「高等学校生物/生物II/タンパク質と生物体の機能」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
M すじにくシチュー がページ「高等学校生物/生物II‐タンパク質と生物体の機能」を「高等学校生物/生物II/タンパク質と生物体の機能」に移動しました: サブページ化。
デスモソームについて
391 行
糖タンパク質とは、多糖類とタンパク質で、できている。
 
* インテグリン
'''インテグリン'''(integrin)は、細胞膜を貫通するタンパク質であり、細胞外基質を構成する糖タンパク質と細胞骨格をつなげる役目をしている。
 
=== 細胞接着 ===
*カドヘリン
[[File:Cadherin diagram jp.svg|thumb|340px|カドヘリンによる細胞接着原理図]]
'''カドヘリン'''(cadherin)という細胞膜を貫いて細胞外に出ているタンパク質がある。このカドヘリンが、細胞どうしの接合に関わっている。カドヘリンには多くの種類があり、同じ種類どうしのカドヘリンが接着する。

なお、このような現象を、「細胞接着」(さいぼう せっちゃく)という。

さて、種類の異なるカドヘリンどうしは接着しない。これを'''細胞選別'''(さいぼう せんべつ、sorting out of cells)という。
カドヘリンの立体構造の維持にはカルシウムイオン Ca<sup>2+</sup> が必要。そのため、Ca<sup>2+</sup>が無い状態にすると、細胞どうしの結合が、ほどける。
 
なお、カドヘリンは細胞内でアクチンフィラメントに接続している。
 
(※ 右の原理図ではアクチンフィラメントが省略されている。う。※ より正確には、カドヘリンとアクチンフィラメントの間に、細胞内で連結タンパク質を仲介してるが、ほとんどの教科書でも参考書でも言及されてないので、無視する。 数研出版の教科書で、連結タンパク質に言及している。)
 
 
{{-}}
* ギャップ結合
[[ファイル:Gap_cell_junction-en.svg|thumb|340px|ギャップ結合の説明図]]
隣接した細胞を、筒のような中空軸の構造のタンパク質が結合しており、これを'''ギャップ結合'''(gap junction)という。この筒をイオンや低分子の糖やアミノ酸などが移動する。
 
{{-}}
* デスモソーム
[[File:Cell junctions.png|thumb|340px|上図の真ん中がデスモソーム構造。]]
 
(未記述)
となりあう細胞どうしが、間にいくつものカドヘリンを介して、ボタン状に固定されている構造を'''デスモソーム'''(desmosome)という。
 
なお、デスモソームのボタン状部分には、中間径フィラメントが接続している。
 
== 脚注 ==
{{-}}