「学習方法/小学校社会」の版間の差分

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どうしてもインターネットを使って調べないといけない場合、なるべく、文部省や農林水産省といった役所の公式サイトや
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小学生が、最近の社会問題などの出来事について学ぶには、とりあえずは中学受験用の時事問題(じじ もんだい)の解説集が市販(しはん)されているので、それを使って学ぶのが良いでしょう。いきなり新聞やニュースを見くらべたり読みくらべたり、あるいは裏づけ(うらづけ)を取るのは、時間的にも金銭(きんせん)的にも大変でしょう。
 
=== 新聞・ニュースを読むときの注意 ===
よくある勉強法として、「新聞を読め」とか「ニュース番組を見ろ」という勉強法を掲げる人もいます。しかし、これまでニュースや新聞にあまりふれていないのに、いきなりこれらに手を出してもあまり効果はないでしょう。
 
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=== インターネットを利用するときの注意 ===
インターネットは社会科学習でもとても便利な道具です。しかし、その使い方は、マスメディアを利用するとき以上にしんちょうでなければなりません。マスメディアでは、記事をチェックする人が記事を作成する人とは別にいます。しかし、インターネット、とくに誰でも情報を提供できるブログやツィッターでは情報の正しさをたしかめる役の人はいません。ですから、わざとではなくてもまちがった情報を流してしまうことも多いのです。
 
よく、「ネットで真実を知った」という人がいます。しかし、その人の情報源もたどっていけば、結局、別のマスメディアであることも多いのです。また、わざとメディアの情報の一部を都合のいいように削除したり、作り変えてからツィッターやブログにのせたりする人もいます。そうでなくても伝言ゲームで情報が大きく変化することも珍しくありません。
 
インターネットの利用法も結局、ふつうのマスメディアの利用法と同じです。ただ1つだけの情報をうのみにするのではなく、他の情報などと照らし合わせて、情報が本当に正しいのかどうか、別の見方はできないのかを考えながら利用していくことが大切です。
 
 
もし、宿題などでインターネットを使った調べ学習などを宿題にされて、どうしてもインターネットを使って調べないといけない場合、なるべく、文部省や農林水産省といった役所の公式サイトや、あるいは企業のサイトで調べるなら、昔からある産業の大企業の公式サイトで、調べましょう。これらの大組織は、記事をチェックする人が、多いのが普通だからです。
 
たとえ、無名な中小企業や無名な個人のサイトで調べたことを宿題などに書いたとしても、信用されません。なぜなら、これらの小さな組織は、記事をチェックする人が、少なそうだからです。
 
また、ウィキペディアやウィキブックスは、信用されません。なぜなら、ウィキペディアのような、ネット上で多くの人が簡単に参加発表できるサイトでは、記事をチェックする人の質が、かならずしも、その分野の専門家や知識人とは限らないからです。知識不足の人でも、簡単に参加できてしまうのです。また、知識不足の人がチェックをしてしまい、まちがった情報を「チェック済み」の情報として、あたかも正しい情報かのように発表している場合もあります。
 
 
== 実社会では、大人は教えてくれない ==