「学習方法/高校生物」の版間の差分

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高校生物の重要語句を暗記できない人は、大学の生物系学科を目指さないほうが良い
洋書の生物学書は、高校生は読まないほうがいい。危険である 地域や学校によっては、図書館に、分厚い洋書の生物学書があるかもしれない。 しかし、そのような洋書は、以下の理由に
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また、大学レベルの生物学を学ぶ場合でも、高校の参考書レベルの知識が、ほぼ必要になる。なので結局、参考書(高校生用)を読み込んだほうが良いだろう。
 
== 洋書の生物学書は、高校生は読まないほうがいい。危険である ==
地域や学校によっては、図書館に、分厚い洋書の生物学書があるかもしれない。
 
しかし、そのような洋書は、以下の理由により、読者に誤解を与える可能性が高く、高校生の学習には危険であるので、読まないほうがいい。
 
実際に500〜1000ページもある分厚い本の生物学の洋書を読んでみると分かるのだが、'''内容が、まぎらわしい'''。生物の仕組みには、原則と例外がある。ほとんどの生物にある仕組みを、例外的に持ってない生き物も、世の中には存在する。
 
日本の高校生物の教科書に書いてあるような基本事項でも、例外がある。'''洋書の中には、例外のほうを強調しているものもあり、もし予備知識のすくない生物学の初学者が読んでしまうと、ある生物現象の「原則」と「例外」を逆に誤解してしまう可能性もあり、大変に危険である。''' なので、たとえ図書館などに、そのような分厚い洋書の生物学書などがあっても、そういう洋書は読まないほうが安全である。
 
以上、洋書を読まないほうがいい理由の、主な理由である。
 
以下の行は、補足説明である。
 
それに本が厚すぎると、問題練習をする時間も不足する。しかも、洋書を実際に読んでみると分かるのだが、練習問題のレベルが低かったり、雑多な知識を問うものも多い。
 
:また、実際に500〜1000ページもある分厚い本を読んでみると分かるのだが、「何が重要事項であり、また、何が補足事項なのか」、分かりづらいのである。しかし高校生は、重要事項を優先的に学習する必要があるのだ。だから、分厚すぎる専門書は、高校生にとっては逆効果である。
 
:しかも洋書の場合、洋書では大学生用の本でも日本の中学高校レベルのことから書いてあったりする。なぜならアメリカの大学入試のSAT(「SAT」(という統一試験がある)では理科をあつかわないので、だから日本から見ると洋書の各部には高校教科書レベルの記述も多く、ハッキリいって日本の大学受験では、洋書は使い勝手が悪い。
 
ハッキリ言うと、どうやらアメリカの大学の学部(大学院を除く、大学1〜4年のこと)の理科教育は、ちょっと混乱をしているようだ。現代は科学技術がドンドンと発達してる時代なのに、いっぽうでアメリカは高校卒業までの教育レベルがかなり低いようで(どうも日本の中学〜高校1年レベルのようだ)、そのせいで、アメリカでは大学の教科書が、日本の高校1年レベルの知識もない人に、日本の大学レベルの例外事項を教えるという、なんだかオカシな状態になってるようだ、アメリカでは。
 
なので、せっかく読者の日本人が、分厚い洋書を読んでも、そういうアメリカでの教育問題の混乱に巻き込まれるだけなので、日本人高校生は、洋書の生物学書は読まないほうがいい。
 
もし教育職の大人が洋書を読むのなら、そのような書物(高校1年レベルの原則と大学レベルの例外知識がゴチャゴチャになってる書物)にも、反面教師や比較対象として、使い道があるだろう。しかし、日本人高校生は、教育者ではない。
 
日本人高校生は、まず、日本の大学受験参考書の生物学参考書のように、原則や基本事項が精選されて紹介されていて、しかも平易な言葉でありながら深く分析した生物学書を、高校生は優先的に読み込むべきである。
 
そもそも、アメリカ科学教育への、よくある批判として、よく言われるのは、アメリカの優秀な研究者というのは、アジア圏出身で留学生出身だったり、あるいは白人アメリカ人でも高齢の研究者だったりする(アメリカの高校教育が低レベルになる前の時代に高校生だった人達)。
 
 
 
== 大学用の教科書は、高校生物には、まったく役立たない ==
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大学の学科にもよるが、数学科や機械工学科などの生物以外の大学生のならう大学生物学の教科書1冊だと、たとえば解剖学やら動物学やらの関連分野は記述が少ないのである。大学生用の教養課程の生物学の教科書は、遺伝子や細胞の仕組みなど、微細な物の理論を基礎にして書いている書籍が多い。そのぶん内蔵などの解剖学やら、各種の動植物の植物学・動物学など、サイズの大きな物事の記述は弱い。
 
 
もし、1冊500ページ〜1000ページもあるような、とても分厚い、大学生物の専門書を買えば(たとえば洋書などで辞書みたいに分厚い本がある)、それら解剖学やら動物学など関連分野も書いてあるかもしれないが、しかし高校生の学習には厚すぎて適さない。
:それに本が厚すぎると、問題練習をする時間も不足する。
:また、実際に500〜1000ページもある分厚い本を読んでみると分かるのだが、「何が重要事項であり、また、何が補足事項なのか」が、分かりづらいのである。しかし高校生は、重要事項を優先的に学習する必要があるのだ。だから、分厚すぎる専門書は、高校生にとっては逆効果である。
:しかも洋書の場合、洋書では大学生用の本でも日本の中学高校レベルのことから書いてあったりする。なぜならアメリカの大学入試のSAT(という統一試験がある)では理科をあつかわないので、だから日本から見ると洋書の各部には高校教科書レベルの記述も多く、ハッキリいって日本の大学受験では、洋書は使い勝手が悪い。
 
また、日本の医大生用の解剖学の本を読んでみると、もちろん医学生や看護学生などを対象に書かれており、とてもじゃないが高校生が活用できる内容ではない。また、医学書には、植物学とか動物学とかに関わるような内容は、ほとんど書かれていない。農学に関するような内容は、もちろん医学書には書かれていない。