「数と式（新課程）」の版間の差分

== 1.式の計算 ==

=== a.項 ===

 

項では、数の部分を'''係数'''と呼び、文字が掛け合わされている数を'''次数'''と呼ぶ。<br />

一つの項だけで表現される式を'''単項式'''という。<br />

* 4xの係数は4、次数は1

* 12a²の係数は12、次数はaが2個掛け合わされているので2

* 8x²yz³の係数は8、次数はxが2個、yが1個、zが3個掛け合わされているので6

* 45の係数は45、次数は文字が一つも掛け合わされていないので0

但し、数0の次数は考えない。これは、<br />

0=0x=0x²…と次数が一つに定まらないためである。

 

 

# x²

# 9xy³

# -8abc

 

単項式が2種類以上の文字を含むとき、特定の文字に着目して係数や次数を考えることができる。<br />

この時、残りの文字は数とみなして扱う。

* aに着目すると、係数は12b⁴x、次数は1

* aとbに着目すると、係数は12x、次数は5<br />

# x

# aとb

 

6x+5やx²+4y-8のように、複数の項が足し合わされてあらわされる式を'''多項式'''と呼ぶ。<br />

多項式の中に含まれる単項式は、'''項'''と呼ばれる。<br />

単項式は、項が一つの多項式と考えられるため、単項式は多項式に含まれる。<br />

 

=== b.整式の計算 ===

* 4a-5a+6 =-a+6

* x²+4x²+6x =5x²+6x

練習3: 次の整式の同類項をまとめよ。

# 7xy+6y-5x+2xy