本項は、法政大学の入学試験対策(文系学部)に関する事項である。

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法政大学は、東京都にある私立の総合大学である。法政大学を志すのであれば、まずは本学の過去問題集(通称赤本、教学社刊)をできるだけ早い時期に入手し、受験科目の難易度や出題傾向を知るところからのスタートになる。遅くとも受験前年の夏までには入手し、過去問題を分析したいところである。受験直前になって慌ててやるということのないようにしたいものである。文系学部に出題傾向の大きな差はないので、できれば複数学部の赤本を入手し、演習用としたい。主要三教科の基礎無くして合格最低点を取るのは厳しい。3科目(入試形式によってはそれ以上)全て穴がないように準備しておかなければ、成功はない。実質倍率はどの学部でも5倍以上あるので、厳しい戦いとなる。

科目別対策

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英語
英語については、基礎学力の充実がそのまま合格点到達に繋がるだろう。一般試験では、学部にもよるが、時間に対しての出題量が多い傾向にある。速読力とすばやい合理的な解答能力がなければ合格することは困難である。問題形式や問う内容はさまざまであるので、読解のみならず文法、熟語などをおろそかにしていると合格はない。難解な単語も長文中に組みこまれていることもあるので、前後の文脈から単語の意味を推測する力を養いたい。

国語

  • 文学部哲・日本文・史学科では現代文・古文・漢文各1題
  • 経済学部・社会学部・国際文化学部・現代福祉学部・スポーツ健康学部は現代文のみ
  • 他は現代文と古文

国語については、特に現代文に関しては一般試験で難易度の高い文章(評論文)が出題されることがあるので、しっかりと読解力をつけたい。古典に関しては基礎をしっかりと身につけていれば、確実に対処できるはずである。

漢文は、書き下し文や口語訳の問題が必出。基本句形を問うものだけでなく、内容説明の設問もあるので、丁寧な読解力も要求される。

社会
社会については、教科書レベルの問題をきちんと得点出来るかが焦点となる。一部難易度の高い出題もあるが、合否には影響のない問題であるので、教科書レベルの基礎事項の充実に努めるべきである。なお、1問または2問、50字程度の論述が出題されるので注意。

繰り返しになるが、試験当日までの絶え間ない基礎反復が法大合格への一番の近道だろう。ただし、ある程度の応用能力も備えなければ不合格という結末になるので、その点も決して疎かにしないように。

数学(文系)
数学ⅠA・ⅡBが範囲である。教科書レベルの計算問題が中心。教科書をしっかりやり、過去問で対策すれば問題ない。「白チャート」をやるのもいいだろう。

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