「学習方法/高校5教科全般」の版間の差分

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:※ この段階は、高校1年生から3年生まで、全学年を対象にしています。
 
いきなり受験用の問題集を解こうにも、高校1年~2年では、まったく解けません。高校の授業レベル(ただし偏差値50以上)をきちんと理解することが基本ですが、それと並行して、教科書や参考書を自分で読むことが重要です。
 
:※ 偏差値のひくい高校では、高校2年や3年になっても中学レベルを復習している場合もあるので、そういう高校の場合は、けっして授業の進度を家庭学習のペースメーカーにしてはならない。
 
:※ 以下の記述は、偏差値50以上の平均的な高校を想定して記述している。
 
まずは、教科書(ただし国語科目を除く)や参考書を読みすすめてください。文系科目は、参考書などで重要語句とか単語・熟語などを書き取り練習してください。理系科目も、とりあえず参考書を読み進めてください。また、簡単な例題とか練習問題だけでもいいので、参考書の問題練習を始めてください。
 
参考書はよく吟味し、少ない冊数に絞りこんでやりこむのが適切です。もちろん、参考書によって、伝統的な教育内容を中心的にあつかった参考書もあれば、近年の入試動向を反映した参考書、さらには近年の検定教科書のあつかう話題を組み込んだ参考書もあり、多種多様です。たとえば、文英堂シグマベストと数研出版チャート式と学研の高校参考書では、明らかに編集方針が違っています。ですので、複数冊所持することは一向にかまいませんが、やたら沢山買っても読みきれません。読み切れない読みかけの参考書の山を作るのが最も無駄の大きい学習法ですので、そうなるぐらいならばこれという参考書を決めて1冊やりこむ方が適切です。
参考書は、教科にもよりますが、内容の比較のため、理科と社会科では、出版社のことなるものを2冊以上買ってください。「一般的には1冊の参考書を深くやりこむことが学力向上の近道」という教師がときどきいますが、大学受験の出題範囲は広範なため、1冊ではカバーしきれません。もしアナタが大学受験用の塾や予備校などに通っていたり、あるいは偏差値の高い私立進学校などに通っていて、それらの講義・授業と市販の参考書の内容を比較できるなら、参考書1冊でも構わないかもしれません。ですが、アナタが、平均的な高校の生徒の場合、塾や予備校に通いまくれる資金や意欲がなければ、参考書を2冊用意しといたほうが安全です。
 
参考書によって、伝統的な教育内容を中心的にあつかった参考書もあれば、近年の入試動向を反映した参考書、さらには近年の検定教科書のあつかう話題を組み込んだ参考書もあり、多種多様です。たとえば、文英堂シグマベストと数研出版チャート式と学研の高校参考書では、明らかに編集方針が違っています。
 
また、おそらく大学の出題者の側からすれば、ある出版社の1冊の参考書に出題範囲を限定する義理もありません。
 
ただし、やたら沢山買っても読みきれないので、読み込むのは1科目につき2冊までに絞るのが妥当でしょう。たとえ3冊以上を買っても、(5教科をバランスよく勉強するつもりなら、)時間の限界もあり1科目あたり参考書2冊までしか読み込めないでしょう。
 
参考書を3冊・4冊も買って見比べても結構ですが、自らの学習のペースメーカーとするメインの参考書はどの参考書なのか、ということは決めておきましょう。
 
予備校系列の出版社から出ている参考書は、向き不向きの個人差が大きく、しかも受験生にレベルを合わせてる書籍が多いで、まずは一般の出版社の参考書を買いましょう。
 
=== 定期テストのレベルの問題集に取り組む ===
:※ この段階は、高校1年生と2年生を対象にしています。
 
ある程度教科書・参考書を読んだら、次は高校の定期テスト対策レベル(ただし偏差値50以上の高校を想定)の簡単な問題集に取り掛かり、読み終えたぶんの問題を練習します。
(このような定期テストレベルの問題集は、「ワークブック」などと呼ばれる。書店では、参考書コーナーに置いてあるのが普通。)