「学習方法/中学校理科」の版間の差分

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== 参考検定教科を買おうが必要です。 ==
理科のばあい、中学生用の市販の参考書は、検定教科書との併用を前提にして書かれています。
教科書だと、大事なところが「たしかめてみよう。」とか「実験してみよう。」とか書いてあったりして、予習や自習では使い物にならない場合があります。
 
参考書だけでは、説明用の写真などが少なく、すこし予習しずらいです。
教科書は、あくまで授業のためのものであって、あまり独学用には作られていません。いちおう基本的な用語などは教科書にも書いてありますが、はっきりいって情報不足です。
 
なので、中学生のかたで、(教科書を紛失などして)もし中学の教科書が無ければ、先に教科書を買ってください。教科書の取次店(とりつぎてん)が、どこの地方にもあるので、保護者などに相談して、そういうお店を探して、教科書を注文して買っておいてください。
 
同様に、もし学校でもらった資料集を無くしてしまった場合も、教科書取次店で注文して買っておいてください。
 
資料集にある写真は、自分の中学校では使ってない検定教科書、つまり他社の検定教科書、他の中学校で使っている検定教科書で、同じような写真が紹介されていたりします。
 
 
中学の検定教科書や資料集などに紹介されている説明用の写真は、人生で、いちどは目にしておく必要がある写真です(少なくとも2016年での検定教科書では)。
 
参考書だと、制作の費用の都合もあり、そういった説明用の写真が少ないのです。
 
 
== 入門的な参考書を買おう ==
検定教科書だと、写真が多めですし、写真のサイズも大きいので、文章による説明がやや不足しています。
 
教科書だとまた、実験結果など、大事なところが「たしかめてみよう。」とか「実験してみよう。」とか書いてあったりして、その部分は予習や自習では使い物にならない場合があります。
 
検定教科書は、あくまで授業のためのものであって、あまり独学用には作られていません。「脱・ゆとり教育」のこともあり、いちおう基本的な用語などは教科書にも書いてありますが、はっきりいってまだまだ情報不足です。
 
とりあえず、参考書は、中学生用の入門的なものを買ってください。
 
なお、参考書を買うさい、難関受験に特化したものは、初学者は、買う必要がありません。なぜなら、難関受験に特化したものは、写真や図表が不足しており、初学者には向いてません。
 
 
== 教科書ガイドと資料集では予習しづらい ==
中学理科と高校理科は、参考書が無いと、あまり独学できません。教科書ガイドでも独学は出来るでしょうが、特定の教科書との併用としてガイドが作られているので、まずは参考書を買ったほうが良いです。たとえ教科書ガイドを買っても、入試対策などのため、結局、参考書を買い足すことになります。もし金銭的に余裕があったり、または学校の定期テスト対策をしたいなら、教科書ガイドを買うのも良いでしょう。教科書ガイドにも、けっこう、細かい知識まで書いてあります。
 
資料集は、あまり日常の学習用には作られていません。資料集はあくまで、教科書だけでは説明用の写真などが足りない場合のときの参考用です。
 
 
参考書は、たとえ標準レベルの参考書でも、中学校の教科書と比べると、だいぶ説明が多いです。ただし、そのぶん厚いし、写真なども小さいです。参考書を中心に勉強したほうが良いでしょう。
== 参考書の選びかた ==
参考書は、たとえ標準レベルの参考書でも、中学校の教科書と比べると、だいぶやや説明が多いです。ただし、そのぶん厚いし、写真なども小さいです。参考書を中心に勉強したほうが良いでしょう
 
 
その中学参考書の難関校対策用の本ですら、高校理科のふつうの教科書と比べれば、かなり説明が少ないです。その高校理科の教科書すら、大学受験用の有名な参考書と比べると、かなり説明が少ないのです。
 
だから、もし将来的には「大学に進学して理科を勉強したい」というような憧れ(あこがれ)が少しでもあるのなら、中学のときから理科の勉強では参考書を中心に勉強しておいたほうが良いでしょう。なぜなら、そうしておかないと、高校に入ってから急に理科の学習量が大幅に増えて(大学受験対策のため)、かなり面倒なことになります。とくに高校からの理科では、計算も多くなるので、とても勉強に時間が取られます。
 
=== 参考書は、まず標準レベルの難度・厚さの物を買う。 ===
中学理科の理科の参考書は、まず、各学年用に、標準レベルの難度・厚さの本を1冊(もしくは1シリーズ)、買ってください。(「シリーズ」と言ったのは、学年ごとに分冊になっかれている場合ります。たとえば、学研や文英堂から、そういう学年別の参考書が、出ています
 
まず、現在の自分の学年の参考書を買ってください。これは、おもに授業対策用です。学研の「ニューコース」参考書が、平易なので、授業の確認用としては手頃でしょう。
 
自信があるなら、文英堂の「くわしい理科」の自学年のを買ってもいいです。ただし、やや難しくて、学年の範囲外のことも書いてありますので、覚悟しておいてください。
 
それとは別に、さらに、全学年をまとめて1冊で説明している参考書を買ってください。上の学年の予習や、下の学年の復習をするとき、いちいち各学年ごとの参考書を探すのは大変なので、まとめて1冊で説明している参考書が必要です。たとえば、旺文社「中学総合的研究 理科」が、全学年の理科の四分野(物理・化学・地学・生物)を1冊で説明しています。
 
