決定論

決定論は、凡ゆる事物が根底的に規定されているという立場である。感情的な領域の本体を、特に悲観的に、捉える原因を現存する本体に見出す宿命論とは区別する。成立の背景を伴い、原子論並びに機械論とも関わり合う。他に、機会原因論などがある。

原子論

哲学の前提として、ソクラステス以前の哲学者であるデモクリトスに源流を見出すことが多い。主体的に真の原因の研究解明を行うと、原子(アトム)か構成要素(ストイケイオン)に到達する。

スコラ学の伝統の後端に位置するデカルトが機械論の代表的な人物であると見做されている。

「モナドには窓が無い。」というライプニッツの哲学体系は、量子力学の遠因ともなっている。

唯物論は、凡ゆる事物の本体が物(もの)・物体・物質であるとする立場である。物資至上主義とは独立に成立する。

古代哲学の課題は、霊魂の存在を乗り越えることにあった。この限りで、現代哲学は唯物論の立場に近い。