「中学校理科 第1分野/化学変化とイオン」の版間の差分

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検定教科書にイオン化傾向の記述のあることを確認。
365 行
*ニッケル水素電池
デジタルカメラなどに用いられている。二次電池であり、蓄えられる電気の大きいが大きい。
 
=== 発展:燃料電池 ===
[[Image:Solid oxide fuel cell protonic.svg|thumb|燃料電池。 (水素-酸素系)<br>左側から供給された水素 H<sub>2</sub> の一部は、正極でイオン化され、負極にたどり着き、酸素 O<sub>2</sub> と反応し水になる。<br>anode = 陰極 , cathode = 正極 , Fuel = 燃料 , electrolyte = 電解質 .]]
酸素と水素を用いて、電気分解と逆の反応を行っている。水素などの陽極の燃料を、触媒を用いてイオン化させ、余った電子を取り出す電池。陽極の燃料が水素の場合は、陰極で酸素および回収した電子と反応し水になる。このような仕組みで、電気を取り出す装置を燃料電池(ねんりょう でんち)という。様々な方式の燃料電池がある。
 
:2H<sub>2</sub>+O<sub>2</sub> → 2H<sub>2</sub>O + 電気
 
 
一方、電気分解は、次のような反応式で表せた。
 
:2H<sub>2</sub>O + 電気 → 2H<sub>2</sub>+O<sub>2</sub>
 
水素ガスなどからエネルギーを取り出せる燃料電池(ねんりょう でんち)は、べつに発電方法では無い。電池は、発電した電力を蓄える装置でしかない。水素ガスを作るのに、別の電力が必要になる。
 
石油を燃やしたりするのとは違い、燃焼を行っておらず、反応では水と電気が出来るだけなので、直接的に大気汚染をすることは無く、環境への負担が低いと考えられており、そのため燃料電池の開発が進められている。
 
 
=== 発展:イオン化傾向 ===
:(※くわしくは高校でイオン化傾向を習うが、中学検定教科書と参考書などに書かれているので、余裕があれば学んで頂きたい。)
ボルタ電池のような反応がなぜ起こるかは、この節で説明する、亜鉛板と銅板とのイオン化傾向の差による。
 
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と対応している。中学では無理に覚える必要はない。
(以上、発展内容:イオン化傾向)
 
 
=== 発展:燃料電池 ===
[[Image:Solid oxide fuel cell protonic.svg|thumb|燃料電池。 (水素-酸素系)<br>左側から供給された水素 H<sub>2</sub> の一部は、正極でイオン化され、負極にたどり着き、酸素 O<sub>2</sub> と反応し水になる。<br>anode = 陰極 , cathode = 正極 , Fuel = 燃料 , electrolyte = 電解質 .]]
酸素と水素を用いて、電気分解と逆の反応を行っている。水素などの陽極の燃料を、触媒を用いてイオン化させ、余った電子を取り出す電池。陽極の燃料が水素の場合は、陰極で酸素および回収した電子と反応し水になる。このような仕組みで、電気を取り出す装置を燃料電池(ねんりょう でんち)という。様々な方式の燃料電池がある。
 
:2H<sub>2</sub>+O<sub>2</sub> → 2H<sub>2</sub>O + 電気
 
 
一方、電気分解は、次のような反応式で表せた。
 
:2H<sub>2</sub>O + 電気 → 2H<sub>2</sub>+O<sub>2</sub>
 
水素ガスなどからエネルギーを取り出せる燃料電池(ねんりょう でんち)は、べつに発電方法では無い。電池は、発電した電力を蓄える装置でしかない。水素ガスを作るのに、別の電力が必要になる。
 
石油を燃やしたりするのとは違い、燃焼を行っておらず、反応では水と電気が出来るだけなので、直接的に大気汚染をすることは無く、環境への負担が低いと考えられており、そのため燃料電池の開発が進められている。
 
=== 電気分解 ===