「学習方法/中学校国語」の版間の差分

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教科書ガイドは、それぞれの教科書会社ごとに別々の書籍なので、自分の通う中学で使っている教科書出版社に対応した教科書ガイドを用いる事。教科書掲載作品の解釈が、教科書出版社に
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また書き取り練習についても、単にドリルやワークブックの書き取り練習だけでなく、参考書などで紹介された熟語なども練習する必要がある。
 
参考書を買う以外には、入試に向けての自習での勉強は、やりようがない。あるいは塾にでも通って、国語の教材でももらわないかぎりは、入試対策の国語の自習のしようが無い。
 
 
* できれば、教科書ガイドを買おう。理由は定期テスト対策の効率化。
教科書だけだと、解説が書いてないことが多く、勉強のしようが無い。なお、教科書ガイドは、それぞれの教科書会社ごとに別々の書籍なので、自分の通う中学で使っている教科書出版社に対応した教科書ガイドを用いる事。教科書掲載作品の解釈が、教科書出版社によって、違っている場合もある
 
学校教員は部活の顧問や員会や行事の管理などでも忙しいので、自分の学校で使っていないヨソの教科書出版社の国語教科書で紹介している解釈まで、把握してられない。もし中学生が定期テストで、よその教科書出版社の解釈を書いても、バツになるだろう。
 
しかも、こういう出版社ごとに解釈が別れるような箇所にかぎって、読解上の重要ポイントである場合が多いので、定期テストに出やすいのである。解釈の別れる事項は、入試には出づらいが、かといって学校で紹介しないわけにはいかないので、というわけで定期テストに出題されやすい。
 
== 全教科をバランスよく勉強する ==
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* 古典は暗記
古典の読解は、理解も必要ですが、いろいろと覚えないといけないこともあります。
 
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それと、文学以外の古典文献は、まず入試に出ません。たとえば歴史書などは国語の入試問題には出ません。
たとえば日本書紀(にほんしょき)も魏志倭人伝(ぎし わじんでん)も、まず国語の入試に出ません。三国志(さんごくし)も、孫子の兵法も、入試の漢文には、まず出ません。
 
日本古文の『平家物語』は入試に出やすいでしょうが、べつに源平合戦の歴史知識は問われません。
 
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ただし、参考書による読書の方法にも欠点があって、西洋の古典作品など、日本の市販の参考書では読書ができない。もっとも、たとえ、そういう西洋古典の本を読んでも、入試に読解問題が出ないのが実情である。つまり、たとえばシェークスピア作品『ロミオとジュリエット』『ヴェニスの商人』『夏の夜の夢』『ジュリアス・シーザー』『ハムレット』も、ドフトエフスキー作品『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』も、ゲーテ作品も(以下略)、入試に読解問題が出ないだろう。高校入試どころか大学入試ですら、まず入試に西洋文学の読解問題は出ない。
 
べつに、これらの入試外の古典作品や近代作品などを、すべて読む必要はない。そもそも、読む時間が足りない。他に勉強しなければならない教科もある。ただし、こういった作品の知識についての弱点が、学校の国語教育では存在していることは自覚するべきだろう。
 
高校入試・大学入試で、文学史の西洋古典が問われる可能性もあるが、参考書で学習できる程度の問題だろう。
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近代文学では、作品によっては過激な表現もあり、入試には該当部分が出にくい場合もあります。
たとえば太宰治(だざい おさむ)の作品の『人間失格』(にんげん しっかく)などでは過激な表現もあります。作品自体は有名作なので、文学史の問題などで作品名を問う出題などがありえますし、表現がおとなしい部分は読解問題で出る場合もありえますが、過激な部分の文章は、まず入試に出ません。そして、そういう過激作品の中で比較的に表現のおとなしい部分ってのは、問題集などを読めば書いてあるのです
 
たいていの近代文学は、教科書参考書以外は、わざわざ作品を読まなくても、文学史を覚えるだけで入試対策は充分です。
 
なお近代作家の芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)の作品についてなら、『羅生門』(らしょうもん)という有名作が、高校の教科書で頻出(ひんしゅつ)なのですが、一部の私立高校入試などでは先取りして出るかもしれません。それ以外の作品なら、作品名と大まかな解説だけを覚えれば良く、わざわざ作品を読む必要がありません。芥川の作品には、短い作品や童話なども多いので、中学生でも読みやすい作品もありますが、せっかく読んでも入試に出題されない場合もあります。
 
文学の読書は、問題集などに書かれた範囲で作品を読めば十分です。