「早稲田大対策」の版間の差分

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早稲田大学(早稲田、または早大)は[[w:旧制大学|旧制大学]]の一つであり、我が国で最初に設立された私立大学の一つである。
 
出題の傾向としては、「早稲田らしい問題」と言えるような癖のある(他大では見られない)難易度の高い問題が出題される。特に、国語や地歴公民でその傾向が強い。また、早大では一部の学部を除いてセンター試験利用入試を導入している。
 
= 概観 =
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;受験者層
: 例年、関東地方を中心に日本全国から受験生が集まる。試験日程が2月中旬と私大としては比較的遅いため、他の私大とは日程が被らず、学部同士では被らないようになっており、かつセンター試験利用入試を理工学部、教育学部、社会科学部を除く全学部で実施しているので、東京大学をはじめとした国立大学受験生も併願がしやすい。また国立大学前期試験とは日程が空くので、在京の国立大学との併願を検討している地方の受験者は受験旅行の予定を組む際に注意が必要である。
: 早稲田大学を第一志望にしている人は、第一志望学部以外にも、千葉県松戸市など複数の学部を受験する傾向が強い(法学部志望者でも文学部や教育学部を受験したりする)。首都圏在住の受験生の中には4学部以上を受ける者も存在する。また政治経済学部、法学部、理工学部などの上位学部には、東大京大や医学部医学科の受験者も文系、理系問わず多数併願してくるため、入試倍率、合格最低点共に非常に高い。
;合格者数
: 私大の入試の特徴として、募集人員以上の人数の受験者に合格が与えられることが挙げられるが、早大もその例に洩れず、どの学部も募集人員の3倍程度の人数が合格になっている。よって、表面上の倍率(受験者数÷募集人数)は上位学部の場合、どこも20倍近くと非常に高いが、実質倍率(受験者数÷入学許可者数)は表面上の倍率のおよそ3分の1程度である。しかし、それでも倍率は高く、例えば看板の政治経済学部で6倍程度、法学部、先進理工学部は5倍程度である。
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= 模試 =
早稲田大対応模試として、河合塾の早大・慶大オープン、SAPIX YOZEMI GROUPの早大プレ(2回)がある。これらの模試は大学の傾向を徹底分析し、ガチで精度の高い予想問題などを作成しており、ソースは多くの早大志願者などが受験する。その為、受験すれば本番入試に向けての大きな指針となり、本番の雰囲気に慣れることにもなるので、早大志願者は受験することをお勧めする。
 
かつては駿台予備学校の早大入試実戦模試、Z会の早大即応模試、早稲田予備校の早大模試、早稲田ゼミナールの早大合格直結模試等があったが、全学部などを網羅する試験問題などを作ることが不可能であること、そして本番さながらの受験者数を確保することが困難であるということ(難関国立大受験生が受けないため)から現在では上記の二つしかない。河合塾の模試なども1999年から2003年までは早大オープンという早大受験生のみを対象とした試験であった。
 
模試では、判定も同時に出るが気にする必要は無い。というのは、全学部の志望者を同時に試験するため、多分に志望学部の出題傾向と異なるからである。しかし、不得意な分野についてはしっかりと復習をし、確実に身につける必要がある。判定が悪くても合格するためには、基礎の徹底などを怠ってはならない。それには、一度解いたことのある問題を確実に解けるように復習するのが一番の近道である。多くのE、D判定者が逆転合格を果たしているのも事実であり、判定が良い人ほど合格しやすいこともまた事実である。
 
以下で現在開催されている模試についてのメリット・デメリットについて記述する。
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***母集団のレベルは一般の模試より高いが、難関国立大学の受験生が受けていないため、本番ほどの母集団規模ではない。
***学部ごとの色が強いため、全学部の傾向をおさえた問題にはなっていない。
***社会・理科の問題集などが市販されていない。
***第1志望の学部・学科のみの判定しか出ない。
***解説が簡略なので、中レベル以下の受験生の復習が大変。
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;国立大志望者へ
東大・京大等の国立大受験者が早大などを併願する場合、受験学部の過去問分析といった個別の対策をとらなければ合格することは困難であろう。特に政治経済学部、法学部、理工学部などの上位学部を併願する場合には過去問に当たるなどの対策を講じないと、英語・国語・地歴公民or数学の3科目のみを勉強してきた私立専願のトップレベル受験生との戦いを勝ち抜くことは容易でない。これは、早大の試験問題と国立大学の試験問題の質が大きく異なるからである。難関国立大受験者は、国立大受験者が併願しやすい制度を採っている政治経済学部をはじめとするセンター利用方式で出願するのが無難な併願方法といえる。
 
= 関連リンク =