「学習方法/高校物理」の版間の差分

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定期試験むけの入門的な参考書でも構いません。
== 使うべき教材とそ学習順序流れ ==
まずは、教科書か参考書の本文をよく読んで内容を理解しましょう。この際、教科書(参考書)の言わんとしていることを自分で咀嚼しながら、また実際に手を動かして式変形の手順を追いながら学習してください。教科書(参考書)の例題や章末問題を解き終わったら、次は共通テスト〜一般私大レベルの問題集で演習を重ねます。問題を解いていて理解があやふやだと感じた場合は必ず教科書(参考書)を確認して理解するようにしてください。難関大学を目指す場合は、さらに難関大学レベルの問題集も必要です。物理が得意なら難関大学レベルの問題集から始めてもいいでしょう。演習を一通り終えたら志望校の過去問を解いて実力を確認します。
受験で物理を使う場合、物理学で必要な教材は、けっこう多いです
 
最低限、下記のような順序になるでしょうか。要点として、チャート式は物理では、やや辞書的、ハンドブック的であり、そのため入門的な参考書とは言いづらい部分がある事です(辞書的に、他参考書で分かりづらいことを確認するための参考書です)。このチャート式と検定教科書とのギャップをおぎなうため、下記のような様々な教材が必要になります
 
# '''検定教科書'''. (ここからスタート)
# ワークブック的な入門的な問題集. (定期試験の対策用の参考書がこれを兼ねている場合もあります)
# 解法の'''図'''と解説が多く、出題は問題はエッセンス的な参考書・問題集
# 辞書的な参考書('''チャート式'''など)
# 入試の色々な問題を掲載した問題集(入試基礎で良い)
 
では、なぜ上記の順序になるかを説明します。
 
物理学は問題練習が必要ですが、検定教科書だけだと問題数が不足しすぎています。けっして、いきなり検定教科書にあるような章末問題がスラスラと解けるようにはなりません。特に今時の章末問題は『脱・ゆとり教育』もあってレベルが高く、そのため、入門したての高校1年、高校2年には手が出ない可能性もあります。なので、まずは教科書とは別にワークブックの問題も練習します。
 
ただし、物理の場合、教科書には要点がつまっているので、必ず読んでください。また、もし公式の導出などが教科書にあれば、必ず手で追って計算を確かめてください。意外と旧・センター試験には、そういう理解確認のような問題も出ました。
 
 
;ワークブックと簡単な参考書
ワークブック、ドリル的な問題集<br>
まず、とっかかりとして、少なくとも高校2年終わりまでに習う力学などは、ワークブック的でややドリル的な問題集も必要です。学校配布される問題集があれば、それで構いませんし、そのことを言っています。ワークブック的教材の問題をすべての単元(電磁気とか熱とか波動とか)を解き切る必要は無いですが、あるていどは練習しなければいけません。
 
新カリキュラムの『物理基礎』のある現代では、ワークブックは問題練習のほかにも、波動・熱・電気などを学ぶためにも必要です。検定教科書では力学が中心であり、波動・熱・電気などはあまり長く解説していません。
 
新共通試験には力学だけでなく波動・熱・電気も出題されているし、私大などの文系学部の入試でも物理基礎の選択では同様に波動なども出ますので、入試で使う場合は、これを学ばないといけません。
 
なお、ワークブック形式とかかぎらず、高校の定期試験の対策用の参考書が、これを兼ねている場合もあります。
 
しかし、そのワークブック的な問題集はうすいためか、ワークブックだけでは応用問題などに全く向いていません。
 
このため、下記の教材にどこかのタイミングで移るか、もしくは、ワークブックをこなしながら、下記のような解説が多めの問題集のような参考書(予備校講師とかの本)もこなします。
 
 
昔ばなしになってしまいますが、2001年くらいの旧カリキュラムでは『物理I』と『物理II『』とか分かれていて、そのため波動や熱や電磁気についての高校2年で解けそうな平易なワークブックがあったのです。しかし『物理基礎』に変わった今、検定教科書では波動などの解説が縮小したにもかかわらず(決して解説がゼロになったわけではない)、大学入試ではあいかわらず波動などが出題されているので、教科書と大学入試にややズレがあります。
 
このため、検定教科書だけで物理基礎の入試対策を練習するのは現状、ほぼ不可能です(もっとも、昔から無理だったが)。
 
 
決して ワークブック or 定期テスト対策の参考書 だけでは全く入試に対応できません。しかし、だからといってワークブックにある公式あてはめの問題すらも出来ないようでは、
やはり入試を突破できません。
 
