「TeX/LaTeX入門」の版間の差分

pre の一部を source に転換. align,cellpading,border属性を使用したHTML5不適合なテーブルをwikitable化
M編集の要約なし
(pre の一部を source に転換. align,cellpading,border属性を使用したHTML5不適合なテーブルをwikitable化)
 
* 以下の内容に含まれる\は、環境によっては¥([[w:¥記号|円記号]])、あるいは\([[w:バックスラッシュ|バックスラッシュ]])に見えます。
<source lang="latex">
 
% File name: test1.tex
\documentclass{article}
Hello, \LaTeX \\
\end{document}
</source>
 
大文字と小文字は区別されます。大文字は小文字にしないで入力してください。
 
 
次に以下の内容を、組版ソフトに設定された文字コードと同じになるように、utf8.uptexであればUTF-8で、test2.texとして保存してください。ソースファイルの文字コードが組版ソフトの設定と異なると、出力結果が文字化けを起こすことがあります。
<source lang="latex">
 
% File name: test2.tex
\documentclass{ujarticle}
こんにちは、\LaTeX。
\end{document}
</source>
 
今回は日本語を扱っているのでクラスファイルには'''ujarticle'''を指定してください。
 
==== 準備 ====
以下の内容をclassoption.texなどとし、保存してください。
<source lang="latex">
 
% File name: classoption.tex
\documentclass[12pt]{ujarticle}
こんにちは、世界!
\end{document}
</source>
 
続いて、以下のコマンドでコンパイルします。
 
まずは以下の内容をpreamble.texなどとし、保存してください。
 
<source lang="latex">
<nowiki>
% File name: preamble.tex
\documentclass{ujarticle}
\wikiproj{pedia}, % Wikipedia (http://ja.wikipedia.org/),
\wikiproj{books}. % Wikibooks (http://ja.wikibooks.org/).
\end{document}</nowiki>
</source>
 
今まで通りにコンパイルしますが、urlパッケージが無い場合は以下のようなエラーが表示されます。エラーが表示されたら、xを入力してEnterキーを押して終了します。
==== 準備 ====
下の内容をmaketitle.texなどとし、保存してください。
<source lang="latex">
 
% File name: maketitle.tex
\documentclass{ujarticle}
本文。
\end{document}
</source>
 
続いて、以下のコマンドでコンパイルします。
 
==== 準備 ====
以下の内容を、abstract.texと保存しましょう。
<source lang="latex">
 
% File name: abstract.tex
\documentclass{ujarticle}
本文。
\end{document}
</source>
 
==== 解説 ====
概要は'''abstract環境'''を用います。環境は、\begin{}コマンドと\end{}コマンドで囲うものですね。abstract環境では“概要”という文字を太字で印刷し、概要の文章の左右に空白を空けて印刷します。jsarticleクラスでは\smallサイズで印刷します。
==== 準備 ====
以下の内容を、toc.texと保存しましょう。
<source lang="latex">
 
% File name: toc.tex
\documentclass{ujarticle}
\subsection{人生とは}
\end{document}
</source>
 
'''\tableofcontentsコマンド'''を使用するときは、3回程度はコンパイルします。
 
==== 準備 ====
以下の内容を、section.texなどで保存しましょう。
<source lang="latex">
 
% File name: section.tex
\documentclass{ujarticle}
\end{document}
</source>
 
今までと同様にコンパイルしてみましょう。
 
上の例では'''\section'''コマンドと'''\subsection'''コマンドのみを使いましたが、同様のコマンドは以下の表の通りです。
 
{| class="wikitable"
{| align="center" border="1" cellpadding="4"
|+ '''章立てコマンドの一覧'''
|-
=== サイズ ===
==== 例 ====
<source lang="latex">
% File name: fontsize.tex
\documentclass{ujarticle}
\end{document}
</source>
 
==== 解説 ====
フォントサイズは、サイズを変更したい文字列を中括弧で囲い、最初に変更するコマンドを記述します。中括弧で囲んでいる中に、別の中括弧を含めた場合は最も内側が優先されます。
上記以外のサイズ変更コマンドは以下の表の通りです(ujarticleクラス)。各コマンドにおける実際のフォントサイズは、\documentclassコマンドのオプション等で指定された基準のフォントサイズ(\normalsize)によって異なります。
 
{| class="wikitable"
{| align="center" border="1" cellpadding="4"
|+ '''サイズ変更コマンド一覧'''
|-
 
==== ファミリー ====
<source lang="latex">
% File name: fontfamily.tex
\documentclass{ujarticle}
\end{document}
</source>
 
{| class="wikitable"
{| align="center" border="1" cellpadding="4"
|-
!
 
