「学習方法/高校5教科全般」の版間の差分

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== 定期テストの後に、復習を忘れずに == たいていの高校では、定期テスト前に、試験勉強のための復習をするように指導します。 それはそれで、試験前の勉強も必要なのですが、しかし
節構成の整理、不適切な学習法の除去など
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== 教科書ガイドを、国語と英語では購入すべし ==
国語教師や英語教師のなかには、低能が教師がときどき居て、宿題などで、数学などの他教科の予習復習の時間を無視して、「教科書のページ○○から△△までを、わからない単語は辞書で調べて、予習してこい」などと、自分勝手な宿題を出す必要もいます。
 
数学や物理の教師は復習しか宿題に出さないのに、いっぽうで国語や英語の教師のなかには、予習も復習も宿題で要求するような、自分勝手な国語教師や英語教師が、時々いるのです。
 
このような低能な国語教師や英語教師からの防衛のためにも、教科書ガイドがあると便利です。
 
このような低能な国語教師・英語教師の宿題を真に受けて、そのまま実行すると、数学や理科などの他教科の予習復習の時間を、大幅に奪われてしまいますので、けっして低能国語教師・低能英語教師の主張を、真に受けてはいけません。
 
 
教科書ガイドをどうやって購入するかというと、毎年、教科書を購入する年度末3月のころに、教科書取り扱い店(あなたが高校の検定教科書を購入するときに行ったお店)で教科書ガイドも販売されるので、そこで国語と英語の教科書ガイドも購入しておきましょう。
 
もし買いのがしたり売り切れでも、注文によって、その教科書取り扱い店で、あとからでも教科書ガイドを購入できます。
 
 
現代文でも古文漢文でも、国語教育では、よく「教科書を読んでいて分からない単語は、辞書で調べてみよう」などと教えますが、実際には、教科書ガイドを読むと、生徒が習ってなさそうな単語などは、たいてい書いてあります。
 
なので、まず教科書ガイドを読んでおきましょう。
 
また、特に古文漢文の場合、まだ習ってない作品では、ほとんどの単語が分からない単語であり、辞書でいちいち調べるのは、時間が膨大にかかってしまい、実際には無理です。
 
まず教科書ガイドを読んで、それでも分からなかったら、そこで初めて辞書を読むのです。
 
 
英語科目では、文系大学の志望でも理系大学の志望でも英語が入試に必須の場合がほとんどなため、どの高校でも英語教師の影響力が強く、そのため教師がうぬぼれていて傲慢(ごうまん)な場合な場合があり、他教科を無視した自分勝手な宿題を生徒に要求する場合があります。
 
このような英語教師に教わるハメになった場合でも、もし教科書ガイドを生徒が購入してあれば、辞書で調べる時間を、大幅に減らせることができます。教科書ガイドによって、空いた時間を活用することができ、単語の練習などの、より本質的な勉強ができるようになります。
 
 
== 予習復習は、5教科をバランスよく ==
世間には、「予習」というと、ついつい英語しか予習しなかったり、あるいは国語しか予習しない等のように、文系科目しか予習しない人がいます。
 
しかし、数学や理科も含めて、5教科をバランスよく予習しましょう。
 
5教科をバランスよく予習せずに、文系科目ばかりを予習していると、高校3年で数学IIIや物理II・化学IIなどを理解するのが、ほぼ絶望的になり、かなりの荷重な予習復習スケジュールを余儀無くされるか、あるいは浪人を余儀無くされかねません。
 
また、世間には、学校の授業の他には、予習はせずに復習しかしない人もいますが、しかし、その方法だと、やはり理系科目にシワ寄せが集まるパターンが多くなり、困難な状況に追い込まれかねません。
 
なので、予習と復習は、高校1年生や2年生のころの当面は、なるべくバランスよく行いましょう。
 
なにも、予習ですべてを理解しきる必要はないのです。
 
最終的には「復習」が得点力を伸ばす決め手になるので、予習よりも復習の比率がやや多めなほうが安全なのですが、だからといって予習をまったく行わないのは、非効率です。
 
予習と復習の比率は、高校生レベルの時点では、たとえば予習40パーセント:復習60%のように、復習がやや多めな程度で、充分なのです。
 
高校レベルにおいて、まったく(平均的な偏差値の高校を基準としての)「復習」的な教育しかさせない教育機関というのは、単なる「手抜き」(てぬき)の教育ですので、他の教育機関で予習も勉強しましょう。(じつは生徒に「復習」させるのは、指導者がラクを出来るのです・・・。いっぽう、生徒の予習に対応するのは、手間が掛かって、大変なのである。)
 
