「大学生活ガイド/理系」の版間の差分

== 教養部廃止の混乱 == かつて80年代後半ごろまで、日本の大学には「教養部」という課程があり、1〜2年生の時には数学や理科や語学を中心に勉強し、3年から専門科目を教える、という時代
(== 教養部廃止の混乱 == かつて80年代後半ごろまで、日本の大学には「教養部」という課程があり、1〜2年生の時には数学や理科や語学を中心に勉強し、3年から専門科目を教える、という時代)
== 教養部廃止の混乱 ==
かつて80年代後半ごろまで、日本の大学には「教養部」という課程があり、1〜2年生の時には数学や理科や語学を中心に勉強し、3年から専門科目を教える、という時代がありました。
 
90年代に入り、教養部が廃止され、入学1年目から専門科目を教えるようになりました。かつて教養部で教えていた数学や物理などは、「教養課程」の「自然科学分野」という科目グループに分類され、1年生から教えています。
 
 
この教養部廃止による科目改組の際、本来なら、1年から専門科目の負担が増えたぶん、数学や理科や語学の学習負担を減らす必要があったのですが、しかし理系の大学の多くでは、そのような改革がされずに、負担の過大になったカリキュラムが放置されている場合が多くあります。
 
例えば、数学のカリキュラムは、教養部の時代のまま(線形代数 + 偏微分・重積分)の負担どころか、さらに学習内容(+ 離散数学)が増えています。物理や化学なども同様です。
 
なのに、上記の数学や理科に加えて、1年生から、材料力学や電磁気学(教養レベルではなく専門科目レベルの電磁気学)を教える、というアリサマです。
 
 
文科系の大学では、教養部廃止にともない、語学・数学や理科・社会などの負担軽減があったのかもしれませんが、しかし理系では、そのような改革が行われませんでした。
 
このため、現在、大学1年生が普通に5教科をバランスよく勉強しようとしても、学習時間が不足がちになり、不合格になる事もあります。
 
しかたなく、学生は防衛上、なるべく、合格のラクな科目を優先的に、選択履修する必要があります。
 
困ったことに、文部省などが、このような理系大学の問題を認識しておらず、過大負担なカリキュラムを是正せずに放置しています。
 
 
== 履修科目の選択 ==
大学では、必修科目のすべてを履修するとともに、選択科目を規定の単位数以上履修する必要があります。選択科目のどれを何単位履修すべきか、という規定を自分でよく理解し、その規定に沿うように選択する必要があります。科目ごとの単位数は明示されているはずですが、授業時数が同じならば異なる科目でも同じ単位数を取得することになるのが普通です。つまり、むずかしい科目に合格しようが、簡単な科目に合格しようが、授業時間の量が同じなら、合格でもらえる単位数も同じということです。
 
=== 第二外国語について ===
理系では、大学で第二外国語が必修の場合もあります。(大学によっては、必修でない場合もある。)
多くの大学で第二外国語が必修です。何語を選択するかについて、理系の読むべき文献は英語以外ではドイツ語が多い、ただし数学ならフランス語が多い、いやこれからビジネスに役立つのは中国語だ、などいろいろと言われることがありますが、特に理系の学生の場合、第二外国語が使えるレベルでものになることはほぼ期待できませんので、好きなものを履修すればよいです。どうせ、たかが学校で週に2時間程度習ったくらいでは、流暢な語学なんて身につきません。
 
多くの大学で第二外国語が必修です。何語を選択するかについて、理系の読むべき文献は英語以外ではドイツ語が多い、ただし数学ならフランス語が多い、いやこれからビジネスに役立つのは中国語だ、などいろいろと言われることがありますが、特に理系の学生の場合、第二外国語が使えるレベルでものになることはほぼ期待できませんので、好きなものを履修すればよいです。どうせ、たかが学校で週に2時間程度習ったくらいでは、流暢な語学なんて身につきません。
 
英語ですら、中学高校あわせて6年間も学んでも、なんとか英語文献を読めても、自分で英語で書いたり話したりするとなると、とても難しいのです。ましてやドイツ語やフランス語なんて、まず、書いたり話したりするようになれるのは絶望的です。また、せっかく第二外国語をより深く習得しても、実用性はかなり限定的です。
 
 
もし、それなりに身につけようとすると、学習にかなりの時間が掛かるので、必修科目でないのなら、なるべく履修しないほうが安全である。(いちおう、試験対策のための最低限の勉強だけしても単位は取れるだろうが、あまり精神衛生的に、よくない。)
 
 
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