「教育勅語」の版間の差分

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→‎語釈など: 古語では、「戻る」も「悖る」も同じ意味で、古語での意味は「ゆがむ」「ねじまがる」の意味
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私の臣民たちよ、よく忠義に、よく孝行に、億兆が心をひとつにして、世世、その美をなせるのは、これは私の国体の「精華」(読み「せいか」、意味: 真髄、優れた点)であり、教育の根源は、まさに、ここにある。
 
あなたたち臣民は、父母をうやまいなさい、兄弟は友(仲良く?)にしなさい、夫婦は相和(?)しなさい、恭儉己れを持人に対(慣用句、「きょてはけん おのれをじやうや自分に対しては慎みぶかく振る舞いなさい、という意味)、博愛を衆に及ぼしなさい、学問を修めて業(仕事のこと?)を習いなさい、もって智能(知恵と能力?)を啓発しなさい、德器(道徳? 人格?)を成就しなさい、進んで公益を広めて世務(「せむ」または「せいむ」と読む、世の中のつとめ)を開きなさい、いつも国憲を重視して国法に従いなさい、いったん緩急あれば義勇をもってのため奉じ働き以って天地のきわまりがないように(※ 永遠に?)「皇運」(皇室の運命?)を扶翼(助ける?)するべきである。
 
このように、ひとり、天皇である私が忠義と良識の臣民であるだけでは不十分であり、
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明治時代での単語の意味と、現代の意味では違うが、この節では主に現代での意味を記述する。
 
:・朕(ちん) - 皇帝の自称。ここでは明治天皇の自称。
:・皇祖(こうそ) - 皇室の先祖。または、それから派生して、天照大御神(あまてらす おおみかみ)や、神武天皇のこと。あるいは、天照大御神から神武天皇までの一連の神々・人物のこと。
:・精華(せいか) - 真髄。優れた点。真価。
:・恭(きょうけん) - つつしみ深く、控えめに振る舞うこと
:・「徳器」(とっき) - 「徳器」の意味は「徳と器量」などと、国語辞典などでは解説されることが多い。
:・天壌無窮(てんじょう むきゅう) - 天地が永遠に続く。「天壌」とは天と土壌のこと、つまり天地のこと。「無窮」とは、極まりない事。「窮」(きゅう)とは「究める」(きわめる)などの意味。