「学習方法/高校政治経済」の版間の差分

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なので、受験勉強においては、はたして「政治経済」および公民を、入試科目にするべきかは、よくよく考えましょう。
 
要するに、日本の高校教育では、歴史科目の教育内容が、他科目と比べて相対的に多すぎるわけです。歴史科目なら、あたかも「高校生たるもの、日本史と世界史の両方を勉強して当然!」「高校3年になっても、歴史科目を復習して当然!」「教科書や参考書以外にも偉人伝とか伝記とか読んでて当然!」みたいな雰囲気で歴史は扱われてるのに、公民科目は、そうなってませんし。「高校2年のうちから、政治経済科目を予習して当然!」なんて、なってません。「政治経済の教科書以外に、法律の実用書を読んでて当然! 内容証明郵便とか連帯保証人とか知ってて当然!」とか、なってません。
 
== 勉強法 ==
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しかし大学入試では、もっと知識的に突っ込んだ内容が出ます。なぜなら、他科目の受験生とのバランス、つまり「地理」科目や「世界史」「日本史」科目で受験する受験生とのバランスもあるので、'''中堅以上の大学で「政治経済」が入試に出る場合では、検定教科書レベルを大幅に超えた参考書レベルの内容が入試に出ます。'''
 
 
高校の定期テスト対策でも、参考書を読んで問題練習しておけば、良いでしょう。
 
=== 政経が受験科目でない場合で、大学受験をする場合 ===
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条文を確認するのが必要な場合とは、法学書の内容が本当なのかを確認するために必要なだけです。しかし高校生では、そこまで確認する必要はありません。そもそも、条文集である小六法の他にも、判例集なども、法学書の真偽の確認には必要になってしまいます。しかし、高校生は、判例集などを買う必要もなく、その時間もありません。
 
検定教科書への批判っぽい事を私は書いてますが、よくよく考えてみれば、そもそも大学進学は義務教育ではありません。高校普通科を卒業して就職する人もいるわけですから、そういう人の事も考えて、検定教科書に入試に出ないような民法の条文などを掲載するのも、意義があるのでしょう。
 
あなたは、あなたの個人的な都合で大学進学したいわけですから(日本の教育政策では、そう見なされる。ドイツなどと違い、日本の大学は有料の自己負担)、あなたのほうから自発的に受験参考書を買って読んで、教科書の範囲外であり入試範囲内の内容を、受験勉強する必要があります。
 
またなお、法学部以外では、こういう民法と刑法を中心とした段階的な法学教育を、ほとんど、しません。特に理系大学での文系選択科目としての法学科目だと、ほとんど中学で習うような、日本国憲法を中心とした法学教育と、授業内容が変わらない場合もあります。