「学習方法/高校情報」の版間の差分

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→‎初心者のためのプログラミングの練習方法: なお、新しいコードの入力の際、たいていは、前のページで入力した前回のコードに近いコードなので、前回のコードをコピーペーストして
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どっちみち、細かい文法やコマンド名をせっかく丸暗記しても、年月が過ぎると、規格変更などによって文法の細部が変わっていくので、丸暗記は無駄になる。
 
== ※ 範囲外: 初心者のためのプログラミングの練習方法 ==
:(※ 本節の内容は、高校の範囲を越えてるので、練習しなくて良いです。高校卒業後の進学後などに、参考になれば、さいわいです。)
 
まず、上述したようにパソコンが必要です。
 
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この最初のコードを入力するときは、とりあえず、何も考えずに、入力してみてください。そして、書籍の指示にしたがった方法で、プログラムの書かれたファイルを実行してみてください。
 
たとえば、ある入門書のさいしょのコードで(※ 下記のコードの例は「C++」言語の場合)、(※ C++は高校範囲外なので、だれかJavaScriptなどのコードにおきかえてください。)
もし、エラーがなくプログラムが正常に実行されれば、書籍をそのまま次のページへと読み進んでください。
 
<pre>
#include <iostream>
using namespace std;
 
int main()
{
cout << "ようこそ!\n";
cout << "プログラミングの世界へ!\n";
}
</pre>
というのがあれば、それをそのままパソコンに入力して、プログラムを実行してみます。
 
まず、エラーがなく正常に実行できるようになるまで、コードを修正します。
 
ちなみに、これを実行すると、
<pre>
ようこそ!
プログラミングの世界へ!
</pre>
というふうに2行で表示されます。
 
 
しかし、ほとんどの初心者は、たいてい、なんらかの入力ミスをしている事が多く、そのため、ファイルを実行してもエラーが起きてしまうので、プログラムは(実行されずに)中断されます。
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エラーがあれば、書籍に書かれたコードをよく見ながら、コードを入力し直します。
 
もし、エラーせずにプログラムを実行できたのなら、すでにアナタは、入力したそのコードの仕組みを、だいたい分かっていますので、あまり深入りせず本wikibooksで説明するような、次のページを読み進めてください作業に移ります
 
「次の作業」とは、もし入力したコードが、エラーもなくプログラムが正常に実行されれば、
 
今度は、さきひど入力したコードをコピーして別のファイルをつくり、数分ほど、さきほど入力したコード中にある「ようこそ!」などの文章などを、自分で思うままに'''書き換えてみてください'''。(←これが重要です!!)
 
(書き換え前の書籍どおりのコードと、書き換え後の自分流のコードの2種類を、パソコンに保管しておく。)
 
上記のコードの場合なら、たとえば「\n」を省略してみたら、どうなるかとかを、自分流コードで試してみるのです。なお「\n」とは「改行する」という意味です。
 
じっさい、たとえばあるプログラミング言語で、さきほどのコードから「\n」を除いてみたコード
 
(コード)
<pre>
#include <iostream>
using namespace std;
 
int main()
{
cout << "ようこそ!";
cout << "プログラミングの世界へ!";
}
</pre>
 
を実行すると
 
(実行結果)
<pre>
ようこそ!プログラミングの世界へ!
</pre>
というふうに、改行されずに、1行でつづけて表示されるはずです。
 
 
あるいは、「ようこそ」を「おはよう」に書き換えてみて、
 
(コード)
<pre>
#include <iostream>
using namespace std;
 
int main()
{
cout << "おはよう!";
cout << "プログラミングの世界へ!";
}
</pre>
 
 
を実行すると
 
(実行結果)
<pre>
おはよう!プログラミングの世界へ!
</pre>
というふうに、表示が確認することを、たしかめると、良いでしょう。
 
 
いっぽう、コードの理解できない部分は、書き換える必要がありません。
たとえば
<pre>
#include <iostream>
using namespace std;
 
int main()
</pre>
が何なのかを理解できないだろうし、ここは、まだ書き換えなくても良いのです。
 
 
このように、
まずは書籍のコードを書き写して実行してみたあとに、正常に実行できるようになったら、
 
今度は、自分のコードを理解できる範囲で書き換えてみて、自分の理解を確かめください。
 
なぜ、わざわざ自分なりに書き換えてみてまで、自分の理解を確かめる必要があるのかというと、その理由は、将来、プログラミングの入力エラーを自分が起こしたときに原因を特定できるようにするために、今のうちに、いろいろと試してみて、どこを書き換えると、どう結果が変わるかを、確認しておく必要があるのです。
 
また、大学などに進学してプログラミング科目を習う場合の定期テストでも、定期テストでは授業であつかったコードがそのまま出題される事はないので、自分でコードを書き換えてみて確かめるようにしないと、そのプログラミング科目の定期テストの問題が解けずに不合格になってしまう可能性もあります。
 
なお、大学の場合、その授業の毎時間のさいごに、その授業のコードを提出する場合があるので、授業用のコードは書き換えずに、授業用コードを自分流コードにコピーペーストして、その自分流コードを書き換えてみて試行錯誤しましょう。
 
 
プログラミングの学習では、正解のコードを、覚えることは、けっして、学習の目的ではありません。そもそもコードは、無限のパターンがあるので、覚えようと思っても不可能です。
 
プログラミングの学習は、もしもミスのあるコードを書いてしまった場合に、そのミスを探し当てられるようになるために試行錯誤することが、学習の目的なのです。
 
さて、書籍での学習で、数分ほどの書き換えによるコードの試行錯誤が終わったら、書籍をそのまま次のページへと読み進んでください。
 
 
そして、また新しいコードが出てきたら、同様に入力してプログラムを実行してみます。なお、新しいコードの入力の際、たいていは、前のページで入力した前回のコードに近いコードなので、前回のコードをコピーペーストして、それをもとに、いまのページの新コードへと書き換えても、かまいません。
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裏をかえせば、コピーペーストをして入力作業を減らしてもエラーを起こさずに正常にプログラムを実行できるようなコードをすぐに書けるなら、すでにアナタは、そのページの新コードが、だいたい分かっているのです。
 
ともかく、コードを実行してみてエラーが出ても、エラーがなくなるまで直しましょう。もし、エラーがなく正常にプログラムが実行されたら、また次のページへと読自分流に書き換えを数分ほどして進めて、試行錯誤します。
 
それが終わったら、次のページへと読み進めます。
 
高校生の範囲なら、このような練習方法でも、充分です。