 
「5教科」も予習というと一見すると科目数が多そうで大変そうですが、要するに、国語や英語や地歴公民の予習と同じように数学や理科も予習をすれば良いのです。
 
数学の予習は、国語や英語と同じような重要度で予習しましょう。理科の予習は、社会科と同じような重要度で予習しましょう。
 
「もし、数学や理科も、国語・英語・社会科と同様に予習するとなると、1年が365日では足りなくなる。時間が足りない!」と思うのなら、それは、国語・英語・社会科の予習に時間配分を掛け過ぎであり、そもそもの時間配分の計画が間違っていますので、時間配分を修正してください。
 
 
さて、どの科目も、予習をする際には、高校の翌週の授業の予習だけでなく、さらに、当分は高校の授業では習わないことでも、今使っている教科書や参考書に書いてあることなら、どんどん予習しましょう。(習ってないので、すべては理解しきれないだろうが、べつに理解しきる必要はない。)
 
もし、高校の翌週の授業しか予習していないと、高校3年で絶望的な状況に追い込まれることになります。
 
 
== 大まかな道筋 ==
=== 教科書・参考書を読む===
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さて、基本的なレベルの問題集だけだと入試を突破するのは難しいが、基本的なレベルの問題集も確実に解けないようでは入試を突破できるはずがない。まずは基本的なレベルの問題集もきちんと問題練習するべきです。
 
=== 定期テストの後に、復習を忘れずに ===
定期テストの前には言われなくても試験勉強をするでしょう。それはそれで、試験前の勉強も必要なのですが、しかし、定期テストをこなすだけで満足してはいけません。定期テスト後に、最低限、未修得の分野を復習する事が必要です。全国模試の場合も同様です。
 
=== 入試平均レベルの問題集に取り組む ===
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ノート作りは、自然に授業中の内容とかをノートにメモしていく程度で良いのです。自然にそこそこのノートが出来上がれば、せっかくノートがあるのでしょうから、利用するのも一手というだけです。
 
== 教科書ガイドについて ==
== 塾・予備校の講師の質に注意 ==
書店には、「教科書ガイド」があふれています。特に古典や英語なら、これがあれば予習のためにわざわざ自分で訳を考える必要はない、という代物です。教科書ガイドは、次のような目的には大いに役に立ちます。
学習塾・予備校の講師のなかには、自分の担当科目以外の勉強法を、ほとんど知らない低能な人がいる場合があります。
 
そういう低能な講師が、他の科目を勉強してる高校生には無理な量の宿題を塾生に要求したりする場合があります。
 
例えば英語の講師なら、数学や理科の勉強時間を無視して、毎週、英文の宿題を大量に塾生に要求したりする場合があります。
 
特に、国語・数学・英語の3科目の講師に、このような講師が混ざっている場合が多いので、高校生は気をつけましょう。
 
タチのわるいことに、自身の教育力の低能なことを自覚できない講師ほど、自信たっぷりに、過去に自分の行ってきた(ダメな)勉強法を、塾生・予備校生に強制してきたりしますので、要注意です。
 
そもそも塾講師・予備校講師の就職では、学校教員とはちがって、専門分野以外の5教科の能力をバランスよく測定するための教員採用試験などがありません。このため、自分の専門外の志望(たとえば国語講師にとっては、文学部以外の志望)の学生に教えるための学力および能力のひくい人が、塾講師になっている場合があります。
 
ひとむかし前には、私大文系学部卒の講師が、国立理系志望の学生にとっては無理な勉強法を要求する場合もありました。
 
講師自身がある科目の入試問題の解法を知っていることと、それを専門外の志望の学生にも無理なく、(講師の専門外の)他の科目の勉強と両立する勉強法で教えられることとは、べつの事なのです。
 
なのに、そういう事を自覚できていない、低能な講師が、塾・予備校には、まぎれる場合があります。なので高校生は、気をつける必要があります。
 
== あまり片寄った勉強をすすめる受験ノウハウを信用しない ==
塾講師や一部の進学校の教員の教える受験ノウハウは、たとえその教育者(講師・教員)が有名大学に合格して卒業した人で、受験の成功者であったとしても、その人が受験生だった過去(どんなに早くても5年前。ましてや20年以上前の場合もある。)で効果的だったノウハウにすぎず、必ずしも現在にそのまま当てはまるとは限りません。
 
太陽から地球にやってくる光が、過去の8分前に発射された光であるように、教師や塾・予備校講師の体験したノウハウは、過去に発射されたノウハウであり、現在に効果的なノウハウとはズレている可能性があるのです。タイムラグ(遅延)があるのです。
 
