「学習方法/高校地学」の版間の差分

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結局、大学も、税金をもらって研究してるわけですから(公立私立を問わず)、国政選挙の有権者である、親とか先祖の世代が、こういう、地学マニアを排する教育方針に納得してるのでしょう。
 
 
もっとも外部の社会から見れば、たとえば「じゃあ、大学での地学の公式の暗記にも、地学研究者以外になる人には、社会からすれば、たいして需要が無いんじゃないか? そんなに実用性を重視するなら、機械工学や電子工学でも教育すればよいだろ。そんなに観測装置の原理を重視するなら、その機器に用いられる機械工学や電子工学を教育すれば良いだろう。なのに、工学をあまり修めない。結局、地学の学会の趣味の、偏った知識だ。地学の学者が批判してる地学マニアと、五十歩百歩じゃないか?」とも思いが脳裏をよぎりますが、われわれウィキブックスの知ったことでは、ありません。だいたい、地学の学科なんて、日本の大学には、ほとんど、ありません。
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=== 大学の地学専門では、物理学の難解な数式が出てくる ===
大学で地学を専門的にあつかう学科では、物理学の数式が多く出てきます。それも、たとえば気体の流体力学などの、高校物理では習わない分野の何回難解な公式が、多く出てきます。(なお、高校でも工業高校などで、液体の流体力学については、簡単な場合を扱う。)
 
ほかにも、地盤や岩盤の強度の計算なども、あるかもしれません。
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べつに、地学の専攻だけに限らず、化学を専攻する学科でも、物理の教育時間は不足しています。たとえば化学では、古典物理すら、まだ身についていない学生に、量子力学にもとづく量子化学の理論を教えます、このように、理学系の学科では、必要な公式を理解させるまでの時間が、かなり不足しています。それらの分野の基礎になる物理の時間が、足りてません。
 
さらに、地学では、こういう公式の理解のための時間不足についての大学の対応が、ほとんど考えられておりません。そもそも大学に地学科のある大学自体が少ないです。また、高校側でも、高校地学では、物理的な数式を駆使した解析が乏しいため、高校側の進路指導などでも、説明不足なのかも、しれません。
 
== 脚注 ==