「大学生活ガイド/理系」の版間の差分

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=== 大学教育の理想は1990年代前半に破綻しました === かつて、大学の学習で重要な事は、「知識獲得の速さではなく、理解の深さ」と言われました。 しかし残念ながら、現在の日本の理系の
また、定期テストの後の復習は、評価されません。大学受験ではありませんので、定期テスト本番(あれば追試)で合格点を取らないと、どんなに勉強熱心に復習をする人でも、不合格と
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=== 総論 ===
大学での学習は高校までのような「受験」を意識したものではありません。
各自がそれぞれ身につけたい内容を学ぶというが、大学教育の建前とされています。
 
注意する点として、入学してから四年後(留年しなければ卒業年度)の成績は、進級基準に考慮されません。また、大学院の入試問題を解く能力は、学部の各学年(1〜3年)の進級基準および卒業基準には、まったく考慮されません。
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つまり、どんなに入学4年後に学力が高くても、大学院入試問題が解けても、もし1年目のときに合格科目が足りなければ、入学1年後には留年になります。
 
また、定期テストの後の復習は、評価されません。大学受験ではありませんので、定期テスト本番(あれば追試)で合格点を取らないと、どんなに勉強熱心に復習をする人でも、不合格となります。
 
悪くいうと、極端なハナシ、現状の大学では、履修科目だけを勉強していれば、済んでしまい、前学年の履修科目の復習はする必要がありません。むしろ、履修してない前学年の科目の復習をすると、現在履修中の科目の勉強時間が不足してしまい、そのせいで不合格になってしまう可能性が高まります。
では、どう学習すればいいかというと、基本的には、それぞれの科目のシラバスや授業内での指示に従って学習することになります。
 
あまり理想的ではない状況ですが、しかし現状として、現在の理系の大学では、このような状況が放置されており、そのうえ問題点として認識すらされていなかったり、また、改善運動の機運なども、ありません。
 
 
では、どう学習すればいいかというと、基本的には、履修中の科目を優先的に、それぞれの科目のシラバスや授業内での指示に従って学習することになります。