==== シリーズ ====
<source lang="latex">
% File name: fontseries.tex
\documentclass{ujarticle}
\end{document}
</source>
 
{| class="wikitable"
{| align="center" border="1" cellpadding="4"
|-
!
 
==== シェイプ ====
<source lang="latex">
% File name: fontshape.tex
\documentclass{ujarticle}
\end{document}
</source>
 
{| class="wikitable"
{| align="center" border="1" cellpadding="4"
|-
!
 
ファミリーとシリーズ、シェイプは以下のように、それぞれを組み合わせることが可能です。同じ種類のコマンドを記述すると最後のものが優先されます。
<source lang="latex">
 
% File name: fontother.tex
\documentclass{ujarticle}
\end{document}
</source>
 
== 環境 ==
この章では文書作成の上で有用な環境である、箇条書きを幾つか紹介します。
 
==== itemize環境 ====
<source lang="latex">
% File name: itemize.tex
\documentclass{ujarticle}
\end{itemize}
\end{document}
</source>
 
このソースファイルをコンパイルすると、中黒で順序のない箇条書きを作ることが出来ます。またソースファイルでは、LaTeXの構造を分かりやすくするために\itemコマンドの前に半角スペースを2個入れていますが、出力には影響ありません。
 
==== enumerate環境 ====
<source lang="latex">
% File name: enumerate.tex
\documentclass{ujarticle}
\end{enumerate}
\end{document}
</source>
 
このソースファイルをコンパイルすると、算用数字で順序のある箇条書きを作ることが出来ます。
 
==== description環境 ====
<source lang="latex">
% File name: description.tex
\documentclass{ujarticle}
\end{description}
\end{document}
</source>
 
このソースファイルをコンパイルすると、\itemコマンドの直後に[と]で囲んだ文字列が太字で印刷され、定義リストを作ることが出来ます。
 
=== 引用 ===
他の文献などから引用する場合に用いるのが'''quote環境'''と'''quotation環境'''です。
<source lang="latex">
 
% File name: quote.tex
\documentclass{ujarticle}
夏目漱石『吾輩は猫である』より。
\end{document}
</source>
 
==== quote環境 ====
引用文中の段落の字下げを行わない引用環境です。短い引用に用いられます。
==== verbatim環境 ====
begin〜end間のテキストをそのまま出力する環境です。プログラムのソースファイルなどをそのまま載せたいとき、LaTeXの制御文字を連続して使用する場合などに用います。ただし、行頭のタブは無視され、行の途中のタブは半角スペースに置き換えられるので注意してください。
<source lang="latex">
 
% File name: verbatim.tex
\documentclass{ujarticle}
\end{verbatim}
\end{document}
</source>
 
==== verbatim*環境 ====
verbatim環境とほとんど同じですが、半角スペースがあるところにアキの印が出力されます。
==== \verbと\verb* ====
verbatim環境は使用すると、整形済みテキストの前に必ず改行されます。これは、文中にちょっとしたものを書きたいときには不便です。\verbを使うことで、文中に整形済みテキストを挿入することができます。使い方は、\verbの後に任意の記号を置き、その後に整形済みテキストを置き、\verbの後に置いた記号をもう一度置きます。\verbの後に置く記号は、整形済みテキストに含まれていないものなら、何でもかまいません。
<source lang="latex">
 
% File name: verbatim.tex
\documentclass{ujarticle}
今日はとても楽しかった\verb+(^_^)+ですね。
\end{document}
</source>
 
== 数式 ==
TeXは数式の組版に強いと言われます。なぜなら開発者の[[w:ドナルド・クヌース|クヌース]]が自身の著書である[[w:en:The Art of Computer Programming]]を書くときに、当時コンピュータで作った組版状態が綺麗ではなく、自ら満足するソフトを作ったからです。この作ったものこそ、TeXなのです。
* 別の段落として数式を印刷する場合で、'''\['''と'''\]'''で囲んだり、'''数式環境'''に入れる方法(displaystyle)
後者はページの中心に数式が印刷されます。また、どちらも専用のフォントで表示されます。
<source lang="latex">
 