なお、学校配布のワークブックは、書店では購入できませんし、仮に購入できても解答なしバージョンです。解答が無いと練習できないので、書店で買う場合は、学校配布のワークブックとは別のワークブック、もしくは定期テスト参考書を購入しましょう。
 
 
短時間で書ける図のある問題集・参考書<br>
上記ワークブックなどの欠点を補うため、別の教材として書店で、入門的で一つあたりの問題の解説の多くて、'''短時間で書ける図のある'''問題集のような参考書を買う必要があります。これは、けっしてワークブック的なものではなく、やや応用問題を扱っており、解説が多めのものを選んでください。今も書店にあるかどうか知りませんが『橋本の物理』みたいな参考書のことを言っています。
 
図はそれぞれ、試験中の時間内に数十秒で書き終わる図でなければいけません。
 
いっぽう、検定教科書やチャート式などは、図ではなく絵が描いてある場合が多く、絵だと試験時間内に書き終わりませんので不十分です。
 
 
なので書籍の購入時は、実際に書店で、書籍の中身を見てみる必要があります。
 
入試の答案において図をどの程度まで簡略化して書いても大学の採点者に通じるかのトレ―ニングをするには、これは実際に簡略な図を書くのが上手い著者の図を真似ながら参考書・問題集の問題を解いていくしかないので、そういう参考書・問題集をひとつは購入する必要があります。
 
 
このような解説多めの問題集のような参考書には、予備校講師が著作した本が多いかもしれません。
 
基本的に、多くの分野・単元で、問題を解くための図の書き方のための考え方を説明していると思います。検定教科書やチャート式だと、この図の書き方まで、説明していないのです。(説明すると、厚くなりすぎる。) 
 
ともかく、まずは、図の書き方を説明している本を買ってください。
 
いっぽう、大学レベルの話題とかに入った参考書は(たとえば駿台予備校の参考書でそういうのがある。山本義隆(よしたか)の参考書)、今のところは不要です。
 
 
おそらく、図の書き方を説明した入門書は、あるていど、分野別に分かれていると思います。たとえば「力学・波動」分野、「電磁気、熱、その他」分野みたいに2冊以上に分かれるかもしれません。
 
また、高校3年の内容に入る教材もあるかもしれませんが、今や高校2年生やあるいは文系クラスでも入試で物理を使う場合は、それでも購入して解説を読むと良いでしょう。もちろん解説だけでなく掲載された問題も練習したほうが良いのですが、とりあえずは解説を読むだけでも多少の効果はあります。
 
下記のチャート式とは違い、『橋本の物理』的な参考書はあくまでエッセンス的なものであり、そのため、派生的な知識などは抜けています。このため、その抜けた知識をおぎなうため、下記のようなチャート式のような参考書も必要になります。
 
 
;チャート的な参考書
チャート式や同等の厚めの参考書は、上記とは目的が違います。チャート式などの購入の目的は、教科書では説明しきれない、教科書では省略されたような公式の導出法、入試の典型的な問題パターンの公式などを確認するために購入するのです。チャート式などの特徴として、やや辞書的であり、羅列的な傾向がある教材であり(それだけ物理は範囲が広い)、練習問題は厚さに対してやや少なめです。
 
けっしていきなりチャート式だけ勉強するのは、あまりオススメできません。理科の場合、チャート式などの問題集に平易な問題が少ないので問題練習もできないので、まずは学校配布とかの簡単なワークブックとかでいいので練習するほうがマシだと思います。
 
物理のチャート式の場合、問題数が少なめなので全問題を練習しても良いですが、どちらかというと目的は、問題以外の解説にある公式をじっさいに計算して確認することとか、解説にある発展レベルの話題とか、そちらのほうです。
 
ほぼ読むだけなので、あまり時間が掛からないと思います。
 
 
;入試対策の問題集
上記だけでも、入試対策をそこそこ出来ますが、加えて、入試対策の問題集があると良いでしょう。この場合、解答が別冊のものではなく、本体に同時に掲載されているものが読みやすいです。
 
時間が無いなら、読むだけでも構いません。
 
入試にある全パターンの問題に対応するのは無理なので、上述の『橋本の物理』的な参考書と『チャート式』的な参考書の知識を組み合わせて、あとは、ぶっつけ本番で入試に対応することになるかと思います。
 
== 分野別勉強法 ==