめると、しょっぱい、「しお」のことを、理科(りか)では食塩(しょくえん)といいます。
さとう とは、 なめると、 あまい あじ の する、 あの 「さとう」 の こと です。
「水に、とける」というのは、食塩を水に入れて、かきまぜると、目に見えなくなります。
ものによっては、水にとけない物(もの) も あります。 水 に 木(き)の枝(えだ) や はっぱ を いれても、 枝(えだ) も はっぱ も 、水(みず)に とけません。
- すいようえき
じっけんは、むりして、じっけんしなくてもいいです。
このように ものがとけた 水(みず)の こと を、 水ようえき(すいようえき) と いいます。
しお が とけた 水(みず) は、しお の 水ようえき です。
さとう が とけた水 は、 さとう の 水よう液 です。
ともかく、水は、しおや、さとうなどをとかせます。
食塩(しょくえん)がとけた水(みず)のことを、食塩水(しょくえんすい)といいます。
海(うみ)の水(みず) が、 しょっぱいのは、 海の水の中に、 食塩が、 とけて いるから です。 なお、海の水のことを 海水(かいすい)と、 いいます。
水に、 ものをとかしたら、 その もの を とかした おもさ の ぶん だけ、 水よう液(すいようえき) は、おもく なります。
たとえば、 500グラム の、 まだ なにも とかしていない 水 に、 これから 20グラム の 塩(しお) を、とかした と しましょう。 すると、 食塩水(しょくえんすい) の おもさ は、 ぜんぶ で 520グラム に なります。
水に、 もの を とかしても、 水よう液 の、 体積(たいせき) は、 かわりません。
水(みず) は、しおや、さとうなどを、とかせる量(りょう)に、かぎりがあります。
みず の たいせき を かえないで 食塩(しょくえん) を いれ つづけると 、 さいご には 、 とけなく なります。
水(みず)に、 もの が とけなく なったこと を、 「水が、ほうわした。」 と いうふうにいいます。
水よう液は、とうめい(透明、・・・すきとおっている、ということ。)です。
水よう液は、時間(じかん) が たっても、 水よう液 は とうめい の まま です。
水 に とかせる物のおもさは、 水 の たいせき が おおい ほど、 とかせる おもさ も おおく なります。
水 の たいせき を、 2ばい(2倍) に すれば、 とける 食塩 の おもさ も、2ばい に なります。
とかされる 物 の しゅるい によって、 水 の 体せき が おなじ でも、 とける 物の おもさ は、 かわります。
たとえば、20℃の水が、なにもとかしていない水だとして、たいせきが1デシリットル、つまり おもさ は 100g(= 100グラム)の みず が あったとします。 この 100g の 水 に、砂糖(さとう) は 200gくらいまで、とけます。
おなじ体せき 10デシリットル の みず で、おんど が 20℃の、まだ、なにもとかしていない水 100g には、 塩は、これから37gくらいまで、とけます。
このように、 おなじ たいせき の みずでも 、しお と さとう では 、とかせる おもさ が ちがいます 。
かきまぜると はやく とけやすく なります。
ほうわ した すいようえき は かきまぜても 、 もう とけません 。
あたたかい 湯(ゆ) のほうが つめたい 水(みず) より も おおくの しお や さとう を とかせます。
また 、あたたかい 湯(ゆ) のほうが とける はやさ が はやい です 。
- こおり
じっけんは、むりして、じっけんしなくてもいいです。
冬(ふゆ)の、さむい日に、水は、どうなるでしょうか。水は温度(おんど)が0度(ゼロど)になると、こおりになります。
冬になると、水がこおることがあるのは、このような、げんしょうです。
マイナスの温度(おんど)のこおりを、あたためていくと、ゼロ度(ゼロど)になったときに、こおりは、水にもどります。
雪(ゆき)がふった日の、つぎの日があったい日だと、雪がとけるのは、気温が0度よりも温度が高くなって、雪がとけて水になったからです。 雪(ゆき)も、こおりです。
水が、こおりはじめてから、ぜんぶ、こおって、こおりになるまでの温度は、ゼロ度のままです。
かんぜんにこおったこおりは、マイナスの温度です。
つち と すな
編集がっこう の すなば や、こうえん の すなば には、すな が たくさん ありますね。
すな は しろかったり 、 はいいろ ぽい いろを している ことが おおいですね 。
がっこう の かだん(花壇) には、 つち(土) が ありますね。
うえき など の ねもと の じめん にも、 つち が ありますね 。
つち は ちゃいろ(茶色) ぽい いろ だったり 、あるいは つち は くろっぽい(黒っぽい) ですね。
たんぼ(田んぼ) や はたけ(畑) にも、 土(つち) は おおいですね。
つち と すな の ちがい は なんでしょう 。
つち は 、 かれた おちば や しんだ いきもの などが 、ぶんかい されて こまかく なった もの です 。
なので、 つち は えいよう を ふくんで います 。
すな は、 いし(石) が くだけて 、 つぶつぶ に なった もの です 。