 
いきなり、難関高校対策の参考書を買っても、中学理科の最初の学習では非効率です。
たとえば文英堂「中学理科の発展的学習」は、買ってもいいですが、初心者は読みこむ必要がありません。

なぜなら、もし、いきなり分厚い難関校用の参考書を買うと、どこが頻出事項で、どこが補足的な知識かが、はっきりしません。また、どこが中学レベルの必須知識で、どこが高校レベルの先取り学習なのかも、難関用の参考書では、はっきりしづらいです。また、分厚い参考書を先に買ってしまうと、全体像をつかむのに時間が掛かってしまいます。
 
 
理科では、テスト頻出の知識や用語もあれば、優先順位の低い補足的な知識もあります。まずは、優先順位の高い、必須の知識を確実に習得することが、中学生には求められます。
 
 
このため、中学理科の参考書を買うときは、まずは、やや入門的な標準レベルの参考書を先に読んで、全体像を早めにつかむ必要があるのです。
 
その入門レベルの標準的な参考書ですら、中学校の理科の教科書と比べれば、かなり情報量は多いです。
 
文英堂「中学理科の発展的学習」をつかうなら、まず入門的な標準レベルの参考書を先に読みおわったあとで、文英堂「中学理科の発展的学習」を読むほうが良いでしょう。
 
 
=== 問題練習よりも、参考書の読み込みに、やや時間をかけたほうが良いかも? ===
理科の学習には問題練習もありますが、それよりも参考書の読み込むに学習時間を多めに掛けたほうが良いかもしれません。市販の受験対策用の問題集よりも、まずは参考書を優先するべきです。入門的な参考書にも、簡単な計算問題などは載っていますし、章末問題なども載っています。
 
また、テストなどで問われやすい頻出事項も、参考書なら、その本のどこかに、まとめてあります。
 
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=== 図鑑などは、あまり使えない ===
*==== 図鑑 ====
昆虫図鑑とか植物図鑑とか、図鑑で問われるような特定の生物についての個別の知識は、中学以降の理科のテストでは、あまり問われません。
ゾウリムシとかミドリムシとか、代表的な微生物などについては、名前くらいは知っていく必要があります。
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図鑑で学習するよりも、参考書のほうが便利です。そもそも中学生用の図鑑が少なく、子供向けの多くの図鑑は、小学生用です。仮に図鑑があったとしても、値段が高いですし、きっと本の厚さが分厚いので読むのに時間が掛かってしまい、学習時間が減ってしまいます。
 
==== 事典 ====
*事典は、範囲が、入試に、あってない。(でも同じ出版社が、中学生向けの参考書も出してるので、参考書のほうを買おう。)
たとえば受験研究社の中学生用の理科の教科事典は、小学生~高校1年用範囲が、入試合わせあっせん
 
*事典は、範囲が、入試に、あってない。(でも同じ出版社が、中学生向けの参考書も出してるので、理科の事典を買おうとするなら、参考書のほうを買おう。
つまり、中学生の高校入試だけには、範囲が、あっていないのです。(※ 現物は、まだ未確認。知っている人がいれば、この記事の編集をお願いします。) なので、こういう入試範囲との兼ね合いの問題もあるので、使用方法には注意が必要でしょう。
または、文英堂「中学理科の発展的学習」を事典がわりに使う、という方法もあるでしょう。
 
 
事典の範囲が、入試にあってないとは、どういうことかというと、たとえば受験研究社の中学生用の理科の教科事典は、小学生~高校1年用に合わせています。
 
つまり、中学生の高校入試だけには、範囲が、あっていないのです。(※ 現物は、まだ未確認。知っている人がいれば、この記事の編集をお願いします。) なので、こういう入試範囲との兼ね合いの問題もあるので、使用方法には注意が必要でしょう。
 
中学生になってから、いまさら小学校の内容を復習しても、非効率です。なので、なるべく中学生用の参考書で、勉強するのが安全でしょう。受験研究者も中学生向けの参考書を出してるので、もし受験研究社の本を買うなら、参考書を買うほうが、手ごろでしょう。
 
 
一般に、どこの出版社の教科事典でも、事典という特性のため範囲が広いので、入試対策には合わないのです。べつに受験研究社だけでなく、他社でも同じような傾向があります。
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高校用の事典は、とても分厚すぎるし理科が分野ごとに分かれてしまってるので、中学生には、不便です。学研も、中学生向けの参考書を出してますから、参考書を信用して使いましょう。
 
 
=== 資料集 ===
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難関の高校入試対策用の参考書が、高校入試と高校予習の間をうめるので、その難関高校対策の参考書を入手しておくと、高校予習にも高校受験対策にも便利かもしれません。
 
*難 関校対策用の参考書は、意外と簡単。分厚いけど。
中学理科の場合、難関高校対策用の参考書でも、時間さえあれば、けっこうスラスラと読めます。というか、中高では、数学以外の科目は、時間さえ掛ければ、読んで大筋の内容を知るだけなら、たいていの参考書は読めます。ただし、本が分厚いので、時間は多めに掛かります。 なお、問題集まで含めると、難関校対策には時間が掛かるかもしれません。難関対策用の参考書でも、資料集などを読み込むような感覚で、読めます。はっきり言って、中学の難関高校入試レベルの理科の参考書なんて、時間さえあれば、読むだけなら難しくありません。