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==== 教職科目 ====
「教職科目」とは、幼稚園・小学校・中学校・高校の、学校の「先生」(教員、講師など)になるために必要な科目である。
ちな
なお、教員免許を取得しても、それだけでは、けっして就職先の学校(つまり勤務先予定の中学または高校)が決まったわけではなく、さらに教員採用試験などに合格する必要がある。教員免許は、単に、学校教員を仕事にしてもいいという免許を取得しただけである。たとえるなら、自動車の運転免許を取得したからといって、運送会社に就職できるとは限らないのと同様である。
また、教職科目は、卒業要件の単位数に換算されない。なので、教員になるつもりがないなら、教職課程を履修しなくても構わない。▼
=====履修=====
教職科目の履修の方法も、教養科目や専門科目の履修と同様であり、学期始めの履修登録期間に、履修したい教職課程の履修登録をする必要がある。
一般の大学では、たとえば理工学部の教職課程なら、数学の教員免許や、あるいは工業高校の工業科目の教員免許などが取れるだろう。ただし、中等教育の免許は科目ごとに与えられるので、制度上、数学科と技術科の両方の免許が取れるからといって、教職科目を受ければ数学・技術二つとも自動的にとれるわけではない。というのも、教員になるにはそれぞれの科目ごとの教育方法を学ぶ必要があるからだ。例えば、数学の先生になるには「数学教育」を、技術の先生になるには「技術教育」を履修しなければならない。もちろん、両方を履修することも無理ではないが、よほど余裕がない限り、難しいのが現実である。
また、理工学部の数学科の学生が教職課程の単位を教員免許に必要なぶん取得すれば、数学または工業科目の教員免許は取れる。一方、理工学部の教職課程では、社会科や国語や英語などの教員免許は、取れないのが普通である。「社会工学科」などの学科でないかぎり、社会科の教員免許は、取れないだろう。まして
▲:(※ 当記事のこの部分の執筆をした編集者が、理工学部しか体験してないので、理工学部を例に書いてます。文系学部での例など、他学部での例をお知りのかたは、ぜひ、執筆にご協力ください。 )
主な学部と教員免許の対応関係の例
* 文学部:国語科・社会科・英語科
* 外国語学部:英語科・その他外国語
また、取れる教員免許の科目(たとえば中学高校の数学など)に応じて、その科目専門の内容の教職科目もある。たとえば、数学の教員免許の教職科目なら、教養課程の数学の他に、教職課程で、理工学部の数学科の専門科目の内容に近い、さらに専門的な数学を教職課程で学び、また、「数学科教育法」などの数学教育のノウハウの科目もある。▼
* 経済学部・法学部:社会科・商業科(経済・経営・商学部)
* 理学部:数学科・理科
* 工学部:数学科・理科・工業科
* 家政学部:家庭科(学科によっては社会科・理科も)
▲一方、理工学部の教職課程では、社会科や国語や英語などの教員免許は、取れないのが普通である。「社会工学科」などの学科でないかり、社会科の教員免許は、取れないだろう。まして、国語や英語の免許などは、まず、理工学部では、国語や英語の教員免許を取れない。
=====内容=====
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教職課程の1科目あたりの単位数は、1科目あたり授業1時限ぶんを半年で2単位である。その科目が半年でなく通年(1年間)なら、4単位である。つまり、1科目あたり授業1時限ぶんを通年なら、4単位なのが、普通であろう。
教員免許に履修の必要な単位数については、専門科目などと何科目かが重複する場合もあるので、学校や学科ごとに履修単位数が違うだろう。教員免許をとるつもりなら、確認をしておくべきである。
=== 部活、同好会など ===
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