本項は広島市立大学の入学試験対策に関する事項である。

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広島市立大学は広島県広島市安佐南区にある公立大学である。 1994年に開学された比較的新しい大学である。国公立大学には少ない国際学部、情報科学部、芸術学部という個性豊かな3学部で構成されており、質の高い教育を行っている。特に語学の習得に力を入れており、独自のプログラムを用いたCALL英語集中が必修科目として実施されている。また、海外留学の環境も非常に良く整えられており、条件を満たせば海外の協定大学に学費無料で留学する事ができる(留学先の大学の学費が無料)。キャンパスが美しく、自習室やパソコンなどの学習環境も充実している。

センター試験

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国際学部と情報科学部は、センター試験の配点の方が2次試験より高いか同等である。芸術学部は2次試験の実技科目の配点がセンターの2倍とかなり高い。国際はセンターで課せられる科目が3-4科目と少なく、70-80%前後の得点が必要となるのでセンターで十分な点数を稼いでおく必要がある。特にセンターが難しかった年は、元々国立大学志望だった受験生が流れてくる事が想定されるので要注意である。情報科学は60-70%程度の得点率が必要である。芸術は2次試験で逆転が起こるので、センターの点数はあまり参考にならない。過去には30%台の得点率で合格している受験生もいる。ただし、いずれの学部も必要な得点率は年度によって異なるので、出願校を決める際には大手予備校などが発表する最新のデータを精査することが必須である。

2次試験対策

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英語
情報科学部で出題される。形式は記述式とマーク式の併用で、下線部和訳、内容説明、語句整序、空欄補充、グラフや図を用いた問題と、様々な種類の問題が出題される。英文の難易度はセンター試験レベルであるので、標準的な学力のある受験生なら十分読解できる。出題形式・傾向が一貫しているので、基礎固めをした後に過去問演習を行うことが重要である。

数学

小論文
国際学部の前期入試で課せられる。日本語で出題される大問と英語で出題される大問の2題が出題される。本文を読解した上で設問に答える形式である。年によって多少出題形式の変更はあるが、日本語の大問は本文中の下線部について百字から数百字程度で解答する小問と、500字程度で意見を述べる小問が毎年出題されている。本文は易しく読みやすいので、読解に戸惑う事はほぼないと思われる。しかし、記述量が多いので、手早く解答を作成する練習が必要である。特に意見を述べる小問では、短時間で論点や意見を箇条書きにし、それを手早くまとめられるように十分な練習が必要である。本番では何度も書き直せるような時間的余裕はない。英語の設問は、本文の内容について日本語で説明する小問と英語で意見を述べる小問(事実上の自由英作文)が毎年出題される。英語の本文は標準的な難易度で、2次試験対策をした受験生なら十分読解できるレベルである。しかし、英語で意見を述べる小問は語数指定がなく、解答欄に合わせて記述する形式であるので、かなりの表現力が必要である。 どちらの大問も時事的な内容を含んだ文章が出題されやすいので、日頃からニュースや新聞などで、社会についての教養を得ておく必要がある。

総合問題
国際学部の後期入試で課せられる。例年、全文日本語の文章が出題される。出題は大きく2パターンあり、小論文の日本語の大問に近い年と、図やグラフ、地図などを用いた小問、語彙に関する小問を含む年がある。しかし、どちらにせよ記述力が求められる設問であるのは変わらないので、事前に対策をしておく必要がある。また、前期入試と同様時事的な内容を含んだ文章が出題されやすいので、日頃からニュースや新聞などで、社会についての教養を得ておく必要がある。

実技