「高等学校情報/情報の科学/ファイルシステム」の版間の差分

「フォルダ」との関係
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(「フォルダ」との関係)
そこで、ハードディスクの仕組みを考えてみよう。
 
結論から言うと、1つの目次ファイルが隠れているようだ。パソコンは、ハードディスクを「開く」など命令を受けた際、目次ファイルを自動的に読み取り、ハードディスク内のファイル構成を把握している。
 
 
 
=== まず、観察 ===
つまり、われわれが一見すると「ファイルの集合体」のように見える、ハードディスクの中身には、じつは、各個別のファイル中身の本体とは別に、ファイルの目次(もくじ、index)のような物が、存在している事になる。
 
ハードディスクへのアクセス時には、この目次ファイルだけを読みとっているようだ。
 
 
 
原理的には、その目的ファイルを開くための別アプリケーションを自動起動する機能がなくてもオペレーティングシステムは成り立つのだろうが、しかし一般的に流通している有名なOS(たとえばWindowsやLinuxなど)では、ファイルを開こうとする際に自動的に、目的ファイルを開くための別アプリケーションも自動起動されるようになっている。
 
=== 「フォルダ」との関係 ===
いくつものファイルを「フォルダ」に入れて、まとめる事のできる機能が、一般的なOSにはある。この「フォルダ」機能も、結局は、われわれの言うところの「目次ファイル」の仕組みの流用であろう。
 
「フォルダ」という名前と、アイコンのバインダーのようなグラフィックから一見すると、あたかも、その「フォルダ」の中に、さまざまなファイルが入れられるように見えるが、実はフォルダの正体は、おそらくは、ハードディスク全体の構成の目次ファイルとは別に、新規の目次ファイルを作成できるようにしているだけであり、その機能が「フォルダ」と呼ばれているだけであろう。
 
フォルダのアイコンをクリックすると、そのフォルダに相当する目次ページが読み込まれ、その目次ページに記録・管理されている個々のファイルが表示されるが、利用者の目線からは、あたかも「フォルダ」内に個々のファイルが配置されているかのように見える。
 
つまり、ハードディスク内の「フォルダ」データの場所と、そのフォルダの管理する個々のファイルのデータの場所は、実は、まったく離れた場所に、位置している。
 
「フォルダ」データ内にあるのは、管理対象の個々のファイルの名称や保管場所などのデータだけである。
 
このため、「フォルダ」アイコンから、何らかのファイルのアイコンを出し入れしても、ハードディスク内でのファイルの場所は変わらずに、単に「フォルダ」データの記録が上書きされるだけであろう。
 
 
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