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ここでは、水泳を行うために必要な準備、心構えなどについて述べていく。

用具 編集

水着 編集

水泳を行う際には、水着を着用する。水着と言っても、レジャープールや海水浴場に遊びに行くときの水着とは違う。下着を着用する必要はない。

男性 編集

 
一般的な男性用水着

男性用の水着は下半身のみのパンツまたはスパッツのような形状で、上半身は裸というのが一般的である。屋外で水泳を行う際には、紫外線や冷たい水温から身を守るため、上半身にラッシュガードを着用した方が良い場合があるが、屋内の場合は不要である。

男性用の水着は丈の長さによって分類され、現在最も一般的なのは膝上までを覆う4、5分丈のものである。かつては必要最小限の部分だけを覆い、太股は完全に露出するいわゆるブーメランパンツが一般的だったが、皮膚より水の抵抗を受けにくい素材が一般的になるにつれて、しだいに丈の長い水着が着用されるようになった。初心者もまずはこの水着を選ぶとよい。ただし、競泳用のものは水の抵抗を減らすために締め付けが強く、長時間着用すると気分が悪くなることがあるので注意。この他、選手の練習用として用いられる1、2分丈の水着もある。耐久性に優れているので、買っておいて損はないだろう。なお、水の抵抗が極めて大きくなるので、レジャープールや海水浴場に遊びに行くときのようなだぼっとした水着は、間違っても本格的に水泳をするときは着用してはならない。

女性 編集

 
ワンピース型の女性用水着

女性用の水着は肩から太ももまでを覆う、ワンピースまたはツーピース型が主流である。初心者もまずはこの水着を購入するとよい。上下別のツーピース型は着脱が容易なのが利点であるが、泳ぐことを考えた場合はどちらでも構わない。かつては背中を大きく露出し、太ももは完全に露出するものが主流であったが、男性用と同様、皮膚より水の抵抗を受けにくい素材が一般的になるにつれて、しだいに露出の少ない水着が一般的になっていった。

水泳帽 編集

 
水泳帽

排水口に髪の毛が詰まるのを防ぐため、プールでは水泳帽の着用が必須になっている場合が多い。水泳帽は頭に密着するように作られたつばのない帽子であり、水着の売り場に一緒に置いてある。

ゴーグル 編集

 
ゴーグル

ゴーグルは目に水が入るのを防ぐためのもので、目に密着するようになっている。プールには塩素が入っているので、購入した方が良いだろう。これも水着の売り場に一緒に置いてある。

この他、ビート板やプルブイなどの補助器具があるが、それは各泳法のところで説明していく。また、泳ぎ終わった後に体を拭くタオルも必要である。

泳ぐ前に 編集

食事の直後や体調が悪いときは泳いではいけない。泳ぐ前に、屈伸や伸脚などのストレッチをすべきである。こうしないと足をつるなど事故の原因になる。また、汚れを落とすためシャワーを浴びるのも忘れないこと。

プールの条件 編集

初心者は足がつく程度の深さのプールで練習した方が良い。ただし飛び込む際は2m以上の深さが望ましい。水温は25℃から28℃、気温は水温を下回らないのが好ましいが、一般的な屋内プールはきちんと管理されているので、心配しすぎる必要はない。