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理系は文系と比べて必修科目が多い傾向にありますので、専門外の科目を履修するには限度があります。この現状は広く教養を身につけるという観点では不適切なのですが、修士までのわずか6年間で高度な専門教育をしなければいけない中ではしかたないのかもしれません。
 
 
=== 第二外国語について ===
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* スペイン語やイタリア語やポルトガル語など
スペイン語やイタリア語やポルトガル語なども、文法が複雑です。イタリア語はラテン語の影響があったりして興味ぶかいかもしれませんが(ラテン語は中世では学問の共通語だった)、しかしイタリア語の習得には時間が掛かり、理系学生には負担が大きいでしょう。
 
 
* 中国語
漢字を使用するのでとっつきやすいですが、発音は難しいといわれます。もっとも、定期テストに限るならば筆記試験にはスピーキング問題は出せないわけですが。なお、大学によっては、理系の学部では、中国語が履修不可能の場合もあります。日本の科学の世界では、あまり中国語を使う機会が無かったからです。これからの時代は多くの人口を抱える中国に進出することがビジネスチャンスになる、ということで学生への人気が高まっていますが、そこまで使えるレベルでものにするのはかなり難しいでしょう。
 
 
== 学習の仕方 ==
大学での学習は高校までのような「受験」を意識したものではありません。各自がそれぞれ身につけたい内容を学ぶものです。したがって、科目によらない普遍的な学習のコツがあるわけではありません。基本的には、それぞれの科目のシラバスや授業内での指示に従って学習することになります
各自がそれぞれ身につけたい内容を学ぶものです。
 
注意する点として、入学してから四年後(留年しなければ卒業年度)の成績は、進級基準に考慮されません。
 
つまり、どんなに4年後に学力が高くても、1年生のときに合格科目が足りなければ、留年になります。
 
 
では、どう学習すればいいかというと、基本的には、それぞれの科目のシラバスや授業内での指示に従って学習することになります。
 
 
出席を重視するか否かも授業によります。傾向としては、日本の多くの理系大学では、多くの科目で、出席を重視します。
 
どういうことかというと、例えば、定期試験における不合格者への救済措置として、合格点より数点少ない学生などに、授業中の小テストなどの点数を加味して加点して合格にする場合がありますので、なるべく出席をするのが有利です。
 
 
出席を重視するか否かも授業によります。これも、すべての科目において出席が必須となる高校とは大きな違いといえます。傾向とただては、数学の授業は出席を取らないことが多いです。講義を聴いているかいないかなどどうでもよく、数学の内容を身につけたかつけていないかを重視したい、ということのようです。対照的に、実験実習の科目は(授業の性質上当然ですが)出席していないのに単位が取れるということはまずありえません。
 
 
また、試験は、慣習として、授業で紹介した話題から、試験問題は出題されます。
 
大学入試とは違って、授業で紹介されてない話題を出題する事は、大学学部の定期試験では、ほぼありません。
 
 
理想的には、たとえ大学で習っていない事でも、自発的に学術書などで、どんどんと勉強することは奨励されるべきでしょうが、しかし残念ながら日本の大学の現状では、そうなっていません。
 
現在の理系の大学では、大学で習っていない事を自発的にどんどんと勉強すると、試験対策の時間が足りなくなる場合があり、留年などの危険性が高まります。
 
出席を重視するか否かも授業によります。これも、すべての科目において出席が必須となる高校とは大きな違いといえます。傾向としては、数学の授業は出席を取らないことが多いです。講義を聴いているかいないかなどどうでもよく、数学の内容を身につけたかつけていないかを重視したい、ということのようです。対照的に、実験実習の科目は(授業の性質上当然ですが)出席していないのに単位が取れるということはまずありえません。
 
=== 履修の順序 ===
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また、せっかく高学年の難度の高い科目を履修しても、就活のさいの企業側には、その科目の難度は分かりません。
 
 
難関科目に挑戦したあげく、不合格になり、他科目の勉強時間も失ってしまって他科目も不合格になり、留年してしまっては、就活で不利になります。
 
企業側からは、まったく、その科目の難度は分かりません。
 
また、もし志望企業に企業に大学OBが居ても、OBの学生時代とは科目担当の教授が別人物に変わっていることもあり、科目の難度も違っています。
 
大学のカリキュラムは、数年で頻繁に変わるので、企業側が内情を把握するのは無理なのです。
 
ともかく、なるべく低学年むけの、簡単な科目から、履修していってください。