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星間物質(せいかんぶっしつ)は恒星間にある物体で気体の星間ガスと固体の星間塵(せいかんじん)がある。星間物質が多く、雲のように見える天体を星雲(せいうん)という。

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星雲の種類

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星雲には暗黒星雲、散光星雲、惑星状星雲、超新星残骸の4種に大別できる。

 
馬頭星雲

暗黒星雲(あんこくせいうん)は後ろに光源があることで識別できる星雲で、それ自体は光っていない。オリオン座にある馬頭星雲などが有名である。

 
M17としても知られるオメガ星雲

散光星雲(さんこうせいうん)は広がって光っている星雲である。後に説明する惑星状星雲や超新星残骸に含める場合もある。オメガ星雲やばら星雲などが有名である。

 
木星状星雲

惑星状星雲(わくせいじょうせいうん)は比較的質量の小さい恒星が赤色巨星となり、その時に放出したガスが中心の恒星の紫外線を受けて光っている。木星状星雲などが有名である。

 
かに星雲

超新星残骸(ちょうしんせいざんがい)は超新星爆発の際に残ったものである。かに星雲などが有名である。

また、水素が分子でいる星雲は分子雲(ぶんしうん)という。

光を放つかどうかによる区別

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星雲のうち、特にガス星雲では自ら光を放つか、他の光を反射して光っているかによってそれぞれ名称が付けられている。自ら光を放つガス星雲を輝線星雲(きせんせいうん)、他の光を反射して光る星雲を反射星雲(はんしゃせいうん)という。輝線星雲も反射星雲もいずれも散光星雲に含まれる。

HII領域

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散光星雲の中でも電離した水素(HIIという)が発光することで発見される星雲などの天体をHII領域という。この電離した水素はふつう若い星が紫外線を放射することによって電離した状態となる。この光が水素から発光されたものだということはこの星雲を観測すれば水素の輝線が見つかるはずである。そしてHII領域には赤い光を放つものが多く、ばら星雲や干潟星雲などは赤い。これは水素の輝線、Hα線を放出しているためである。

恒星間天体

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恒星間天体の1つ、オウムアムアの想像図

恒星間にある物体には星間物質以外にも恒星間天体(こうせいかんてんたい)がある。恒星間にあるので恒星のまわりを公転していない。現在はオウムアムアとボリソフ彗星の2つしか見つかっておらず、詳細が解明されていない。