「GNOMEフレームワーク」の版間の差分

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「nautilus(ノーチラス)」のように、読みを併記。
GTKは、C言語など既存のプログラミング言語の上に、GTKをインクルードする仕組みを用いて、GTKは使用されます。 なので、まず、上記のコードを、C言語として保存してください。つまり、
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GUI要素を自由に配置できるgtk+ウィジェットとしてGtkFixedウィジェットがあげられます。このウィジェットはGtkContainerクラスを継承しており、いくつかの別のウィジェットをパックする事ができます。また、ウィジェット内でパックしたウィジェットの場所を指定することができます。GtkFixedを使ったサンプルとして次に例をあげます。
 
#include <gtk/gtk.h>
int main (int argc, char **argv){
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}
:[[画像:gnome_fixed.png]]
 
上の例ではGtkFixedウィジェットを作成しボタン、ラベルのウィジェットをGtkFixedウィジェット内に配置しています。このようにウィジェット内のどこにでも他のウィジェットを収納できるウィジェットがGtkFixedウィジェットです。
GTKは、C言語など既存のプログラミング言語の上に、GTKをインクルードする仕組みを用いて、GTKは使用されます。
 
なので、まず、上記のコードを、C言語として保存してください。つまり、拡張子が「.c」になります。
 
例えば、上記のコードを、テスト用のファイルという意味で「tesuto.c」で保存したとしましょう。
 
上記のコードを実行できるようにするには、まず、GTKの開発環境をインストールする必要があります。GTKの開発環境の機能は、コンパイラなどです。開発環境をインストールしておかないと、コンパイル自体が不可能です(コンパイルしようとしてもエラーになります)。GTKで開発されたアプリの実行環境と、GTKの開発環境は、別物です。たとえばリナックスのディストリビューションのひとつ Fedora には、GTKの実行環境が標準でインストールされており、そのため、多くのGTK(で開発された)アプリを動かせます。しかし、GTKの開発環境そのものは、Fedoraには標準ではインストールされていません。
 
そのため、たとえばOSがFedoraなら、GTKの開発環境をインストールするため、コマンド端末で、
sudo dnf install gtk3-devel
などのコマンドを実行して、GTKの開発環境(Fedoraの場合、「gtk3-devel」などの名前)をインストールします。(なお、「gtk3」の「3」は単なるバージョン番号。将来的にもっと高いバージョン番号になる可能性があるので、読者は適宜、判断してください。)
 
 
これをコンパイルするため、オブジェクトファル名がたとえば「obuje」なら、
gcc tesuto.c -o obuje `pkg-config --cflags --libs gtk+-3.0`
のようにします。「`pkg-config --cflags --libs gtk+-3.0`」などの設定をつける必要があります。この設定をつけないと、コンパイルエラーになってしまい、コマンド端末から「No such file or directory」(そのようなファイルまたはディレクトリはありません)などとエラー報告されてしまいます。
 
 
さて、のコードの例ではGtkFixedウィジェットを作成しボタン、ラベルのウィジェットをGtkFixedウィジェット内に配置しています。このようにウィジェット内のどこにでも他のウィジェットを収納できるウィジェットがGtkFixedウィジェットです。
 
実際にはgnome-panelの中でもGtkFixedウィジェットが使用されており、"オブジェクト"の配置を自由な位置に行うために役立っています。ただし、GUIを提供する以外に他の項目を設定するために、GtkFixedクラスを継承する形でウィジェットが提供されています。