こういう場合(教育者が時代にアップデートできてない場合)があるので、「○○科目だけを勉強すればいい! △△科目は不要!」的な、ノウハウは、その科目の内情が分からない場合は、あまり信用しないほうが良いのです。 そのノウハウを、けっして、そのまま信用するのではなく、ノウハウを聞かされている際には「過去には、こういう勉強法が有効だったんだな。今はどうだか知らないけど・・・」みたいに割り引いて考えましょう。
 
なお、教育産業や受験産業にたずさわっている職業ですら、このようにノウハウが現代とズレている可能性があるのですから、ましてや、保護者の知っている受験ノウハウが、もっとズレている場合もあります。たとえその保護者が有名大卒でも、保護者から勉強ノウハウを聞かされる際には、タイムラグのぶんを割り引いて考えましょう。
 
結局、一番安全な勉強法は、普通に5教科をバランスよく勉強するという平凡な勉強法です。高校入学当初から高校2年の終わりまでの当面は、5教科をバランスよく勉強するのが、安全です。
 
* 目前の授業でとりあえず教員に怒られないで済ませるため
また、受験ノウハウのタイムラグに、気をつけましょう。
* 目前の定期テストでとりあえず赤点をとらないため
 
一方、次のような目的には全く役に立ちません。
== 定期テストの後に、復習を忘れずに ==
たいていの高校では、定期テスト前に、試験勉強のための復習をするように指導します。
 
* 大学受験に対応できる学力をつけるため
それはそれで、試験前の勉強も必要なのですが、しかし、定期テストをこなすだけで満足してはいけません。
 
そもそもなぜ授業の予習で訳をさせるのでしょう。それは、訳を覚えるためではありません。なにしろ、教科書に載っているのとまったく同じ文章は、(稀に不注意な大学がうっかり「やらかす」ことを除けば)受験には絶対に出ないのです。授業の予習で訳をするのは、訳をするという経験を積むことによって、次に見る文章は自分で訳せるようにそのノウハウを身につけるためです。出来上がった訳などはどうでもよく、訳を作るという経験が重要なのです。その経験をすっ飛ばしてしまう教科書ガイドは、百害あって一利なしです。赤点をとらなければそれでいい、というのであれば構いませんが、学力をつけたいと思うのであれば、次の古紙回収の日にまとめて捨ててしまいましょう。
定期テスト後に、最低限、未修得の分野を復習する事が必要です。
 
== バランスよく学習する ==
要するに、全国模試(ぜんこくもし)の使い方と同じです。
教科ごとの学習量のバランスにも注意しましょう。特定の科目に偏るのではなく、全教科をしっかり学習することが、進路実現のためにも役に立つのです。このように言うのは簡単ですが、各教科の担当教員ごとに予習復習や課題の要求量が違いますので、ついつい課題の多い教科の学習に偏りがちです。ですので、バランスよく学習するためには、そのような意識を常に持っていることが不可欠なのです。
 
2年生前半までは英数国の3教科の力をしっかりまんべんなく伸ばしましょう。これらの教科はどのような進路を選ぶにしろ学習を避けられませんし、力をつけるのに時間のかかる教科です。2年生後半からは理社にも力を入れ、5教科のバランスを整えていくことになります。このときまだ英数国の基礎力が不十分だと、理社まで手が回らず、どっちつかずでどうしようもなくなります。1年生から2年生前半までで英数国に穴をつくらないことが必要不可欠です。
また、実際に復習をすると気持ちが分かるでしょうが、ついでに予習もしましょう。なぜなら、手元に教科書や参考書があるわけですから、わざわざ復習だけで終わらせてしまい参考書を閉じてしまって予習しないのは、予習と復習が二度手間になってしまいます。
 
== 塾・予備校の注意点 ==
復習の後に、つづけて予習も、参考書や教科書などで、してしまいましょう。
塾や予備校の中には、不適切な指導をするところもあるので、注意が必要です。生徒にはまず学校での学習があり、他科目の学習があるということを無視して、いたずらに自分の担当科目の、自分の塾オリジナルの、不必要な難問を含んでいたりする教材を勉強させたり、大量の宿題を要求したりする指導などが代表的でしょう。志望校や受験校の選択についても、過度に現役合格にこだわるあまり不適切な指導をする事例がよく聞かれます。こういった指導をする塾や予備校は、市場原理で淘汰されてはいるものの、根絶されてはいません。その塾・予備校に相談しても改善が見られない場合、保護者に相談して、他の塾・予備校に変えるなどの対策が必要です。