\documentclass{ujarticle}
\end{document}
</source>
 
=== 数式モードの基礎 ===
* 式に含まれる空白は自動的に調節されます
* '''\(''' と '''\)'''
例:
<source lang="latex">
\(
数式
\)
</source>
 
文中に入れるのではなく、数式として独立させたい場合は、'''eqnarray環境'''を用います。
<source lang="latex">
\begin{eqnarray}
数式 \\
数式
\end{eqnarray}
</source>
 
eqnarray環境では1行ごとに番号が付加されます。必要ない場合は'''eqnarray*環境'''を用います。
 
==== 四則演算 ====
足し算(+)と引き算(-)は何も考えずに表示できます。
<source lang="latex">
 
\[
4 + 5 - 2 = 7
\]
</source>
 
掛け算(×)と割り算(÷)は、それぞれ'''\timesコマンド'''、'''\divコマンド'''を用います。
<source lang="latex">
 
\[
4 \times 5 \div 2 = 10
\]
</source>
 
==== 分数 ====
'''\fracコマンド'''を用います。最初の引数で分子を指定し、次の引数で分母を指定します。
<source lang="latex">
 
\begin{eqnarray*}
\frac{1}{2} + \frac{1}{3} &=& \frac{3}{6} + \frac{2}{6} \\
&=& \frac{5}{6}
\end{eqnarray*}
</source>
 
※注:この例では見やすくするため半角スペースを用いて = の位置を揃えていますが、実際の処理では & を用いた位置で揃えられます。
 
==== 平方根 ====
'''\sqrtコマンド'''を用います。
<source lang="latex">
 
\[
\sqrt{4} = 2
\]
</source>
 
3乗根や5乗根を表現したいときは、コマンド名の直後に角括弧([と])で数字を囲みます。
<source lang="latex">
 
\[
\sqrt[3]{8} = 2
\]
</source>
 
==== べき乗 ====
'''^'''を用います。
<source lang="latex">
 
\begin{eqnarray*}
2^{3} &=& 2 \times 2 \times 2 \\
&=& 8
\end{eqnarray*}
</source>
 
^の後が一文字だけであれば{}で囲む必要はありませんが、複数文字で表現したいときに忘れることがあるので、出来る限り{}で囲むようにしましょう。
 
==== 数列 ====
数列の添え字は'''_'''を用います。これも{}を付けない場合、続く1文字だけが添字だと解釈されます。
<source lang="latex">
 
\begin{eqnarray*}
a_{n + 1} = a_{n} + 4
\end{eqnarray*}
</source>
 
==== 和(シグマ)、極限、積分 ====
和は'''\sumコマンド'''、極限は'''\limコマンド'''、積分は'''\intコマンド'''を用います。
<source lang="latex">
 
\begin{eqnarray*}
\sum_{k = 0}^{10} k \\
\int^{b}_{a} f(x) dx
\end{eqnarray*}
</source>
 
それぞれ記号の上下に範囲を印刷しますが、べき乗と数列で扱った'''^'''と'''_'''を用いて表現します。
 
=== 他のファイルを読み込む ===
例えば大きな文書を作成しているときや、共通する部分を持つ文書を作成するとき、一つのLaTeX文書を複数に分割することで編集作業や再利用が容易になります。
<source lang="latex">
 
% --- article.tex ---
\documentclass{ujarticle}
\section{はじめに}
ファイルを分割してみました!
</source>
 
'''include{}コマンド'''を利用することで、指定したファイルをその位置に読み込みます。従って、読み込まれるファイルでは\documentclassコマンドなどを記述する必要はありません。
 
==== 解説 ====
例えば\sectionの出力を“第1章 はじめに”のようにしたい場合は、[[#プリアンブル]]へ以下の記述をします。
<source lang="latex">
 
\documentclass[uplatex]{jsarticle}
\end{document}
</source>
 
ujarticleでも以下で紹介する殆どを変更できますが、jsarticleを用いれば\sectionコマンドの出力も変更できます。
 
{| class="wikitable"
{| align="center" border="1" cellpadding="4"
|+ '''変更可能ラベル一覧
|-
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