「高等学校物理/物理II/電気と磁気」の版間の差分

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電解液をもちいることで、本来なら、直流電圧の時には電流を流したくない紙のぶぶんにも直流電流が流れてしまうという、「漏れ電流」(もれ でんりゅう)という現象が発生してしまう
電解コンデンサのハナシは、セラミックコンデンサでは成り立たないので、除去した。 それとは別に、圧電性セラミックが高校化学の範囲内なので、wikibooks化学へのリンクを追加。
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=== コンデンサの静電エネルギー ===
:(※ 未記述)
 
 
=== ※ 範囲外: 実際のコンデンサ ===
実際のコンデンサは、2枚の金属箔のあいだに紙を入れた物を使用する。
2枚の金属箔の片方が陽極につながり、もう片方の金属箔が陰極につながる。アルミコンデンサが、このような原理である。
 
つまり、
:金属箔|紙|金属箔
のようになっている。
 
 
さらに、実際のコンデンサは、この2枚の金属箔のあいだに紙を入れた物を、はさむように、両側に紙が加わる。そして、それらをトイレットペーパーのように巻く事で、小型化している。
つまり
:紙|金属箔|紙|金属箔|紙
 
のようになっている。
 
さらに、紙に電解駅をしみこませて電解紙(でんかいし)にすることで、電気容量を上昇させる工夫が、実際のコンデンサではされており、電解コンデンサという。
 
つまり、
:電解紙|金属箔|電解紙|金属箔|電解紙
のようになっている。
 
両側の電解紙( ここ!|金属箔|電解紙|金属箔|ここ! )がなぜ必要かというと、実物のコンデンサでは、これらの金属箔と紙とをトイレットペーパーのように巻くので、巻いたあとに両側の紙も、金属箔のあいだに位置するからである。
 
実用でよく用いられるアルミ電解コンデンサは、つまり
:電解紙|アルミ箔|電解紙|アルミ箔|電解紙
のような構造になっている。
 
 
電解液をもちいることで、本来なら、直流電圧の時には電流を流したくない紙のぶぶんにも直流電流が流れてしまうという、「漏れ電流」(もれ でんりゅう)という現象が発生してしまう。だが、多くの実用では、たとい「漏れ電流」という短所があっても、電気容量の向上という長所が求められる場合が多く、そのため、電解コンデンサが、電子部品などで、よく用いられている。
 
 
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しかし、他の用途で、これらの物質は産業に実用化されている。
 
チタン酸鉛やニオブ酸リチウムは、この物質に圧力をくわえると電圧が発生する事から、圧電体(あつでんたい)という素子として活用されている。(※ 『[[高等学校化学I/セラミックス]]』で「圧電性セラミックス」として圧電体を紹介。高校化学の範囲内である。2017年の現在では高校3年の選択化学(専門化学)の範囲内だろう。)
 
なお、これらの圧電体に、電圧をくわえると、物質がひずむ。
 
 
このため、圧電体に交流電圧を加えることで、圧電体が短時間で何回も周期的に振動することにより、圧電体の周囲にある空気も振動させる事ができるので、超音波を発生するための素子として、すでに実用化されている。