「UNIX/Linux入門」の版間の差分
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==UNIXを扱う上での基礎知識==
=== 操作インターフェース ===
基本的には、[[w:CUI]]で操作を行う。CUIとは、コマンドベースのインターフェイスのことで、逐次シェルを通してコマンドを実行していくことでコンピュータを操作する。近年、ウィンドウシステムの発達もあって、特にクライアント分野では起動から終了まで[[w:GUI]]で操作を完結できる環境が整いつつあるが、簡素かつ強力なコマンドラインベースの操作環境は根強く支持されている。グラフィカルな環境でも、ターミナルエミューレータを利用してコマンドを実行するのが一般的である。
=== ファイル
UNIXのファイル
例えば
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また、処理を行うときは「自分がいる場所」すなわち'''カレントディレクトリ'''での処理が基本となるので、常に自分がどこにいるのかを把握している必要がある。Windowsでも基本は同じで、複数のウィンドウを開いていたとしても、アクティブにできるウィンドウは1つだけ。このアクティブになっているウィンドウが「自分のいる場所」なのだ。GUIではカレントディレクトリが視覚的な効果により明示的に表現されているのでカレントディレクトリを意識する必要性は少ないが、CUIではカレントディレクトリを把握しているか、明示的に確認する必要がある。
=== コマンド ===
コマンドとは、
例:
date
Sun Feb 12 22:11:48 JST 2006
この例では、'date'というコマンドを実行している。これにより、コンピュータは'date'という指示を受け、その結果'Sun Feb 12 22:11:48 JST 2006'を返す。結果は、通常は標準出力に返される(コマンドのオプションや実装具合によっては、別に出力されることもある)。
コマンドには引数として様々なオプションを付加することが出来、これにより、コマンドの挙動を変更することが出来る。オプションは、通常は'-'か、'--'を付けて実行される。
例:
date -u
Sun Feb 12 13:11:48 UTC 2006
この例では、'date'というコマンドに'-u’というオプションを付けている。これにより、返される結果が異なっている。
また、コマンドには、入力を指示することも出来る。
例:
rm test.txt
この例では、'rm'というコマンドに'test.txt'というファイルを指示している。これにより、'rm'というコマンドを通じて、'test.txt'というファイルを操作する。この場合は、φ理が消去される。
=== シェル ===
Bシェル、[[w:ksh]]、[[w:bash]]、[[w:zsh]]、[[w:csh]]、[[w:tcsh]]などがある。Linuxの各ディストリビューションでは、bashをデフォルトのシェルに指定していることが多い。
=== 標準入力、標準出力、標準エラー出力 ===
標準入力とは、シェルに与えられる入力の最初のものである。各コマンドは、これを受けて指示を実行する(不要な場合もある)。通常は、利用しているコンソールからのキーボード入力を標準入力とする。
標準出力とは、コマンドが出力した結果を返すところである。通常は、利用しているコンソールが出力先となる。
標準エラー出力とは、プログラム上エラーとして指示された出力で、通常は利用しているコンソールが出力先となる。
これらは、リダイレクト、パイプといった処理によって切り替えることができ、これにより、自在にコマンドを操作することが出来る。
=== 環境変数 ===
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といった情報を項目として、その値(この値が環境変数)を変えることで情報を書き換えることができる。ただし、適用しているシェルによって設定方法は異なる。
例えば
export LANG=ja▼
▲export LANG=ja
といった具合である。
通常は、大文字で指定される。環境変数を設定、取り消しするコマンドはシェルによってことなる。確認するには、echoコマンドを使う。
例:
echo $LANG
ja_JP.UTF-8
といった風になる。
=== パーミッション ===
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